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2009年11月25日

メラニー・ロラン&クリストフ・ヴァルツ/Melanie Laurent&Christoph Waltz

映画界の常識をぶち壊す、全く新しいタランティーノ流
エンターテインメント超大作『イングロリアス・バスターズ』が
全国大ヒット上映中です!!

今回は、本作で主役の一人でもあるショシャナ役に抜擢されたメラニー・ロランと、
“ユダヤ・ハンター”の異名を取るランダ大佐役の演技が絶賛され、
本年度カンヌ国際映画祭で最優秀男優賞を受賞したクリストフ・ヴァルツをご紹介!

本作で世界的に注目された2人のこれまでの経歴と、本作に出演した喜びを語ります。

メラニー・ロランは、ダンス講師の母と俳優の父(父親はピエール・ロラン)という芸術一家に育ったメラニーは、友人の映画撮影に同行した際にスカウトされ、ジェラール・ドパルデューが監督をつとめた“Un Pont Entre Deux Rives(A Bridge between Two Banks)” に出演します。

 2002年にミシェル・ブランが監督をつとめた『キスはご自由に』(未、2003年フランス映画祭上映)で、ギャスパー・ウリエルの恋人役を演じ一躍有名となりました。 また、彼女は香港映画『海南鶏飯/Rice Rhapsody』(未)や、再びギャスパー・ウリエルと共演した『THE LAST DAY』(04・末)と、立て続けに個性的な役に挑戦。『マイ・ファミリー/遠い絆』(06・未)ではリュミエール賞の新人女優賞を獲得。
最近の作品としては、『スマイルコレクター』(07・未)やサスペンス『殺し屋』(08・未)などがあります。

 また、短編映画の監督もつとめており、“De Moins En Moins (Fewer and Fewer)”は
2008年のカンヌ国際映画祭で公式上映されました。

 オーストリア人であるクリストフ・ヴァルツは、俳優として30年近いキャリアを持ち、数々の賞に輝いたテレビ、映画、舞台作品に出演しています。
“Lapislazuli”(ベルリン国際映画祭出品作)、“Berlin Blues”、“Gun-Shy”、“Angst”、『アッシャ 洞窟の女王』(01・未)、“Dorian”、“The Beast”、『サバイバル・ゲーム』(00・未)、『私が愛したギャングスター』(00)、“Our God’s Brother”、“Goldeneye”などに出演。

 また、数え切れないほどのゲスト出演や、テレビ映画へも出演。テレビ映画“Der Tanz Mit Dem Teufel では、監督と役者たちに名誉あるアドルフ・グリム賞が贈られ、“Du Bist Nicht Allein でのヴァルツの演技にはバヴァリアンテレビ賞、ドイツテレビ賞、ヨーロッパ最大のメディアグループRTLの金獅子賞が贈られています。現在はロンドンで暮らしています。

 
タランティーノ監督が認めた2人の才能

 タランティーノ監督と仕事をすることが夢だったと語るメラニーは、本作への出演が決まったことを心から喜んだそうです。「私は英語があまり話せないからハリウッド映画に出ることはあまり夢ではなかったけど、タランティーノの映画となると話は別よ。夢のような気分でした。この映画はカンヌ(映画祭)の直前まで撮影してたので、カンヌで皆揃って見られて、夢が続いているみたいでした。今ここにいられることもまだ夢が続いているみたいです。」

また本作でカンヌ国際映画祭最優秀男優賞に輝いたヴァルツは、本作に出演したことについてこう語ります。「今度の仕事は30年間の俳優生活の集大成だね。俳優になってつくづくよかったと思う映画の1つだった」

また、タランティーノ監督について聞かれ、
「すごい監督だという予想はしてた。ただ者じゃないね。普通の監督にはないものがあるんだ」と、監督の素晴らしさを語りました。
言葉の言い回しなどは苦労したようで、「監督の英語からまず離れないといけなかった。かと思うと、急に英語に戻る必要もあった。英語という意識が消えたら、今度はブラッドにセリフが違うと言われたよ。こっちが“ああ、ごめん”と言ったりしてね。」とのこと。

本作で見事世界スターの仲間入りを果たしたメラニー・ロランとクリストフ・ヴァルツ。
2つの才能から、ますます目が離せません!!


【イングロリアス・バスターズ 公式サイト】

全国大ヒット上映中!
(c) 2009 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.
 

投稿者 eigafan : 18:59 | トラックバック

2009年11月16日

ブラッド・ピット/Brad Pitt

これまでの戦争に映画にはない演出で世界中に“バスターズ旋風”を巻き起こしている
痛快エンタテインメント超大作『イングロリアス・バスターズ』が
いよいよ11/20(金)に日本上陸!

今回、ユダヤ系アメリカ人兵士の特殊部隊“バスターズ”を率いる
アルド・レイン中尉を演じたのは、世界で最も有名なハリウッド・スターの
一人であるブラッド・ピット。彼のこれまでの経歴や、
タランティーノ監督との初タッグについて2人の想いにクローズアップします。

 
 現在、トップクラスの人気と実力を兼ね備え、多方面で活躍している俳優の一人であるピットは、さらに、自らの製作会社である、プランBエンターテインメントでプロデューサーとしても成功を収めています。

 オクラホマ州ショーニー生まれ、ミズーリ州スプリングフィールドで育った彼は、ミズーリ大学コロンビア校でジャーナリズムを専攻。卒業間近に、グラフィックデザインを学ぶためにロサンゼルスに移ったが、ロイ・ロンドンの指導の下、演劇の道を志すようになります。それからほどなく、テレビに顔を出すようになり、テレビシリーズ『グローリー・デイズ』(91)やピーター・ワーナー監督の『ザ・イメージ』(90)、ロバート・マーコウィッツ監督の『トゥルー・ブルース』(90)などのテレビ映画で高い評価を得ました。

 アカデミー賞脚本賞を獲得した、リドリー・スコット監督の『テルマ&ルイーズ』
(91)での演技で、ピットは初めて全米の注目を集めるようになります。その後、アカデミー賞撮影賞を獲得したロバート・レッドフォード監督の『リバー・ランズ・スルー・イット』(92)や、ドミニク・セナ監督の『カリフォルニア』(93)、ニール・ジョーダン監督の『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』(94)で主演。また、トム・ディチロ監督の『ジョニー・スエード』(91)でも主役をつとめ、この作品は1991年のロカルノ国際映画祭で最優秀作品に贈られる金豹賞を獲得しました。

 最新主演作である、デヴィッド・フィンチャー監督の『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』ではアカデミー賞とゴールデン・グローブ賞にノミネート。その後、ジョエル・コーエン、イーサン・コーエン監督のサスペンス・コメディ『バーン・アフター・リーディング』(08)に出演、これは2008年ベネチア国際映画祭でオープニング作品としてプレミア上映されました。その前年、アンドリュー・ドミニク監督の『ジェシー・ジェイムズの暗殺』(07)でジェシー・ジェイムズ役を演じ、同映画祭で男優賞を獲得しています。

他の主な出演作としては、2005年最大のヒット作となった『Mr.&Mrs.スミス』(05)や、『トロイ』(04)、『スパイ・ゲーム』(01)、『ザ・メキシカン』(01)『コンフェッション』(02)、『ジョー・ブラックをよろしく』(98)、『セブン』(95)、『ファイト・クラブ』(99)などがあります。

 自身の製作会社プランBエンターテインメントは、映画とテレビの両面で製作に携わり、躍進中です。アカデミー賞作品賞、監督賞を獲得したマーティン・スコセッシ監督の『ディパーテッド』(06)や、アンジェリーナ・ジョリーがゴールデン・グローブ賞、インディペンデント・スピリット賞、クリティックス・チョイス・アワード(放送映画批評家協会賞)、全米映画俳優協会賞にノミネートされたマイケル・ウィンターボトム監督の『マイティ・ハート/愛と絆』(07)、ティム・バートン監督、ジョニー・デップ主演の『チャーリーとチョコレート工場』(05)、アネット・ベニングがゴールデン・グローブ賞にノミネートされた、ライアン・マーフィー監督の『ハサミを持って突っ走る』(06・未)など数々の作品を手がけています。

 
ブラピ×タランティーノの最強タッグが実現!

 本作のキャストで最初に参加が決まったのは、アルド・レイン中尉役を演じるブラッド・ピット。タランティーノ監督ははプリ・プロダクションの間、ピットに会うべくフランスに飛びました。タランティーノはピットについてこう語ります。
「すばらしい男だ。ずっと前から一度いっしょに仕事がしてみたいと思っていたし、今回はまさに、これぞという役だったからね。他の人はまったく考えてなかったよ」。監督とピットはたがいに通じ合うものを感じていました。さらにタランティーノ監督は続けます。「ブラッドは他の話をするときでも、アルドの声でしゃべるんだ。僕がこのキャラクターを作り上げただけに、しょっちゅう、そいつがそばにいるのは最高の気分だよ!」

また、ピット自身も本作のオファーが来た時は驚いたそうで、
「この作品のシナリオの存在は8年前からハリウッドで神話化していたんだ。そのシナリオが僕に振られるとは思ってなかった。アルドの役は始めはタランティーノが演じると聞いていたのに、それを僕に譲ってくれたんだからなるべくシナリオから変えない様に演じたよ。 」と、本作へ参加したことへの喜びを語っていました。


「地球最大の映画スターなんで、断られたらどうしようかと思っていたよ…。」という
監督の心配とは裏腹に、喜んでアルド役を引き受けたブラッド・ピット。
いつもとは一味違う彼の姿が楽しめる『イングロリアス・バスターズ』を
ぜひ劇場でお楽しみください!

【イングロリアス・バスターズ 公式サイト】

11/20(金)、TOHOシネマズ日劇ほか全国ロードショー
※本作はR15+指定です

(c) 2009 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.
 

ブラッド・ピットの過去の作品をチェック!

ベンジャミン・バトン 数奇な人生

第81回アカデミー賞主要13部門ノミネート!3部門受賞!!
ベンジャミン・バトンは80歳で生まれ、成長するにつれ若返っていった男。20世紀から21世紀にかけて、変わりゆく世界を旅した男。大海原を渡り、戦火を潜り、様々な出会いの中で喜びを知り、悲しみを知った。愛する人と心を通わせ、深く愛しあった。それでも、出逢った人々と、同じ歳月を共に生きることができない、その運命。―それでも、人生は素晴らしい―
 
販売元: ワーナー・ホーム・ビデオ
DVD価格:3,980円(税込) 発売中


オーシャンズ11

史上最強の犯罪ドリームチーム誕生!!
保釈中のカリスマ窃盗犯ダニー・オーシャンは刑務所暮らしの4年間にとてつもない犯罪計画を練り上げていた。それは、ラスベガスの3大カジノの全ての資金が集まる巨大地下金庫に眠る総額1億5000万ドル!計画遂行のため、ダニーは頭の切れるいかさまトランプ師ラスティーをはじめ、スリの達人ライナス、爆破の達人バシャー、元カジノ・オーナーのルーベンなど10人をスカウト。かくして11人の選りすぐりの犯罪ドリーム・チームによる史上最大の強奪作戦が始まった!

販売元: ワーナー・ホーム・ビデオ
DVD価格: 1,500円(税込) 発売中

投稿者 eigafan : 21:22 | トラックバック

2009年11月10日

クエンティン・タランティーノ/Quentin Tarantino

クエンティン・タランティーノ監督×ブラッド・ピットが
禁断の初タッグを組んだ今世紀最大の衝撃作『イングロリアス・バスターズ』が
いよいよ11/20(金)より公開となります!
 
この衝撃作を作り上げたのは、常に斬新かつショッキングな映像で
映画界に革命を起こしてきた天才、クエンティン・タランティーノ監督。
監督がこの映画に対して気に入っているところとは?
 
 溢れんばかりのイマジネーションと、トレードマークであるディテールにこだわったストーリー展開で、同世代きっての売れっ子フィルムメーカーとして確固たる地位を築いたタランティーノですが、古典的な映画製作のスタイル、ジャンル、モチーフへのオマージュをにじませながら、個性的かつ革新的な作品を今もって世に送り出し続けています。

 前作『グラインドハウス』は、『フロム・ダスク・ティル・ドーン』(96)、『フォー・ルームス』(95)、『シン・シティ』(05)、などの長年の盟友、ロバート・ロドリゲス監督と組んだ、いまだかつてない企画で、2本のオリジナル新作映画を“2本立て”として全米公開。タランティーノはその1編『デス・プルーフ in グラインドハウス』(07)を監督しました。

 『キル・ビル』(03)、『キル・ビルVol.2』(04)の世界的な大成功に続き、クライム・アクション映画『シン・シティ』では、スペシャル・ゲスト監督として、長年の盟友であるロバート・ロドリゲスと再びタッグを組みました。その後、テレビへと一時活動の場を移したタランティーノは、『CSI:科学捜査班』の第5シーズンのフィナーレを飾るエピソードを監督。「CSI“12時間”の死闘 (前・後編)」と題したこのエピソードでタランティーノは、エミー賞の連続ドラマ部門監督賞にノミネートされました。

 タランティーノが共同脚本、監督、出演も果たした『パルプ・フィクション』(94)は、カンヌ国際映画祭パルムドール賞(最優秀作品賞)をはじめ数々の賞に輝き、ゴールデン・グローブ賞脚本賞も受賞。また、タランティーノはカンヌ国際映画祭に、栄誉ある審査委員長として、2004年に舞い戻っています。『パルプ・フィクション』は、アカデミー賞でも作品賞や監督賞など計7部門でノミネートされ、脚本賞を受賞。

 鮮烈な映画界デビュー作となった『レザボア・ドッグス』(91)では、脚本、監督、製作をつとめ、低予算映画ながらもキャスト陣が豪華である出演、大成功を収めます。『レザボア・ドッグス』の成功に続き、かつてレンタルビデオ店に勤めるかたわら脚本を執筆した『トゥルー・ロマンス』(93)と、『フロム・ダスク・ティル・ドーン』の2本も大ヒット。一躍有名監督の仲間入りを果たしました。

そのほか彼が製作にかかわった作品に『フォー・ルームス』(95)『ジャッキー・ブラウン』(97)、『ホステル』(05)、『キリング・ゾーイ』、『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ外伝/アイアンモンキー(01)』、『HERO』(04)などがあります。
 
映画の力がナチの奴らをぶっ飛ばす!

 タランティーノは約10年もの歳月をかけ、本作のシナリオを完成させました。何度も改稿を重ねた最終稿が完成したのは2008年7月2日。この日のことをアソシエイト・プロデューサーのピラー・サヴォーネはこう語ります。「クエンティンが脱稿して私が脚本を手にし、それをみんなにまわした日を私たちは“出版記念日”と呼んでるの。彼はいろんな友達に電話して“脚本ができた。ついにやったよ。なあ、取りに来ないか”って言ってたわね」
先日行われた来日記者会見で、今回ナチスドイツを扱った映画を作った理由を問われた監督は、「"始めは戦争映画を作りたい"という思いからだったけれど脚本を作り込むうちにキャラクターやストーリーに深みが出てきた。とにかく戦争を題材にしたものが作りたかった。」と長年募らせてきた本作への想いを語っていました。

また、この映画のいちばん気に入っているところとして、監督はこう言っています。
「映画のパワーがナチと戦わせるというところが気に入ってる。でも、それは比喩ではなくて、
文字通り、リアリティとして言ってるんだよ」


練りに練った脚本で今までの映画業界の常識をぶっ飛ばす
作品を作り上げたクエンティン・タランティーノ。
タランティーノ流のファンタジーを展開させた痛快エンタテインメント
『イングロリアス・バスターズ』は11/20(金)より公開です!

【イングロリアス・バスターズ 公式サイト】

11/20(金)、TOHOシネマズ日劇ほか全国ロードショー
※本作はR15+指定です

(c) 2009 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.
 

クエンティン・タランティーノ監督の過去の作品をチェック!

パルプ・フィクション

鬼才クエンティン・タランティーノが仕掛ける
異色のバイオレンス・アクション!!
強盗の計画を立てているカップルから始まり、盗まれたトランクを取り戻そうとする二人組のギャング、ビンセントとジュールス。ボスの情婦と一晩のデートをするハメになるビンセント。ボクシングの八百長試合で金を受け取るボクサーのブッチ。誤って人を殺し血塗れになった車の処理に右往左往するビンセントとジュールス。ギャングのボス、マーセルス。彼らの物語がラストに向けて重なり合っていく…。

販売元: ウォルトディズニースタジオホームエンターテイメント
DVD価格:1,890円(税込) 12/16発売


キル・ビル Vol.1

無敵のバトルヒロインに世界が熱狂した、
クエンティン・タランティーノの大ヒット作!
エリート暗殺集団DiVASの元一員ザ・ブライドは、結婚式の途中にDiVASの襲撃を受け夫やお腹の子供を殺されてしまう。昏睡状態に陥ったブライドだったが、4年間の眠りについた後、奇跡的に目覚める。目覚めたブライドにあるのは、自分を裏切った組織のボス、ビルと昔の仲間たちへの“復讐”の2文字だけだった…。キル・ビル…ビルを殺せ!

販売元: UPJ/ジェネオン エンタテインメント
DVD価格: 1,800円(税込) 発売中

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