TEXT BY はせがわいずみ(FEATURE PRESS)


撮影直後、立入禁止 となった会場向かいの 大学駐車ビルから
(Photo by:Andi Doe)

人垣の上から、会場入り口
(Photo by:Andi Doe)

取材陣もドレスアップ。
マスコミ入口で通用 するのはアカデミー発行 のパスのみという厳重さ
(Photo by:Andi Doe)

 投票用紙が消え、オスカー像が盗まれ、会場前には中絶問題を扱った映画「The Cider House Rules」に対して中絶反対グループがプラカードを持って現れるなど波乱続きの第72回アカデミー賞授賞式が、26日夜、ロサンゼルス市内のシュライン・オーディトリアムで行われた。結果は、もうご存じだろう、アメリカン・ビューティーが5部門制覇の圧勝となった。


 さて、アカデミーの授賞式は、ドロシー・チャンドラー・パビリオンとシュライン・オーディトリアムで順番に開催される。今年はシュライン・オーディトリアム。ちなみに来年は、チャイニーズシアターに隣接して建設中のハリウッドの新名所で開催予定だ。シュライン・オーディトリアムは、ジョージ・ルーカスなど数々の映画人を輩出してきたことで有名な南カリフォルニア大学に隣接している。治安の悪いダウンタウンやサウスセントラルに近いので、泊まり込みで並ぶのはちょっと勇気のいる所。でも、熱狂的ファンは、そんなのお構いなし。今年も泊まり込みで、沢山の人が頑張った。

 さて、私は当日、ファンに混ざって会場に行ってみた。集まった人々は、通りをはさんだ大学のキャンパス沿いに、幾重もの人垣を作っていた。木に登って見る人までいる。記念Tシャツを売る人も現れた。「15ドルだよ~」という売り言葉に「さっき10ドルって言ったよ」という買い言葉。そうこうしているうちに、続々とリムジンが…。

木に登る人々。 まだ、始まるまで 3時間もあるのに、 大丈夫か?!
(Photo by:Andi Doe)

 授賞式が終わるとパーティータイム。スターたちは夜を徹してどんちゃん騒ぎを繰り広げる。パーティーはロサンゼルス周辺のあちこちで開かれる。アメリカン・ビューティーの作品賞ゲットを予想していた私は、先回りして同映画の製作会社、ドリーム・ワークスのパーティー会場スパーゴに行ってみた。まだ式の最中だというのに、30社近くのマスコミがスタンバっているではないか!

 式も終わり、スターたちが街へ繰り出し始めた。もうすぐだ…。でも、待てど暮らせど…来た!ポーラ・アブドゥルだ。なんと、柵を越えてサインに応じてくれた。そして、クリストファー・ロイド、ショーン・ヤング(彼女も柵を越えてサインをしてくれた。いい人だ。ちょっと厚塗り気味だったけど、綺麗だったよ)、ヴァル・キルマー…受賞作に関係ない人たちが続々と会場入りする。と、娘の手を引いてスピルバーグが来た!あっ、ミーナ・スヴァリ。ソーラ・バーチ。ピーター・ギャラガーと、アメリカン・ビューティーの面々が到着。そして!!ケビン・スペイシーだ~!!!2つ目のオスカーを高々と掲げ、悠々と、上機嫌で現れた。笑顔もピカイチなら、取り巻きの数もスゴイ! こうしてゴールデンナイトの夜は更けていった…。


Tシャツ売りのお兄さんは
恥ずかしいからと
顔を隠してしまった
(Photo by:Andi Doe)

ドリームワークスのパーティ会場
に娘の手を引き現れた
S・スピルバーグ
(Photo by:Andi Doe)

ポーラアブドゥル


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