ANGELINA JOLIE
 ドラマもアクションもこなすオスカー受賞女優、アンジェリーナ・ジョリーの魅力に迫る!

 現在ハリウッドで最もホットな女優として注目を集めているアンジェリーナ・ジョリー。彼女の妖しく魅力的な容姿に虜になってしまった人もいるのでは? 俳優ジョン・ボイトの娘として生まれ、名門のドラマスクールで腕を磨いた才女でもあるアンジェリーナ。20代前半で既にアカデミー賞を獲得、美貌とタフさを併せ持つ彼女の魅力に迫ります!
 1975年、カリフォルニア州ロサンゼルス生まれ。本名、アンジェリーナ・ジョリー・ボイト。父親は『真夜中のカーボーイ』('69)などのジョン・ボイト。ニューヨーク大学映画学科卒業。リー・ストラスバーグ・インスティテュートで演技を学び、ニューヨークのジャン・タラント、ロサンゼルスのシルバーナ・ガラルドにも師事、現在はMETシアター・アンサンブル・ワークショップのメンバー。レニー・クラヴィッツなどのミュージック・クリップに出演したこともあります。
(C)2001 BY PARAMOUNT PICTURES CORP.TOMB RAIDER AND LARA CROFT ARE TRADEMARKS OF CORE DESIGN LTD.ALL RIGHTS RESERVED
 映画デビューは7歳の時、父親と共演した『大狂乱』('82・未)。その後、『ジョージ・ウォレス/アラバマの反逆者』('97・TV)、『ジーア/悲劇のスーパーモデル』('98/TV)、でゴールデングローブ賞を受賞、エミー賞にノミネート。続けて『マイ・ハート マイ・ラブ』('99)では全米批評家協会新人賞を受賞。ウィノナ・ライダーと共演した『17歳のカルテ』('99)ではアカデミー賞最優秀助演女優賞、ゴールデングローブ最優秀助演女優賞を受賞しています。
 主な出演作に『サイボーグ2』('93)、『サイバーネット』('95・未)、『不法執刀』('97)、 『ボーン・コレクター』('99)、『60セカンズ』(00)など。最新作は人気アクションゲーム「トゥームレイダー」の映画化作品『トゥームレイダー』(01)で、主役のララ・クロフトを演じています。95年にジョニー・リー・ミラーと結婚しましたが、99年に離婚。現在は『狂っちゃいないぜ!』('99)で共演したビリー・ボブ・ソーントンと結婚しています。


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 アンジェリーナが出るだけで画面が華やかに引き締まる…。父親譲りの演技力と魅力的な容姿で見る人を虜に! 驚くべきアンジェリーナの才能を作品でチェック!!


■『60セカンズ 特別版』(00)
映画『バニシング IN 60』('74)をモチーフにした犯罪アクション。“どんな車も60秒で盗み出す”伝説の車泥棒、メンフィス(ニコラス・ケイジ)。芸術的ともいえるテクニックを誇っていた彼はすでにその世界から足を洗っていたが、弟(ジョバンニ・リビーシ)に危機が迫っていることを知り、無謀な賭けに出る。獲物は飛び切りの高級車50台、タイムリミットは24時間! 彼は果たして弟を救い出すことができるのか? アンジェリーナはメンフィスのチームに加わるスゴ腕の女車泥棒サラ“スウェイ”ウェイランドを演じている。

発売元:ブエナ・ビスタ ホームエンターテイメント
価格:¥3,800(税抜)or レンタル


■『狂っちゃいないぜ!』('99)
ニューヨークにある3つの空港の飛行機を誘導する航空交通管制官を主人公にした人間ドラマ。どんな小さなミスも許されず、過度のストレスを抱える航空交通管制官たち。そんななかでも、ニック(ジョン・キューザック)は自分がベストだと信じる責任感の強い男だった。ある日、新入りのラッセル(ビリー・ボブ・ソーントン)がチームに加わることになる。最高の腕を持つというラッセルの噂に、ニックは彼をライバル視し、強い反感を持つようになるが…。アンジェリーナはラッセルのセクシーな妻メリーを演じている。実際のベテラン航空管制官も出演。

発売元:20世紀フォックス ホームエンターテイメント
ビデオ価格:¥17,000(税抜)or レンタル


■『ボーン・コレクター』('99)
事故によって全身麻痺となってしまった元刑事リンカーン・ライム(デンゼル・ワシントン)は、市民をタクシーに乗せて連れ去り残虐に殺害している犯罪者からの挑戦を受ける。ライムが捜査のパートナーに選んだのは、青少年課への異動を目前に控えた若きパトロール警官アメリア・ドナヒー(アンジェリーナ)。彼女の行動力とライムの頭脳で、ふたりは古書“ボーン・コレクター”をなぞって犯罪を繰り返す犯人を追いつめていくが…。様々な女優がアメリア役に名乗りをあげたが、結局アンジェリーナに決定し、彼女の名前が一気に知られることになった。

発売・販売元:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
価格:¥3,800(税抜)or レンタル


■『17歳のカルテ コレクターズ・エディション』('99)
1967年。17歳のスザンナ(ウィノナ・ライダー)はごく普通のアメリカのティーン・エイジャー。しかし、めまぐるしく変わる自分の価値観に意味を見出そうと必死になっていた彼女は、アスピリンを大量に飲んで自殺を図り、親の薦めで精神科に入院することに。切れそうな心を抱え、戸惑い、揺れ動くスザンナ。けれど、この病院で出会った風変わりな女性たちは、彼女の親友になるだけでなく、見失っていた自分自身を取り戻す道を明るく照らし出してくれた…。アンジェリーナは病棟のリーダー、リサ役を演じてアカデミー最優秀助演女優賞、ゴールデングローブ最優秀助演女優賞を受賞。

発売・販売元:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
価格:¥3,800(税抜)or レンタル


■『サイバーネット』('95・未)
青年ハッカーたちが悪の組織と立ち向かう死闘を描くサイバー・サスペンス。デイド(ジョニー・リー・ミラー)は11歳のときにウォール街のコンピューターに侵入し、FBIのブラック・リストにのるほどの天才ハッカー。18歳になった彼はキーボードに触れる許可をもらい、高校生活をエンジョイしていたが、“ハッカー・キング、プラハ”と呼ばれる男の罠により犯罪の片棒を担がされてしまう。デイドは世界中のネット仲間を集めて反撃するが…。アンジェリーナはこの作品で知り合ったジョニー・リー・ミラーと電撃結婚した。

発売元:20世紀フォックス ホームエンターテイメント
価格:¥3,980(税抜)or レンタル


■最新映画でチェック! アンジェリーナの新境地

 アンジェリーナの新作は、今世紀最高のサイバー・ヒロインとして知られるララ・クロフトを主人公にした人気アクション・アドベンチャーゲーム「トゥームレイダー」の映画化作品、その名も『トゥームレイダー』。富豪の娘として生まれたララが、父親から託された謎を解決するため、トレジャー・ハンターの才能を駆使して世界中をかけ巡る…というストーリー。製作までに4年の月日を費やした本作は主役のララを演じる女優探しが一番大変だったようで、アンジェリーナがいなければ実現に至らなかったといわれるほど。世界中で2400万本を超える大ヒットを飛ばしているゲームだけに、ファンからの期待も並々ならぬものがあり、ララ=アンジェリーナ・ジョリーに決定した時は数千を越えるファン・サイトでも最大の賛辞をもって受け入れられたといいます。
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 彼女はララを完璧に演じるため、3ヶ月も前から厳しいダイエットとトレーニング・スケジュールをこなしました。徹底した食事制限で、砂糖やお酒、タバコは禁止、油を全く使わない蒸し料理ばかり食べていたそう。トレーニングの種類は、戦闘テクニックからバイクやカヌーの練習、キックボクシング、器械体操、ハスキー犬のレース、武器の扱い、バンジー・ジャンプの訓練までと多岐に渡り、劇中のバンジー・バレエのシーンは全てアンジェリーナ本人がスタントなしで演じています。
 この他の作品に、アントニオ・バンデラスと共演した『ポワゾン』(01)、エドワード・バーンズと共演したロマンティック・コメディ『Life or Something Like It』(02)などがあります。


■ここもチェック!? アンジェリーナのあれこれ
作品とコメントに見る、アンジェリーナの女優魂とは?
 『トゥームレイダー』でタフでクールなアクション・ヒロイン役を演じたアンジェリーナは、もちろんドラマ作品でも才能を発揮。これまでに、『ジーア/悲劇のスーパーモデル』でエミー賞にノミネートされ、ゴールデングローブ賞を受賞、『17歳のカルテ』でアカデミー賞助演女優賞、ゴールデングローブ助演女優賞を受賞といった数々の映画賞を受賞しています。
 『ジーア/悲劇のスーパーモデル』の、それこそのめり込むような演技を見て、『17歳のカルテ』のリサ役に強く推薦したのは、同作でスザンナ役を演じたウィノナ・ライダーだったといいます。リサは“女版ジャック・ニコルソン”と意識して脚本を書いた監督のジェームス・マンゴールドは、オーディションに現れたアンジェリーナを見てすぐにリサ=アンジェリーナだと思ったそう。
 彼女は“何にでも”になることができる女優です。今まで出演した作品は全て彼女のハマリ役。その役がどんな役であっても、役=アンジェリーナにしてしまう才能をもっているのです。モデルのジーア・カランギ、サイバー・ヒロイン、ララ・クロフトの場合なども皆“=アンジェリーナ”と言ってもいいでしょう。

 そんな彼女も役者を始めた頃は不安定だったらしく、エイズで亡くなったジーア・カランギ役を演じたあと、女優をいったんやめ、ジョニー・リー・ミラーとの結婚も解消してしまいました。ニューヨーク大学で映画をまなび始めて再び女優業に戻ることになりますが、彼女は人にも自分にも求めるものが多くあったせいで、心に重荷を感じていたようです。でも、ありのままでいること、そのままを受け入れることによって見事に立ち直り、自然に演技することができるようになったといいます。
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 現在では最愛の旦那様であるビリー・ボブ・ソーントンとともに暮らし、家族との生活を第一に生き生きと女優を続けています。今後、一緒に仕事をする予定もあるとのこと。さらに、『トゥームレイダー』の撮影でカンボジアに行き、貧困を目の当たりにした彼女は国連での手伝いを始めようとしています。今は自分のことよりも、誰かのために何かしたいと強く思っているそう。“やりたいことは全部やる”というチャレンジ精神旺盛なアンジェリーナ。タフさとセンシティブな部分を併せ持つ女優として、ますます注目されるであろう彼女のこれからに期待しましょう!


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