TEXT BY 尾崎佳加

 米紙「ハリウッド・リポーター」、第14回「最も稼ぐハリウッド女優」発表!

米エンターテインメント誌「ハリウッド・リポーター」が、毎年恒例のパワーランキング「Women in Entertainment Power 100(ウィメン イン エンターテインメント パワー 100)」を発表した。
同誌のリストは、毎年ハリウッドのエンターテインメント業界で活躍する女性たちを100人紹介する人気の格付け特集号。この中から、映画出演料の最も高かった女優を抜粋すると以下の面々の名が挙がった。
まず、オスカー女優なのにリスト入りは今年が初めてのシャーリーズ・セロンは10位にランクイン。ドラマ以外にも『Aeon Flux(イーオン・フラックス/原題)』のような超SF大作へと演技の幅を広げるセロンは、映画一本あたり1000万ドル(約12億円)のギャランティーを稼ぐと推定されている。続いて9位はスクリーン出演に積極的な取り組みを見せ始めたジェニファー・アニストン。推定出演料は900万ドル(約11億円)で、長者番組『フレンズ』の契約金に比べるとやや少ないかもしれないが、これからの飛躍に期待がかかる。
8位はこれまで目立った活動がなかったが『フライト・プラン』で返り咲きしたオスカー女優、ジョディー・フォスターが滑り込みイン(推定報酬1000万~1200万ドル(約12億~14億円)/作品)。7位~5位にはレニー・ゼルウィガー、アンジェリーナ・ジョリー、キャメロン・ディアス(推定報酬1000万~1500万ドル(約12億~18億円)/作品)が名を連ねた。昨年の同ランキングでは1位に輝いたディアスはかなり後退してしまっているが、ヒット作に恵まれているレニー・ゼルウィガー、最新作『Mr.& Mrs.スミス』が好評のアンジェリーナ・ジョリーは着実にトップ女優の道に向かって歩を進めている。
続いて4位~3位にランクインしたのは、ドリュー・バリモア&リース・ウィザースプーン(推定報酬1500万ドル(約18億円/作品)。ロマンス、コメディーにアクションと何でもこなす多才なバリモアと、2007年まで出演作が決まっているウィザースプーンの需要の高さを裏付けた数字となった。
3位に約2億の差をつけ2位に輝いたのは、ニコール・キッドマン(推定報酬1700万ドル(約20億円/作品)。チャーミングな役どころやシャネルの香水キャンペーン契約など、ハリウッドビューティーの名声をほしいままにするキッドマンが出演すれば、作品のヒットは約束されたようなもの。20億円は決して高くないのだ。
そして、2005年の出演料最高額を打ち出したのは、昨年に引き続いて1位に君臨し続けたジュリア・ロバーツ2000万ドル(推定報酬約24億円/作品。昨年はロバーツ&ディアスがダブルでトップを飾った。ロバーツは今年、出産期間で女優業は休んでいたはずだが、2000万ドルを超える契約を結ぶ女優が現れないために連続首位を守ったのだろうか。 ロバーツが活動を再開する来年、どれほどの契約金が支払われるか楽しみである。
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