« 『恋するベーカリー』~もうひとつの主役のパンや料理たち:フード・デザインについて~ | メイン | 『ダレン・シャン』~ハリケーン・カトリーナから復興中のルイジアナで撮影~ »

『ダレン・シャン』~世界37カ国で出版されたベストセラーが映画になるまで~

プロダクションノートをご紹介するこのコーナー、
今回は、3/19(金)公開の『ダレン・シャン』から!
世界中に熱狂的なファンを持つダーク・ファンタジーが
スクリーンに登場するまでをご紹介します。

世界37カ国で出版されたベストセラーが映画になるまで

 作家ダレン・シャンが自分自身の楽しみのために書いた「ダレン・シャン -奇怪なサーカス-」。
友人の命を救うためにハーフ・バンパイアになった少年の冒険を一人称で綴ったこの小説は、2000年に発表されるやいなや世界中でセンセーションを巻き起こした。辛辣なユーモアとダークで刺激的なスリルに溢れた物語はシリーズとなり、30言語に翻訳されて世界37カ国で出版。「ハリー・ポッター」シリーズの著者J・K・ローリングの「もっと先を読みたいと読者を誘う」という絶賛の言葉どおり、ダレンの世界をもっと知りたいと願う若い読者を釘付けにした。

 この原作を、数々のヒット作を送り出してきたプロデューサーのローレン・シュラー・ドナーが、同僚のユアン・レスリーの紹介で手にしたのは05年のことだ。「どの章も、最後は続きを読みたくなるように書かれていて、読み始めたら止まらなくなってしまったわ」と、シュラー・ドナーは映画化を決意した経緯を語る。さらに、レスリーが先を続ける。「このシリーズには、素晴らしい映画に作り替えられる何かがあると思った。普通の少年がヒーローとなり、夢が達成され、ファンタスティックなクリーチャーが登場するなど、特に10代の読者を魅了する部分がたくさんある。若者は誰でもダレンが手に入れたようなバンパイア・パワーが欲しいと思うものだからね」

 原作の権利を確保したシュラー・ドナーとレスリーは、物語をスクリーン上に描いてくれるフィルムメーカーを求め、『アバウト・ア・ボーイ』の脚本でオスカー候補になったポール・ワイツにアプローチ。さらに、『L.A.コンフィデンシャル』でオスカーを受賞したブライアン・ヘルゲランドにも脚本への参加を呼びかけた。

今回の映画化は、『ダレン・シャン』シリーズの最初の3冊を素材としているが、その脚本化のプロセスをシュラー・ドナーが次のように説明する。「まず、ブライアン・ヘルゲランドから原作に沿ったドラフトを貰ったの。シリアスでダークだったヘルゲランドのドラフトにポール・ワイツが手を加えて、よりコミカルに仕上げたというわけ」


原作に魅了されたスタッフの想いから映画化された『ダレン・シャン』。
ぜひダレンの活躍をスクリーンでお楽しみください!

【ダレン・シャン 公式サイト】

3/19(金)、全国ロードショー

(c) 2009 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.

2010年03月11日 18:01

この記事へのトラックバックURL:
http://blog.eigafan.com/cgi-bin/mt-tb.cgi/1875

 
東宝東和株式会社