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　JESSE BRADFORD

　大物スターと共演多数！ジェシー・ブラッドフォードの魅力と才能のすべて

小さい頃からTVやCM、映画などで活躍しているジェシー・ブラッドフォード。とてもピュアな印象を与えるジェシーは、すでに何人もの大物スターとの共演も果たしているキャリア十分な若手スターのひとりです。現在は大学で映画を学んでいるとのこと。そんな彼の魅力を、このコーナーでたっぷり紹介しましょう！

1979年５月28日、コネティカット州ノーフォーク生まれ。本名、ジェシー・ブラッドフォード・ワトロース。両親はTVコマーシャルの仕事をしており、芸能活動を始めたのは４歳から。７歳の時、『恋に落ちて』でロバート・デ・ニーロの子供役を演じて映画デビュー。『推定無罪』('90)ではハリソン・フォードの息子役で印象を残しました。はじめて映画ファンの注目を集めたのは、スポルディング・グレイとエリザベス・マクガヴァンが主演したスティーブン・ソダーバーグ監督の名作『わが街セントルイス』('93)に出演したとき。引き続き、『イエロードッグ』('94)、ジョニー・リー・ミラーとアンジェリーナ・ジョリー主演の『サイバーネット』('95)、レオナルド・ディカプリオとクレア・デインズ主演の『ロミオ＆ジュリエット』('96)などで優れた演技力を披露しました。

最近では、作家ジェームズ・ジョーンズの娘が書いた家族伝記小説をもとにした『シャンヌのパリ、そしてアメリカ』('98)に出演し、クリス・クリストファーソン、バーバラ・ハーシー、リーリー・ソビエスキーらと共演を果たしています。趣味はブギーボード、ギター、ライター収集。ライターはアンティークを含め400以上ものコレクションを持っていますが、彼自身タバコは吸いません。現在はニューヨークのコロンビア大学で映画を学んでいます。

■VIDEO＆DVDでチェック！ジェシーの才能

小さい頃から役者として活躍！ジェシーの才能を作品でチェック！！

幼い頃から子役として頑張ってきたジェシー。今では魅力的な青年の役もこなせるようになってきています。彼がどんな役柄を演じてきたのか、その成長ぶりを作品からチェックしてみましょう！

■『わが街セントルイス』('93・未)

スティーヴン・ソダーバーグ監督作品。12歳の少年が賢くたくましく生きていく姿を描いたヒューマン・ドラマ。セントルイスに暮らすアーロン(ジェシー)の彼の父親(ジェローン・クラッペ)は外回りで忙しい貧乏セールスマン。母親(リサ・アイクホーン)はサナトリウムに入院し、弟は親戚に預けられてしまう。みすぼらしいホテルでひとり生活することを余儀なくされたアーロンだったが…。ジェシーは本作で主役のアーロンを好演して批評家に絶賛され、シカゴ映画祭新人賞を受賞した。

発売元：CICビクター
価格：￥13,333(税抜)or レンタル

■『ロミオ＆ジュリエット』('96)

シェイクスピアの悲恋の物語を、バズ・ラーマン監督が現代風に大胆にアレンジして話題を呼んだ作品。ヴェローナではモンタギュー家とキュピレット家が対立しあっていた。モンタギュー家のロミオ(レオナルド・ディカプリオ)は、キュピレット家のジュリエット(クレア・デインズ)をパーティーで見かけ、ふたりは恋に落ちるが…。ジェシーはロミオの忠実な従僕、バルサザー役を熱演。また、ディカプリオは本作で第47回ベルリン映画祭銀熊賞を受賞した。

発売元：20世紀フォックスホームエンターテイメント
期間限定価格：￥2,500(税抜・DVD)
2001年７月18日発売

■『シャンヌのパリ、そしてアメリカ』('98)

『シン・レッド・ライン』('98)の原作者ジェームズ・ジョーンズの娘ケイリー・ジョーンズの自伝的小説を映画化したドラマ。60年代のパリ。幸せな毎日を送るアメリカ人ビル・ウィリス(クリス・クリストファーソン)一家に養子を迎える話が持ちあがる。一人娘シャンヌ(リーリー・ソビエスキー)は両親の愛情が失われると警戒感を抱くが、新しい弟、ブノワ＝ビリー(ジェシー)の恵まれない境遇を知り、次第に優しく接するように…。ジェシーは複雑な境遇の役を爽やかに演じている。

発売元：日活
価格：￥4,700(税抜・DVD)or レンタル

■その他のビデオ＆DVD作品

『恋に落ちて』('84)、『プランサー』('89)、『マイ・ブルー・ヘブン』('90)、『推定無罪』('90)、『イエロードッグ』('94・未)、『サイバーネット』('95)、『インシデント』(00)

■最新映画でチェック！ジェシーの新境地

ジェシー期待の新作は、チアリーディングの世界を爽やかに描いた青春ドラマ！

ジェシーの新作は、キルステン・ダンスト主演の『チアーズ！』。トーランス・シップマン(キルステン)率いるチームとライバルチーム、優勝を狙う２つのハイスクール・チアリーディングチームの戦いを描いた学園ドラマです。ジェシーの役どころは、主人公トーランスの同級生ミッシー(エリーザ・ヂュシク)の兄クリフ・パントーン役。ちょっとシニカルで皮肉屋な面もあるクリフですが、もの静かなたたずまいの中にも意思の強さを見せ、この年頃特有の不安定さを持つ思春期の青年を巧みに演じました。ラモーンズなどのパンクロックに傾倒しているクリフが自分の部屋でノリノリのギターテクを見せるシーンもあり、音楽好きのジェシーが等身大でこの役を演じているのが分かります。劇中では彼の歌声も聞くことが出来るので要チェック！

この作品の他にも、ブリタニー・マーフィー、マイケル・ビーン出演のサスペンス・ホラー『インシデント』、ダリル・ハンナ、パッツィ・ケンジット、ジョナサン・テイラー・トーマスらと共演したドラマ『Speedway Junky』('99)など。最新作はジョナサン・フレイクス監督のアクション『Clockstoppers』(01) 、エリカ・クリステンセンと共演のホラー作品『Swimfan85』(02) などがあります。シェイン・エデルマン監督兼出演の『Spencer』(02) にも主演する予定です。

■ここもチェック！？ジェシーのあれこれ

作品とコメントに見る、ジェシーの才能とは？

　ジェシーの映画デビュー作はロバート・デ・ニーロ、メリル・ストリープという２大スターが出演した『恋に落ちて』でした。この映画でジェシーはデ・ニーロの子供役を演じています。『推定無罪』でも、ハリソン・フォードの息子役を演じました。子役からスターになれるのは実はほんの一握り。ジェシーはその子役からアイドル・スターになっていった幸運なひとりなのです。でも、スターになる命運を分ける秘訣があるとしたら、一体それはなんなのでしょう。

その理由のひとつは、ジェシーが学ぶことに熱心だからではないでしょうか。彼は著名なスターや優秀な監督と仕事をし、違った役柄にも取り組みつつ彼らからいつも学べる環境にありました。メリル・ストリープやバーバラ・ハーシーら、有名な俳優女優から得たことは、俳優で生活するのはプライベートな部分を守るという意味においては難しいけれど、様々な人生を演じられるのはやはりとても魅力的だということ。本物の役者はただちやほやされるだけの存在ではありません。スターになるにつれて注目されることも多くなりますが、選べる役の幅も広がります。ジェシーはスターたちが受ける苦しみも喜びも、こうした演技の現場から学んでいったのです。

　また、彼は掴んだ役やチャンスを決して無駄にしません。ジェームス・アイボリー監督は、『シャンヌのパリ、そしてアメリカ』で、ジェシーにアメリカ育ちのフランス人という難しい役柄を演じさせました。中学高校と６年間フランス語を学んでいた彼でも、発音などはとても苦労したとのこと。しかし、彼はこの困難を気に入ってもいたらしく、アルコール中毒の親を持ち、里親を何度も転々とする不幸な生い立ちといった経験のない役柄に挑戦することに燃えていたようです。ほかにも『インシデント』(00)ではサスペンス・ホラーにトライしたり、また、新作『チアーズ！』では等身大の好青年を爽やかに演じてもいます。どんな役も自分のものにしてしまおうとする姿は、やはり彼を多くの子役の中からスターに押し上げた要素でもあると言えるのではないでしょうか。

　彼は現在はコロンビア大学で映画を学んでいます。アメリカの大学は、入るのは簡単だけれど卒業するのはとても難しいというのが通説。学業と俳優業を両立させるのは頑張り屋の彼にとってもかなり大変なことのようですが、今はシニア(４年生)として学業にも力を入れているとのこと。ジェシーが尊敬し、共演したい役者はアネット・ベニングとジョン・グッドマンだそう。これから大学や実践で学んだことがどんな風に生かされていくのでしょうか。将来が楽しみなジェシーの今後に大いに期待しましょう！

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