今回は携帯ニュース情報総合サイト「The News」内「シネマWorld」を担当されている、株式会社ニュース・サービス・センターの青木奈々子さん、株式会社東京通信の出下浩司さんにお話をうかがいました。


■このサイトがスタートしたのはいつ頃ですか?
青木「このサイトは、おととしの9月にスタートしたものです。当時は、現在もコンテンツとして続いている『特集』も動画とテキストで配信していましたし、かなりボリュームのある内容でした。」
出下「スタート当時は、モバイルの立ち位置に不明確な部分も多くて、媒体としての独自性を出すために、いろいろなことにチャレンジしていました。その試みの一つとして、通常の映画の予告編以外にも、特別映像の素材を使って番組風に作り込んで配信をしていました。でも、そうすると作品によっては使用規制が厳しく、掲載できる情報量に差ができてしまいます。そこで、統一性を持たせるために試行錯誤するうちに、今のような形態へと移行していきました。」


■それで、今のようなスタイルが確立されたのですね。中でも、特に人気のあるコンテンツは何ですか?
青木「1番人気があるのは、週に2回更新している『Showbizニュース』です。次に人気があるのはDVDや劇場映画の情報を紹介する『読む映画(コラム)』ですね。『シネマWorld』のユーザーには、動画よりテキストベースのものが好評のようです。読み物として、とても楽しんでいただいていると感じています。」
出下「読み物がユーザーの方に好まれているのは、『読む映画』などのコラムに映画ライターを起用し、読み応えのある記事を掲載しているからかもしれません。それに加えて、例えば『特集』で扱った作品に出演している俳優の過去の作品を『読む映画』で取り上げるなど、特集とコラムの連携も心がけています。」


■なるほど。モバイルで情報が充実しているという特性を考えると、移動中のビジネスマンの方の利用も多そうですが、メインユーザーはどの辺りの層ですか?
青木「メインユーザーは25歳~35歳くらいが中心で、『シネマWorld』に関しては女性の方が少し多くなっています。ただ、『シネマWorld』のコンテンツが入っている『The News』全体で見ると、男性ユーザーの方が多くなります。それは、政治・経済などの硬派なニュースも多く掲載されているからのようです。いずれにしても、『The News』は大きな媒体なので、そのトップページを訪れた方の中から、少しでも多くの方が、この『シネマWorld』を見てくれれば、と思っています。」


■そうですね。「The News」が「シネマWorld」への入り口になるのは素晴らしいことだと思います。それでは最後に、今後の展望を聞かせてください。
青木「今後は、まず機能の充実を図りたいと考えています。具体的には、映画館の検索や、タイムテーブルを調べることができる機能を付ける等して、実際に映画を観に行くというアクションに繋がるような、『使えて楽しめるメディア』にしていきたいです。ちなみに、その一歩はもう始まっていて、『読む映画』で紹介されたDVDの作品はTSUTAYA onlineとの提携で、その場で購入可能になっています。」
出下「『シネマWorld』では扱う作品も、あまり先の公開作品ではなくて、その週末か、その次の週末に公開される作品を紹介するようにして、携帯という媒体の特性であるタイムリーさを大切にしています。それは、ユーザーが実際に映画館へ足を運ぶという行動を引き出すための工夫でもあります。さらに『特集』や『コラム』、他のコーナーとの連動性も高めていき、その場だけで完結するのではなくて、実際の行動に繋がっていく、広がりのあるサイトにしていきたいと考えています。充実した情報が楽しめますので、ぜひ一度アクセスしてみてください。」


■「シネマWorld」へのアクセス方法
「シネマWorld」:
URL入力の場合
http://guinness.mwjp.jp/?page=485

i-modeの場合
「メニュー」→「メニューリスト」→「天気/ニュース/情報」→「ニュース」→「The News(無料)」

auの場合
「トップメニュー」→「カテゴリーで探す」→「ニュース・天気」→「ニュース」→「The News」

vodafoneの場合
「ボーダフォンウェブ」→「メニューリスト」→「天気/ニュース/経済」→「国内ニュース」→「The News」

●青木 奈々子さんプロフィール
某カジュアル衣料小売店勤めからeコマースの世界へ転身し、その時のモバイルインターネットの経験を活かし現在は携帯公式サイト「The News」の編成に従事している。映画をより多くの人に観て欲しいという熱い思いを胸に「シネマWolrd」の編成に燃えている。

●出下 浩司さんプロフィール
大学卒業後、海外へ留学。帰国後、CM製作プロダクションでインターンを経て、広告代理店・株式会社 東京通信に入社。映画関連、また一般企業の広告代理業に従事している。
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