TEXT BY フィーチャープレス 岩下慶一

 「ハリウッドお宝ショッピング」

 ゴールデンウイーク近辺は、日本人観光客で賑わうハリウッド、チャイニーズシアターからコダックシアターまで、見どころはたくさんあるけれど、今回は取っておきの秘密の場所を紹介しよう。題して、ハリウッドお宝ショッピング。
 行ったことのある人なら分かると思うが、ハリウッド界隈はみやげ物店がひしめき合っている。ごく普通のTシャツ・小物の類を売る店から、怪しげな衣装やパーティーグッズの店、そして、なぜハリウッドにあるのか良く分からないのだが、エッチなグッズを扱うアダルトショップまで様々。このいかにも怪しげな感じがハリウッドの醍醐味でもあるのだが、やはりここは映画の都、種々雑多な店に混じって映画ファンの心をくすぐるレアアイテムを売っている店がぽつりぽつりと点在している。今回はその中の幾つかを紹介しよう。本当は自分だけの秘密にしておきたかったのだけれど…。
 一口にレアアイテムといっても、置いてある商品はさまざま。昔の映画のパンフレットから、映画の予告編のフィルム(35ミリの本物)、プレミアの時のプレスキット(報道関係者向けに作られた資料)など、普通は市場に出回らないものだ。特にプレミアプレスキットはアメリカのコアなファンの間では結構人気らしい。これらの店が結構高値で引き取ってくれるので、プレミアで貰ったこれらのキットを店に売り飛ばしてしまう映画関係のライターも多いらしい。
 あと、人気が高いのがスターのサイン入り写真。これは50ドルくらいから高いものでは数百ドルまでさまざま。死んでしまったスターの物などは数千ドルする事もある。
 さて、これらのお宝グッズを扱うショップだが、これらの店はどちらかというとハリウッドのメインストリートのはずれに存在している。ちょっと見にはぱっとしない古い店であることが多い。この辺も実に雰囲気があっていいじゃありませんか。

そんな店の一つ、BOOK CITY COLLECtableS は結構有名な老舗。今は絶版になった写真集から映画関係の本まで、映画関係の本の専門店である。ただ、値段もそれなりに高い。マリリンモンローの伝記の初版本から、絶版になった写真集まで、マニアにはたまらない品が目白押し。有名映画監督も立ち寄るそうです。ハリウッドに来たら要チェック。(6631 Hollywood)
ブックシティー:古きよきハリウッドの佇まいを今に残すブックシティー
 お次は、アニメやアメコミのグッズを集めたHOLLYWOOD TREATS。平たく言うとおもちゃ屋さん。しかし、その品揃えはなかなかすごい。日本ではなかなか手に入らない映画のヒーローのフィギュアなど、マニア垂涎の商品が目白押し、らしい。

僕にはそのすごさが良く分からないのだけれど、一度日本のコレクターを連れてきたら、5万円分くらい買い物をしていきました。う~ん、良く分からん。(6513 Hollywood)
ハリウッドトリーツ:玩具関係の品揃えはすごい。
 最後に、スターのサイン入りの写真を売っているとっておきのお店を紹介しよう。スターのサイン入り写真では恐らくここが一番充実しているのではないだろうか。古きよき時代から最先端のスターまで、その数数百点。値段もピンからキリまであるので、一度覗いてみる事をオススメします。意外に安いものもあったりして、僕が行ったときはデニーロのサイン入りブロマイドが100ドルくらいだった。

この店はあまりマスコミに登場したくないという事で、店の名前と住所はNG。う~ん残念だ。しかし、先に紹介したハリウッドトリーツから東に200メートルほど行った所なので、すぐに発見できると思う。
ヒミツのブロマイド屋:ハリウッドトリーツと同じ並びなのですぐ分かる。
 さて、これらのお宝グッズの店だが、実を言うと近頃絶滅の危機に瀕している。それというのも、お宝グッズを店に持ち込む代わりにヤフーオークションを使って自分で売り飛ばしてしまう人が増えたためだ。ヤフオクが一般的になる前は、これらの店は僕が知るだけでも10件くらいはあったのだが。つい最近も老舗のコレクター店が閉店してしまったばかり。なんだか寂しいが、これも時代の流れだろう。ハリウッドを訪れる機会があったら一度是非足を運んで欲しい。こういう店は値切って買うのが常識。ちょっと高いなあ、もう少しまけてくれませんか、じゃあしょうがない、30ドルにしとこうか、なんてやり取りができるのも、こういう店の醍醐味なのだ。
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