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2008年09月17日
ジェームズ・マカヴォイ/James Mcavoy
アンジェリーナ・ジョリー、モーガン・フリーマン、ジェームズ・マカヴォイ…豪華キャストの共演でVFXアクション・ムービーの新次元を感じさせる『ウォンテッド』がいよいよ9/20(土)より公開されます。
ここ数年で、急激に評価を高めたジェームズ・マカヴォイの本格アクションにも注目が集まっている本作。今回は、彼の魅力に改めて迫ります!
1979年、英スコットランド、グラスゴー生まれ。
権威ある王位スコットランド音楽ドラマ学院で演技を学び、ディズニー製作の世界的な大ヒット作『ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女』(05)では英国アカデミー賞でライジング・スター賞を受賞。
続く、『ラストキング・オブ・スコットランド』(06)ではウガンダの独裁者アミンの悪行を目の当たりにする青年医師に扮し、ソレスト・ウィテカーのアカデミー賞主演男優賞をアシストしました。『ペネロピ』(06)ではクリスティーナ・リッチ、『ビカミング・ジェーン』(07)ではアン・ハサウェイの相手役を務めた後、『つぐない』(07)でキーラ・ナイトレイとともに悲劇の恋人たちを好演。
この演技でロンドン批評家協会賞の主演男優賞を受賞するとともに、同作はゴールデングローブ作品賞を受賞し、アカデミー賞では7部門にノミネートされる等、高い評価を獲得しました。
その上昇気流の中、彼が挑む作品がこの『ウォンテッド』です。
■肉体訓練とスタント
62kgのマカヴォイが74kgに!高架鉄道列車のスタントは彼自身!
小柄でやせ形のジェームズ・マカヴォイにとって、もっとも難しかったのは体重をつけることだったそう。彼は、フィットネス・トレーナーのグレン・チャップマンがウェイト・リフティングなど様々なトレーニングを組み合わせて作ったプログラムを、撮影の2ヵ月前から開始しました。
「トレーナーにあまりにひどく攻められたときは、どうか病気にしてくれとお祈りしたよ(笑)。とんでもない時間に身の毛もよだつような食品を食べなくちゃならなかったしね。でも効き目はあったみたいだ」。
普段は62kgの体重がトレーニング後には74kgに! 「でもこの映画では、体の大きさと強さはイコールじゃない。自力でジャンプしたり、体を持ち上げたり出来るかが大事なんだ」とマカヴォイは言っています。
この言葉通り、マカヴォイはスタントの多くを自分でこなしました。「気に入っているのは、高架鉄道の屋根の上をジャンプするスタントだ。あれは僕がやったんだよ。もちろん、代役スタントはいるし、もっと危険なことをやって驚くほどに派手に見せてくれる。でも、あの陸橋を飛び越えるジャンプは全部僕がやったんだ。そりゃもう、信じられないくらい気持ちよかったよ!」
■内面の変化
ジェームズ・マカヴォイには、アクション映画に主演することが新鮮だったようです。
「僕も映画ファンのひとりとして文句を言ってたよ、アクション映画の主役が6フィート5インチもある男の中の男だけなのはウンザリだってね。だからこの役に抜擢されて嬉しいよ。僕なんか選ばれるはずのない役だからね」。
ベクマンベトフ監督はしかし、だからこそマカヴォイを主役に抜擢したと語っています。「この映画の主人公は、観客が感情移入できる人物でなくちゃならないんだ。彼は普通の人間のように見えるけど、中身は違う。そして内面も外見も、さえないサラリーマンから凄腕の暗殺者に劇的に変化していくんだ。ジェームズならこの変化に説得力を持たせることが出来る。最初は主人公の変貌を描くために、髪型か衣装を変化させようと思ってたんだ。だけど撮影前のリハーサルで、そんな配慮は不要だと分かった。ジェームズは僕らの目の前で、衣装もメーキャップもなしに、この変化を演じてみせたんだ。まったくすごかった」
先日の来日でもそのような「プロ」の表情で作品の魅力を話す時もあれば、プレミアや会見ではファンに柔らかな笑顔を見せてくれたり…と様々な表情が見られました。そんな彼の新境地とも言える本格アクションを、ぜひ大きなスクリーンで体感してみてください!
●本作はR-15指定です
(C) 2008 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.
■ジェームズ・マカヴォイの過去の作品をチェック!
C.S.ルイスの原作を壮大なスケールで映画化。第二次世界大戦下のイギリスで、空襲を逃れて田舎にやって来たペベンシー家の4兄弟。預けられたカーク教授の屋敷で、古い衣装だんすに入り、毛皮のコートを押しのけて奥に進むと・・・そこは、ナルニア~言葉を話す不思議な生きものたちが暮らす魔法の国~だった。マカヴォイは半人半獣の“タムナスさん”を演じ、英国アカデミー賞でライジング・スター賞を受賞。
販売元:ウォルトディズニースタジオホームエンターテイメント
DVD価格:1,890円(税込) 発売中
1930年代、イギリス。政府官僚の長女に生まれた美しいヒロイン・セシーリア(キーラ・ナイトレイ)と、兄妹のように育てられた使用人の息子・ロビー(ジェームズ・マカヴォイ)の間には、身分の違いを越えた愛が生まれていた。だが、生まれたばかりのその愛は、小説家を目指す多感な妹・ブライオニーのついた哀しい嘘によって引き裂かれることに…。 監督は、『プライドと偏見』の俊英ジョー・ライト。
販売元:ジェネオン エンタテインメント
DVD価格:3,990円(税込) 2008年9月26日発売
2008年09月11日
アンジェリーナ・ジョリー/Angelina Jolie
アンジェリーナ・ジョリー、モーガン・フリーマン、ジェームズ・マカヴォイ…豪華キャストの共演でVFXアクション・ムービーの新次元を感じさせる『ウォンテッド』が9/20(土)より公開されます。
【9/13(土)・14(日)・15(月・祝)3連休先行上映】
本作は『Mr.&Mrs.スミス』を抜いて、アンジェリーナ・ジョリー主演作最大のヒットとなったことでも注目されています。今回は、常に動向が注目される存在である彼女の魅力に改めて迫ります!
1975年、米カリフォルニア州ロサンゼルス生まれ。父は『帰郷』でアカデミー賞主演男優賞を受賞した名優ジョン・ヴォイト。
99年の映画『17歳のカルテ』で一躍注目を集め、アカデミー賞でも助演女優賞の栄冠を射止めたことで、人気女優の仲間入りを果たします。以後の活躍は周知の通りで、『トゥームレイダー』(01)やその続編『トゥームレイダー2』(03)、『Mr.&Mrs.スミス』(05)等のメガヒット作で主演を務め、『マイティ・ハート/愛と絆』(06)では4度目のゴールデングローブ賞ノミネートを果たし、『カンフー・パンダ』(08)では声優業にも挑戦しています。
そんな彼女が『ウォンテッド』で演じるのは、凄腕の暗殺者!
■「迷いのない」役どころ
凄腕の暗殺者フォックスを演じるにあたり、彼女は役を捕えてこう語っています。「フォックスは、暗殺組織の信念を信じているから迷いがない。ある意味、すごくストレートな人間よ。任務の遂行だけを考えて、ほとんど感情を外に表さない。これはエンターテインメント映画だから、テーマをまともに受け取っちゃいけないけど、この組織の“1を倒して、1000を救う”という信念はとても興味深いと思うわ」。
■フォックスの腕に刻まれたタトゥー
フォックスが属する秘密組織“フラタニティ”は、運命の織機が「この世界の均衡を乱す」と予言した人物を抹殺していくのが使命。
この物語の鍵を握る織機では、織物の縦糸と横糸が二進法のコードに翻訳され、抹殺するべき人物の名前となります。
アンジェリーナ・ジョリーは、この織物の二進法というアイデアが気に入って、彼女が演じるフォックスの外見にこれを取り入れました。「フォックスは腕に二進法のタトゥーをしているんだけど、これは「運命の織機」の織物から解読されたものの一部なの。古代ギリシャの「汝を知れ」という警句や、英国の政治家ウィンストン・チャーチルの演説の「私には、血、苦労、涙、そして汗以外は何も提供するものはない」の中の「苦労、涙」という言葉もある。こんなこと、観客は気付かないでしょうけど、フォックスの体にこんなタトゥーがあることが、彼女がある種の掟に従って生きていることを象徴しているのよ」と語っています。
そのようなキャラクター作りのこだわりにも、ぜひ注目してみてください!
●本作はR-15指定です
(C) 2008 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.
■アンジェリーナ・ジョリーの過去の作品をチェック!
トゥームレイダー「ウォンテッド」公開記念スペシャル・プライス版 (初回限定生産)
全世界で大ヒットを記録した人気ゲームソフト『トゥームレイダー』の映画化。類い希な才能を持つ美しきトレジャー・ハンター=ララ・クラフト(アンジェリーナ・ジョリー)。彼女はある日、20年前に失踪してしまった父の隠し部屋で謎の星座表を発見。それは、「イルミナーティ=光の人々」という秘密結社が時空の扉を開ける鍵を見つけるためにはどうしても必要なもので……。
販売元:ジェネオン エンタテインメント
DVD価格:1,800円(税込) 発売中
ブラッド・ピット&アンジェリーナ・ジョリー共演のエンターテインメント大作。
運命的な出逢いを経て、電撃結婚をした"Mr.&Mrs.スミス(スミス夫妻)"。しかし、お互いに重大な秘密を隠し持っていて…。実はふたりの正体は別々の組織に所属する超一流の暗殺者! 正体がバレた時、想像を絶する戦闘が幕を開けることに…。
販売元:ジェネオン エンタテインメント
DVD価格:3,990円(税込) 発売中
2008年09月04日
ティムール・ベクマンベトフ監督/Timur Bekmambetov
アンジェリーナ・ジョリー、モーガン・フリーマン、ジェームズ・マカヴォイ…豪華キャストの共演でVFXアクション・ムービーの新次元を感じさせる『ウォンテッド』が9/20(土)より公開されます。
【9/13(土)・14(日)・15(月・祝)3連休先行上映】
この新次元映像を作り上げたのは、ロシアの監督、ティムール・ベクマンベトフ。
今回は、本作でハリウッド進出を果たした彼の魅力に迫ります!
1961年、旧ソ連カザフスタン生まれ。
モスクワの電力工業大学卒業後、舞台A.N.オストロフスキー・インスティテュート・オブ・シアター・アーツで舞台と、映画セット・デザインの学位を取得。
映画界でのキャリアは92年に、ジェナダイ・カイユモフ監督の『Peshavar Waltz』の演出と脚本に協力したことに始まります。04年、監督・脚本を務めた『ナイト・ウォッチ:NOCHNOI DOZOR』がロシア国内の興行記録を塗り替えたばかりかワールドワイドな成功を収め、一躍世界が注目する監督となりました。
その続編『デイ・ウォッチ』(06)もセンセーショナルな話題を提供。この2作の実績が認められ、遂にハリウッド進出を果たすことになった記念すべき作品が『ウォンテッド』です。
■特殊効果…視覚×聴覚=新次元映像!
主人公ウェスリー(ジェームズ・マカヴォイ)が持つ特殊な暗殺者としての視点をどう映像化するか。ティムール・ベクマンベトフ監督はここで、映像表現をまた新たな次元へ突入させました。
その新次元映像のポイントは「視覚効果」と「音響効果」の融合。これまでも新たな視覚効果に挑んだ監督は数多くいますが、視覚と音響を掛け合わせた表現という発想はベクマンベトフ監督独自のもの。監督はさらにこの発想を推し進め、主人公ウェスリーの主観映像を、観客たちに自分自身の体験として感じさせる「体感映像」を創り出すことに挑戦しています。
監督は映像表現について、「優れた特殊効果は、登場人物の感情とリンクしたときに、もっとも効果を発揮する。僕は観客をアクションのまっただ中に放り込みたいんだ。観客に映画の中で起きていることを見せるんじゃなくて、体感させたいんだよ。」と語っています。
■ブラックなユーモア感覚は得意技!
原作と共通のブラックなユーモア感覚は、ベクマンベトフ監督の持ち味。監督自身も自分がユーモア好きなことを認めています。「主人公にジェームズ(マカヴォイ)を選んだのは、ストーリーにユーモアを与えられる俳優が欲しかったからだ。だって、ユーモア感覚なしには、みんなが信じられるような架空の世界を創り上げることなんて出来ないからね。ジェームズにも主人公のウェスリーにも、懐疑的で皮肉っぽいところがある。だからいったんウェスリーがその世界を信じれば、観客も信じるんだ」とのこと。
また、「暗いのは世界で、そこで生きていくためにユーモアが必要なんだ。正気を保つためにね。登場人物たちも観客も、こんなに激しい暴力にさらされたら、それを切り抜けるためにはユーモアが必要だよ」との言葉も。
先日、本作のプロモーションで来日した際にも、独特のユーモア感覚を交えながら、丁寧にインタビューに答える監督の姿がありました。「観客を楽しませること」「エンターテインメントであること」を重要視している監督の想いが、たくさん詰まった『ウォンテッド』の新次元映像をぜひお楽しみに!
●本作はR-15指定です
(C) 2008 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.
■ティムール・ベクマンベトフ監督の過去の作品をチェック!
過去から長らく続く「光」と「闇」の戦いを描いた壮絶なダーク・ファンタジー。
舞台は1992年、モスクワ。妻に逃げられたアントン(コンスタンチン・ハベンスキー)は呪術使から、自分が特殊能力を持つ「異種」だと知らされる。そこで光の戦士である「ナイト・ウォッチ」と、闇の戦士の「デイ・ウォッチ」との間で選択を迫られた彼。12年後、光の側で活動していた彼は、ある事件に遭遇する…。
販売元:20世紀フォックスホームエンターテイメントジャパン
DVD価格:1,890円(税込) 発売中
前作『ナイト・ウォッチ/NOCHNOI DOZOR』に続き、ロシアで歴代興行収入ナンバーワンの記録を塗り替えたシリーズ第2弾。
今回のキー・アイテムは過去を変えられる「運命のチョーク」。果たして主人公アントンはそれを見つけだし、運命を正しい方向に導くことができるのか??
主要キャストは前作と同じメンバーが続投し、VFXを多様したヴィジュアルは、よりパワーアップ。
販売元:20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
DVD価格:3,990円(税込) 発売中