CS放送の映画専門チャンネルであるカミングスーン・ティービーが運営する人気総合映画ポータルサイト「COMIN’SOON TV.web」。今回は同サイトの総合プロデューサーである林裕人さんにお話をうかがいました。


■サイトがスタートしたのはいつごろですか?
林「もともとカミングスーン・ティービーのサイトというのは1999年のはじめくらいから立ち上がっていたんですが、2000年からカミングスーン・ティービーとリクルートさんの「ISIZE MOVIE」のダブル・ブランドで運営することになりました。その後、2002年にリクルートさんが撤退されて、「ISIZE MOVIE」のコンテンツ内容を継承する形でカミングスーン・ティービー単独での映画サイトがスタートしたという流れになります」


■なるほど。当初と現在では大きく変化されたと思いますが、具体的にはどう変わっていったんですか?
林「今のフォーマットになったのは2003年からなんですが、もともとはカミングスーン・ティービーに集まってくる映画の予告編をメインに紹介していたんですね。そこに「ISIZE MOVIE」の特色だった“コミュニティー的要素”、例えば「映画言いたい放題」というコーナーなどがそうなんですが、こうしたカラーが加わってサイトのベースができ上がりました。そして次に記者会見などを紹介する「NEWS & PRESS」のボリュームを増やしたり、動画中心に新作DVD紹介する「DVD New Arrival」といった新しいコーナーを追加していって現在に至っているという感じですね」


■そういった経緯のなかでも一貫してきたことは?
林「最初から一貫しているコンセプトというのは、“全網羅”っていうことです。とにかく公開されている作品はここにくれば全部検索できるということは念頭においています。全国約2500スクリーンの上映スケジュールも自分たちで調査して配信していますし」


■ユーザーは男女どちらが多いでしょう? また、人気のコーナーは?
林「ページビューは月間平均で200万くらいで、メインユーザーは6:4で女性です。ただ、プレゼントでみると7:3くらいで女性が多いんですが、映画の感想などを書き込む「映画言いたい放題」だと男性の方が多い傾向があって、男女で使い分けているのかなあなんて思ったりもします(笑)。そのバランスを考えると、ユーザーの方が書き込みをするところ以外ではあまりこちらからの主張は入れず、サラっとした作品紹介の仕方をしていますね。特に人気が高いコーナーは「NEWS & PRESS」やプレゼントです」


■今後の展開として考えられていることは?
林「実はこの秋にリニューアルをする予定でいるんですが、今後は「NEWS & PRESS」や「DVD New Arrival」などのコーナーを大きくフィーチャーしたり、今以上に特集という形での作品紹介を増やしていく予定です。それとブログを開設するなど、コミュニティーカラーももっと打ち出していきたいと考えています。最初は動画配信を中心としたシンプルな構成からはじまって情報満載の総合映画ポータルサイトへ成長してきたんですが、今後は“動画”“コミュニティー”、そして“企画記事”の3本柱で展開していければって思っています。みなさん、期待してくださいね!」


COMIN’SOON TV.web:http://www.cs-tv.net/



林裕人(ハヤシ・ヒロト)さんプロフィール
大量の眼鏡コレクションを所有するコンテンツ・プロデューサー。お気に入りは、横山やっさんばりの黒ブチ眼鏡。口ぐせは「(眼鏡を頭に乗せて)めがね、めがね~」。
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