« 開幕!人気リアリティ・ショー ”Dancing with the Stars: シーズン10” | メイン | ファッションに困ったらココ!セレブも愛読の人気ウェブサイト »

キッズ大興奮!第23回Kids’ Choice Awards

黄色い歓声と緑色のスライムが飛び交う恒例イベントが2010年度もカムバック!先週土曜日、アメリカン・キッズ待望の祭典=Kids’Choice Awardsが開催されました。この授賞式を見れば、今日のキッズ達が最も熱くなっている映画・TV・スポーツ・音楽シーンが丸わかり。かなりのジェネレーション・ギャップを感じつつ、当日の模様や参加ゲスト達をご紹介していきます。


  Kids’Choice Awards 2010告知ポスター

先週27日、米名門校UCLA内パヴィリオンにて行なわれたKids’Choice Awards (KCA)は、子供向けのケーブル局ニコロデオン (Nickelodeon)が主催。
今年で開設30周年を迎えたヴァイアコム傘下/MTV系列の当局は、約1億世帯で視聴されているケーブル・チャンネルです。過去15年間はベーシック・ケーブル局ナンバーワンの視聴数を誇り、これまでにも「スポンジ・ボブ (邦題) 」などを含む数々の世界的ヒットシリーズを量産。それと同時に多くのティーン・アイドルを輩出しており、アメリカン・キッズの間では「Nick」の愛称で広く親しまれています。

当アワードの目玉は、ナゼか大量放出されるスライム。緑色の粘液がそこかしこに撒き散らされ、会場に詰め掛けたキッズ達を熱狂させています。今年のホストを務めた俳優/コメディアンのケヴィン・ジェームズを筆頭に、スライムのプールに飛び込んだ男子スケート選手のアポロ・アントン・オーノ、映画”Date Night (原題)”の告知で登場したスティーヴ・カレル&ティナ・フェイらが続々とスライムの餌食に。中でもジョナ・ヒルとともに登壇した歌手のケイティ・ペリーは、ビックリ箱から高圧で噴射されたスライムを浴びせられ、キッズ達の大爆笑をかっていました。

ゲストパフォーマンスの1発目には、幅広い年齢層に人気のリアーナが登場。ダンサーや「トランスフォーマー」シリーズのロボット2体とともに、ヒット曲”Rude Boy”を含むメドレーで会場を沸かせました。そして続いては異例の「YouTubeアーティスト」カナダ出身のジャスティン・ビーバーが、現在のヘビロテ・ナンバー”Baby”を熱唱。先月で16歳になったばかりの彼は、我々の世代にとってはまだまだ「ベイビーちゃん」の様相ですが、歌って踊ってピアノやギターまで弾けちゃう注目の超大型新人として人気急上昇中となっています。彼がステージに登場するや、客席で大号泣してしまう女子も続出。今月中には日本デビューも決定しており、今後は日本でも「ビーバー旋風」が吹き荒れることになるかもしれません。

さらにKCA名物のBlimp=飛行船型トロフィーのプレゼンターとしては、各界のセレブが続々と登場。元スーパーモデル/現TVホストのタイラ・バンクスやコメディアンのジョージ・ロペス、スタンダップ・コメディアン兼俳優のクリス・タッカー、プロスケーター/スノーボーダーのショーン・ホワイトらに加え、今年「ベスト・キッド (1984)」のリメイク版で共演を果たすジャッキー・チェンとジェイデン・スミスは舞台上でマーシャル・アーツを披露しています。

ウィル・スミス&ジェイダ・ピンケットとの間に生まれたサラブレッドのジェイデン君も、早いものでもう11歳。そろそろ君付けも失礼かと思うほど、すっかり大人びた雰囲気を醸し出しておりました。以下は、飛行船型トロフィーを持ち帰った各受賞カテゴリー。ちなみに功労賞に当たる「The Big Help Award」を獲得したファーストレディのミシェル・オバマ夫人からは、ビデオレターが届けられています。

Kids’Choice Awards 2010 / 受賞結果

・お気に入り映画: 「アルビン/歌うシマリス3兄弟」続編

・映画男優賞: テイラー・ロートナー (「ニュームーン:トワイライト・サーガ」)

・映画女優賞: マイリー・サイラス (「ハンナ・モンタナ/ザ・ムービー」)

・お気に入りTVショー: “iCarly (Nickelodeon)”

・TV男優賞: ディラン・スプラウス (“The Suite Life of Zach and Cody”/“The Suite Life on Deck (Disney Channel)”)

・TV女優賞: セレーナ・ゴメス (“Wizards of Waverly Place (Disney Channel)”)

・お気に入りアスリート: ライアン・シェクラー (プロスケートボーダー)

・ビッグヘルプ賞: ミシェル・オバマ

本年度のKCAでは事前のインターネット投票数が過去最大となる1億1800万件を樹立しており、キッズ間のインターネット普及率にはただただ驚かされるばかり。また視聴数においては7600万と、歴代2位にランクインする結果が出ています。各シリーズやフランチャイズ商品と並んで「ヤング・ハリウッド」人気は軒並みウナギ上り。不況知らずのプレティーン&トゥウィーン(小学校低~高学年まで) 世代にあやかり、今後エンタメ業界全体のパワーアップが期待されます。


TEXT BY アベマリコ

2010年04月01日 15:09

この記事へのトラックバックURL:
http://blog.eigafan.com/cgi-bin/mt-tb.cgi/1952

 
東宝東和株式会社