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「ロード・オブ・ドッグタウン」

サーフィンと同じく今や若者スポーツ文化の中心となったスケートボード。いわゆるスケボーが日本で本格的に流行し始めたのは90年代からですが、発祥は古く70年代アメリカ西海岸のヴェニスビーチ。街をスケーティングするには飽き足らない少年たちが行う、空っぽのプールを使った危険なムーヴは、やがて全米の若者の間で圧倒的な支持を受けるようになります。そして、スポーツと同じように今も昔も若者に熱狂されるもの、それがロック・ミュージック。スケートボードが流行した背景には、70年代中ごろの、後にパンクやメタルにつながる反抗的なロック・サウンドがありました。

■About MOVIE
70年代に実在し、スケートボードを全米に広めた3人の少年たち、トニー、ステイシー、ジェイによるスケートチームZ-BOYSの成功と友情、挫折を描いたホロ苦い青春映画。オリジナルメンバーのステイシー・ペラルタ本人が脚本を担当、そのステイシーを『エレファント』の注目若手俳優ジョン・ロビンソンが演じています。監督はキャサリン・ハードウィック。2005年アメリカ/ドイツ映画。

■About SOUNDTRACK
ロード・オブ・ドッグタウン オリジナル・サウンドトラック
70年代中ごろのロックシーンは、グラムがひと段落し、パンクの勃興を待つちょうど中間点となり、映画『ロード・オブ・ドッグタウン』の使用ナンバーは、年代背景に合わせ、75年前後の一番トンがったロックを中心にセレクトされています。サントラは、ソーシャル・ディストーションがカヴァーしたクラッシュの「死か栄光か」で始まり、70年代中期に活躍したナザレス、フォガット、スウィート、テッド・ニュージェント、ジョー・ウォルシュ(イーグルス)と流れ、後半はオールマン・ブラザーズ・バンド、ジミ・ヘンドリックス、ディープ・パープル、イギー・ポップ、デヴィッド・ボウイ、T.レックス、ロッド・スチュワートなどレジェンド系の名曲になだれ込みます。ラストを飾るのは、ピンク・フロイドが、先日その波乱の生涯を閉じたオリジナル・メンバー、シド・バレットに捧げた「あなたがここにいてほしい」をUSオルタナティヴ・バンド、スパークルホースがカヴァーしたヴァージョンでしめ、深い余韻を残しています。


発売元:ユニバーサルインターナショナル
CD価格:2548円(税込)
発売中

2006年08月04日 11:03

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