DVDの用語(1)

 今回はちょっと趣向を変えて、最近普及してきているDVDで良く使われているけれども、実際どういう意味なのか? というような用語にスポットをあててみたいと思います。実は、初めて聞くと「???」という用語が、DVDでは当たり前のように使われているのです。

 まだDVDプレーヤーを持っていないという方もいらっしゃるかとは思いますが、先週2月22日(金)にX-BOXも発売されたことですし、今後DVDの普及が更に進んでいくかと思われますので、知っておいて決して損はないと思います。

 まず、DVDを初めて購入してみて良く分からないであろう言葉として、音声で良く使われる“5.1chサラウンド”という言葉ではないかと思います。この音声の5.1chサラウンドというのは、「5.1chのサラウンドシステムを有している方にとって、もっとも効果的な音響効果を得ることができるよう、音声データが収録されていますよ」ということを意味しています。
 この場合の5.1chサラウンドシステムとは、テレビに付いているスピーカー以外に、フロント(前方)に左中右と3つのスピーカー、リア(後方)左右に2つ、そして重低音専用のサブ・ウーハー・スピーカー1つ(但しこれは0.1chと考えます)という、5+0.1chのスピーカーで構成されるシステムのこと指します。これはつまり、映画館に近い臨場感・迫力をホームシアターとして味わうことが出来るということなのです。

 5.1chサラウンドシステムが無い場合には、テレビ備え付けのスピーカーからのみ音が出るという形になります。それでも迫力は十分にありますが、5.1chのサラウンド効果と聞き比べてしまうと物足りなく感じてしまうことは間違いありません(もっとも5.1chで収録されていても全てが効果的という訳ではありません。しかしやはりアクション映画などに対して、5.1chは非常に効果的です)。

 ちなみに最近では5.1chサラウンドDTSという音声も収録されることが多くなってきました(通常は5.1chサラウンドドルビーデジタルです)。このDTSとは劇場でも使用されている音響システムになりまして、以前この豆知識の中でも紹介したデジタル・シアター・システムのことを指します。

 ドルビーデジタルとの違いは、ドルビーデジタルより低圧縮率で音声データを収録できるので、より高音質で音声を再生することができるということにあります。ですから音楽などが良い映画では非常に効果があるといえると思います。
 ただ、このDTSを再生するにはデコーダーなど特別の機器が別途必要になってくるので、DVDプレーヤーしかない場合には再生しても音声が出ないということがあり、注意が必要です(ちなみに2.0chという表示の場合にはいわゆるステレオでの再生と考えて下さい)。

 尚、これらの更に進化形として、最近一部のソフトにリア中央にもうひとつスピーカーを増やした6.1chドルビーデジタルEXという音声を収録したものも出てきました。これは『スターウォーズ・エピソード1 ファントム・メナス』('99)から劇場で採用され、ドルビーサラウンドEXの家庭版という位置付けになるそうです。

 勿論、家庭のこうした画面では劇場上映の臨場感を再現することは出来ませんが、音響面では年々かなりの進歩を見せています。しかし、これだけの音響設備を自宅で用意するのは、現在の日本の住宅事情ではかなり難しいですね。(次号に続く)
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