TEXT BY 伊藤秀隆(監督/プロデュース/脚本)

 ハリウッドを観光しよう! その2(癒し系)

 「ハリウッドを観光しよう!」の第2弾ということで、今回もガイドブックにはあまり載っていないハリウッドの穴場をご紹介しよう。

 観光というと、ツアーなんかに参加して次々に名所を訪れる、というのが普通。あちこち忙しく見て回るよりも、一つの場所でゆっくり過ごすのも悪くない。カフェで読書をするとか、公園で草むらの上に寝そべるなんて日があったほうが、本当の意味で街の雰囲気を実感できるのではないかと思う。というわけで、今回はそんな癒し系スポットを紹介しよう。
 まずは、ビバリーガーデンズパーク(along the north side Santa Monica Boulevard through the city of Beverly Hills, CA. / (310) 271-8174)。ロデオドライブの近くにある不思議な形の公園だ。毎年6月に行われる「ビバリーヒルズフードフェスティバル」を始めとする様々なイベントが行われることでも有名な場所。2ブロックにわたる青い芝生、香り漂うバラ園、綺麗な石で形作られたベンチ、そしてユニークな形のサボテンが植えられているサボテン園。辺りは静かで、木々の揺らぐ音を聞いていると、とても心が休まる。ここはホントにハリウッド? という感じである。
Garden:賑わったハリウッドもいいが、のんびり過ごすのもありかも? 警察が近いので昼間なら安全面も問題ない。
 1997年にジミー・スチュアートの葬儀が行われたことでも知られているGood Shepherd 教会も、公園の南側に荘厳で落ち着いた雰囲気を漂わせて立っている。また、公園の中心にある伯爵と犬のブロンズ像も有名だ。ある銀行家が第1次世界大戦時に戦死した息子の死亡場所を探してフランスに赴き、息子が死んだ場所にあった弾丸で穴だらけのブロンズ像を発見する。それを買い取り、アメリカに持ち帰って、この公園に建てたそうだ。平和そのものの公園にたたずむブロンズ像には、父親の息子に対する様々な思いが込められているのだろう。
 続いてご紹介するのは、Hollywood Athletic Club (6525 Sunset Blvd Hollywood, CA / (323) 462-6262)。この古き良き時代のハリウッドを髣髴とさせるアールデコ様式の建物には、最新の照明設備が完備された1500人を収容できる大きなダンスホールとビリヤード場、そしてプールが完備されている。1924年にチャイニーズシアターやエジプシャンシアターを建てた建築家による建設で、当時、ロスで一番背の高い建物だったようだ。現在は、一般公開されていないがコンサート会場、映画やコマーシャル、ミュージッククリップのロケ場所として活用されている。
Club:スターたちのプライベートパーティーというものにも、チャンスがあれば参加してみたいかも?
 ビリヤード場に関しては、キアヌ・リーブスやジョージ・クルーニーといったハリウッドスターたちが集まり、プライベートパーティーを行いながらビリヤードを楽しんでいるそうだ。

 単にツアーに参加するだけではなく、自分のペースでオリジナルの観光プランを立てるのもまた楽しいものだ。もしかしたら、何か出会いがあるかもしれないし……。でも、安全には十分気をつけて観光してください。
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