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2009年12月17日

マリオン・コティヤール/Marion Cotillard

伝説のアウトロー、ジョン・デリンジャーと、
彼が愛した運命の女性ビリー・フレシェット。
2人がたどった真実のドラマを描く、極上のラブストーリー
『パブリック・エネミーズ』が全国大ヒット上映中です!

今回ご紹介するのは、ジョン・デリンジャーの最愛の女性であり、
彼と運命を共にした美女、ビリー・フレシェットを演じたマリオン・コティヤール。
『エディット・ピアフ~愛の讃歌~』(07)でアカデミー賞(R)受賞が記憶に新しい彼女。
共演のジョニー・デップも大のお気に入りの役者だそうです。

 アカデミー賞(R)受賞者でもあるマリオン・コティヤールは、底知れないほど深く演技にのめりこみ、常に新しい役柄に挑戦する女優として、国際的に高い評価を得ています。

 パリで生まれ育ったコティヤールは、オルレアン国立高等演劇学校で演技を学びました。
コティヤールはフランス人女優としては二人目、そしてフランス語による演技としては初めて、オスカーの栄冠に輝きました。これは『エディット・ピアフ~愛の讃歌~』(07)で見せた、伝説のシャンソン歌手エディット・ピアフ役の圧倒的な演技が絶賛されての受賞でした。彼女の演技について、ニューヨーク・タイムズ紙で映画評を担当するスティーヴン・ホールデンは、「私は今までにコティヤールほど驚異的な女優を見たことはなく、心も、いや魂までも、別人物になりきってしまう演技者だ」とまで評しています。この作品の演技でコティヤールは、BAFTAの主演女優賞、ゴールデン・グローブ賞、セザール賞を受賞し、映画俳優協会賞にもノミネートされています。

 2005年、コティヤールは、オドレイ・トトゥ主演の『ロング・エンゲージメント』(04)の演技でセザール賞助演女優賞を受賞。コティヤールのその他の出演作としては、大ヒットしたフランス映画『TAXi』シリーズ、リドリー・スコットが監督しラッセル・クロウと共演した『プロヴァンスの贈りもの』(06)、ティム・バートンが監督しユアン・マクレガーと共演した『ビッグ・フィッシュ』(03)、ギョーム・カネと主演した『世界でいちばん不運で幸せな私』(03)、フランス映画『エコール』(04)など。

間もなく、クリストファー・ノーラン監督の“Inception”の撮影が始まる予定で、
コティヤールはレオナルド・ディカプリオの妻役として主演しています。
 
コティヤールの役作りをジョニー・デップが絶賛!

 役作りのため、マイケル・マン監督はコティヤールに、ギャングの妻や恋人、ストリッパー、バーで働く女の子などに会い、暴力沙汰と切っても切れない男に寄り添う女たちの話を聞いてくるよう伝えました。「監督は私に、犯罪者の妻でいるというのは、そして、明日をも知れない生き方というのはどんな心持ちなのか、理解させようとしたのね」とコティヤールは言います。

 フランス人とネイティブ・アメリカンのハーフだったフレシェットを演じるコティヤールは、コーチについて、膨大な時間をかけてアクセントの特訓をしました。そしてまた、このギャングの情婦が生まれ育った世界を理解するため、メノミニー族の居留地を訪問。そこでコティヤールは、フレシェットと血のつながりのある人たちに会い、彼らの祖先の人生と愛について語り合いました。

コティヤールは、フレシェットという女の生きざまと、男のためなら刑務所にまで足を運び、それでもなお決して裏切らずフレシェットが愛し続けた男の生きざまに、強く心を動かされたといいます。「とても激しい人ね」と彼女は語ります。「情熱に生きて、ああいう愛に生きていると、ギャングである男が持ち込んでくるどんな恐ろしいことでも痛くもかゆくもなくなるんだわ」

 最愛の相手役を演じたジョニー・デップも、撮影現場で彼女の演技に心を動かされた一人でした。「マリオンの、ビリー役へののめりこみように心から感動した」とデップは絶賛します。「彼女はビリーを的確に演じ、ぞくぞくするようなそのものずばり感を出そうと心を砕いてた。それに、マリオンはこの役に深く入り込もうと、信じられないくらい必死でアクセントの訓練もしてた。個人的にも、いっしょにリングに上がる相手としても、大のお気に入りだね」


どんな役でも、それになりきるための努力は惜しまないマリオン・コティヤール。
フランス国内外問わず、世界で活躍している彼女の今後が楽しみです!


【パブリック・エネミーズ 公式サイト】

TOHOシネマズ スカラ座ほか全国大ヒット上映中!

(c) 2009 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.
 

マリオン・コティヤールの過去の作品をチェック!

エディット・ピアフ~愛の讃歌~

世界で最も愛された伝説のシャンソン歌手、エディット・ピアフ-
愛を歌い続けた47年の人生-その涙と喝采の物語
1915年12月19日、パリの下町、ベルヴィル地区の貧しい家庭に生まれたエディット・ピアフは、祖母が経営する娼館に預けられ、やさしい娼婦たちのもと育った。しかし、大道芸人の父親に引き取られ、その側で歌うことを覚える。これをきっかけに彼女にとって歌は生きがいに。パリの名門クラブのオーナー見いだされその才能を開花させるが、オーナーが死体で発見される。彼女に容疑がかけられ、疑いはすぐに晴れるが、世間の目は厳しかった…。
販売元: 東宝
DVD価格: 18,000円(税込) 発売中

 

ロング・エンゲージメント

戦火に生きた真実の愛。
圧倒的なスケールと映像美に貫かれた、究極のラブ・ストーリー
1919年。19歳のマチルドの元に一通の封書が届く。
それは、第一次世界大戦の戦火の中、2年前に戦場に旅立っていった婚約者マネクが戦死したという悲報だった。だがマネクの最期を見たものは一人もいない。「マネクに何かあれば、私にはわかるはず---」その直感だけを信じ、マチルドはマネクの消息を辿る、途方もなく遠い旅に出る。運命に立ち向かうものにとって、いかなることも可能であると・・・。果たして、その愛の直感は、奇跡を起こし、マチルドを彼へと導くのか?
販売元: ワーナー・ホーム・ビデオ
DVD価格:1,500円(税込) 発売中

 
 
 

投稿者 eigafan : 11:28 | トラックバック

2009年12月08日

ジョニー・デップ/Johnny Depp

伝説の指名手配犯(パブリック・エネミーNo.1)ジョン・デリンジャーと、
愛する女性ビリー・フレシェットの愛と野望の逃亡劇を描いた
『パブリック・エネミーズ』がいよいよ12/12(土)より公開となります。

今回ご紹介するのは、本作でジョン・デリンジャーを演じている
現在最も活躍しているジョニー・デップ。
デップがデリンジャーという男について感じたこと、
また、本作での役作りなどにスポットを当てます。

 
 デップは強く印象に残るさまざまな映画に出演し、その独特の演技で、高い評価とともに人気も博しています。キャプテン・ジャック・スパロウ役を演じた『パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド』(07)は、『パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト』(06)に続くシリーズ第3作目で、映画史上歴代3位となる10億ドルを超える興行収入を稼ぎ出しました。第1作目の『パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち』(03)でのスパロウ役の演技でアカデミー賞Rに初めてノミネートされ、さらにゴールデン・グローブ賞、英国アカデミー(BAFTA)賞、米俳優組合(SAG)賞にもノミネートされました。

 2005年にティム・バートンとタッグを組んだ『チャーリーとチョコレート工場』(05)では、ゴールデン・グローブ賞のコメディ・ミュージカル部門男優賞にノミネートされ、同じくバートン監督の『ティム・バートンのコープスブライド』(05)は、2006年のアカデミー賞R長編アニメ賞にノミネート。2004年には、ジョン・マルコヴィッチ、サマンサ・モートンとの共演で、ローレンス・ダンモア監督の『リバティーン』(04)に主演し、17世紀に実在したロチェスター伯爵こと女たらしの詩人ジョン・ウィルモット役に挑みました。
同監督の『シザーハンズ』(90)では、主役のエドワード役を演じ、その圧倒的な演技力で一躍ハリウッドでひっぱりだこの俳優としての地位を確立、ゴールデン・グローブ賞男優賞にもノミネートされました。

 マーク・フォースター監督の『ネバーランド』(04)ではジェームズ・マシュー・バリ役を演じ、ケイト・ウィンスレット、フレディ・ハイモアと共演。この作品で、2度目となるアカデミー賞Rにノミネートされたほか、ゴールデン・グローブ賞、米俳優組合賞、BAFTAでもノミネートされました。

 今後、出演が予定されている作品としては、テリー・ギリアム監督の“The Imaginarium of Doctor Parnassus”(09)、帽子屋(The Mad Hatter)役を演じるティム・バートン監督の『不思議の国のアリス』(10)、ブルース・ロビンソンが監督をつとめる、ハンター・S・トンプソンの処女作の映画化“The Rum Diary”(10)などがあり、また、ゴア・ヴァービンスキー監督の“Rango”には、声優として出演します。

 
ジョン・デリンジャーとは同じ血を感じる

 デップは、かねてからこの有名なギャングに興味を持っていたと言います。「笑い話だけど、子供の頃、かなり長い間、ジョン・デリンジャーに夢中だったんだ。でも、そもそもなぜ僕がジョン・デリンジャーに心魅かれ、僕の人生の大部分を占めるにまで至ったのか考えてみると、彼の性格だと思うんだよ。男が本物の男だった時代の、男としての彼の存在だね。デリンジャーは、結果はさておき、一切の妥協がない、むきだしの彼自身だったからだよ」

また、役作りのためにこの“紳士強盗”ゆかりの地を訪れ、実際に彼が使った武器を手にしました。さらにまた、彼自身が個人的に経験した感覚も役立ちました。「彼についての本はたくさん読んだけど、どれだけ研究しても、結局は、彼自身を本能的に理解する必要があった」とデップは話します。「ジョン・デリンジャーとは親戚のような感じがするんだ。同じ血を感じるんだよ。義理の父や祖父を、えらい思い出すね。男が真の男だった時代に生きた、おためごかしなんてひとかけらもない男に思えた」

 デップはこうも続けます。「デリンジャーは、自分の行いについて、ちゃんとした考えがあったと思う。自分を見失っていたわけじゃなくて、そんなに長いドライブにはならないだろうと、安心してたんじゃないかな。だけど、とんでもないドライブになったわけだけどね」


その素晴らしい演技力と彼自身の人柄の良さで、
世界中から愛されているジョニー・デップ。
ぜひ劇場で、デップ扮する銀行強盗にハートを奪われちゃってください!

【パブリック・エネミーズ 公式サイト】

12/12(土)、TOHOシネマズ スカラ座ほか全国ロードショー

(c) 2009 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.
 

ブラッド・ピットの過去の作品をチェック!

パイレーツ・オブ・カリビアン 呪われた海賊たち

ジョニー・デップ主演、アクション・アドベンチャー超大作!
カリブ海の港町、ポート・ロイヤル。美しい総督の娘エリザベスは、かつて海上で助けた少年ウィルが身につけていた黄金のメダルを手に入れ、今も密かに保管していた。ある日、ブラックパール号に乗ったキャプテン・バルボッサ率いる冷酷な海賊たちが町を襲い、お目当ての黄金のメダルを持つエリザベスをさらってしまう。立派な青年へと成長していたウィルは、エリザベスを救出するため、元ブラックパール号船長で一匹狼の海賊ジャック・スパロウと手を組み、エリザベスの救出に向かうのだが…。
 
販売元: ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント
DVD価格:1,500円(税込) 発売中


ネバーランド

ジョニー・デップが贈る、夢と感動のトゥルー・ストーリー
1903年のロンドン。新作『リトル・メアリー』の不評で気落ちしていたジェームズ・バリは、公園でやさしく美しい母親と4人の男の子の兄弟に出会う。すぐに少年たちと打ち解けていくジェームズだったが、父親を病で亡くしたことで、三男のピーターは心を閉ざしてしまっていた。早く大人になろうと無理をしているピーターに、次第に自分の少年時代を重ねて見るようになったジェームズは、その思いを新作劇に投影していく。

販売元: ショウゲート
DVD価格: 1,285円(税込) 発売中

投稿者 eigafan : 21:56 | トラックバック