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2010年05月12日
マット・デイモン/Matt Damon
ポール・グリーングラス&マット・デイモンが、3度目のタッグを組んだ
待望の最新作『グリーン・ゾーン』がいよいよ5/14(金)より公開されます!
今回は、強い使命感に突き動かされ、戦火のバグダッドを疾走する主人公ミラーを
並々ならぬ気迫で演じきったマット・デイモンご紹介!
マットがグリーングラス監督と再びタッグを組んだ理由とは…?
1970年、マサチューセッツ州ケンブリッジ生まれ。名門ハーバード大学で学び、アメリカン・レパートリー・シアターで初めての舞台に立ちます。17歳の時に『ミスティック・ピザ』(88)の小さな役で映画デビュー。『青春の輝き』(92)、『ジェロニモ』(93)などを経て、『戦火の勇気』(96)で広く注目を集めました。
そして1997年、巨匠フランシス・フォード・コッポラの法廷ドラマ『レインメーカー』とガス・ヴァン・サント監督の『グッド・ウィル・ハンティング 旅立ち』の主演を務めたことで、飛躍的なキャリアアップを果たします。なかでも『グッド・ウィル・ハンティング 旅立ち』ではアカデミー賞(R)の主演男優賞候補となり、親友ベン・アフレックとともに執筆したシナリオで同脚本賞を獲得。さらに『ラウンダース』(98)、『プライベート・ライアン』(98)、『リプリー』(99)、『バガー・ヴァンスの伝説』(00)、『すべての美しい馬』(00)、『オーシャンズ11』(01)といった話題作に相次いで出演し、ハリウッドを代表する若手俳優の地位を確立しました。
さらに本格的なアクション映画『ボーン・アイデンティティー』(02)で演じた記憶喪失の元暗殺者ジェイソン・ボーンが当たり役となり、続編の『ボーン・スプレマシー』(04)、『ボーン・アルティメイタム』(07)も大ヒットを記録。巨匠クリント・イーストウッドが監督を務め、モーガン・フリーマンと共演した『インビクタス 負けざる者たち』(09)での実在のラグビー選手役もアカデミー賞(R)助演男優賞にノミネートされ好評を博し、名実共にハリウッドを牽引するトップスターとして輝き続けています。
そのほかの主な出演作は『オーシャンズ12』(04)、『シリアナ』(05)、『ブラザーズ・グリム』(05)、『グッド・シェパード』(06)、『ディパーテッド』(06)、『オーシャンズ13』(07)、『インフォーマント!』(09)など。またベン・アフレックとともに制作会社ライブプラネットを立ち上げ、『夏休みのレモネード』(02)、『The FEAST ザ・フィースト』(05)などを世に送り出しています。
■マット・デイモンが『グリーン・ゾーン』に参加した理由とは?
『ボーン・アルティメイタム』の撮影が終わってほどなく、マット・デイモンは、グリーングラス監督との3作目となるプロジェクトに合意しました。
「ポールと仕事をすると、燃えてくるんだ。カメラでリアルなものを捉えるためなら頑として譲らないからね」とマットは絶賛します。「他の作品を観ればよくわかるはずだよ。『ブラディ・サンデー<未>』は、一瞬たりとも不自然で、個人的な思いを塗り固めたりしてない。『ユナイテッド93』では、登場人物たちが自分の置かれている状況の真相に気づけば気づくほど、打ち震えるような緊張感が伝わってくる。ポールは、観客にも映画の中の人物と一緒に、真実や緊張感を味わってほしいと願ってるんだ」
長年の友とまた組みたいというだけで、マットは『グリーン・ゾーン』の出演契約にサインしたわけではありません。彼はこう語ります。「ポールとの仕事というのを抜きにしても、僕は彼をもちろん尊敬してるし、作品は大好きだけど、僕にとっては、イラクやアフガニスタンから帰還したばかりの兵士たちと仕事するチャンスという点に大きな意味があったんだ。彼らこそ、このキャストを作り上げた立役者なんだよ。彼らのおかげで、真に迫った空気を作り出せた。実際にそういう状況を経験した人がそばにいて注意してくれるなんて、役者にとってはかけがえのないことだからね」
監督は、ロンドンのウォータールー駅で地下鉄の車両から駆け下りたり、タンジールの旧地区で屋根から窓へと綱1本で飛び込んだりしてくれたマット・デイモンが、3たび監督とタッグを組むと言ってくれて大喜びでした。
「マットは素晴らしい演技でこの作品を引っ張ってくれた」と監督は言います。「これはまさに、観客が彼に演じてほしいと願っている役柄なんだ。世界でも屈指のアクション俳優だからね。マットがアクション・サスペンスに主演したら、いやでも注目を集める。なぜなら、絶対にスリリングな場所へつれてってくれるのが、観客には分かってるからね。とことん真実を突き止め、これぞ勇気というのを見せてくれる。走る、ジャンプする、追いかけては、闘いを挑む……観客が、マット・デイモンにしてほしいと思っていることをすべてやってくれる。しかも、それをスマートにこなし、かつ威厳を保ち、さらに素晴らしいストーリーなんだからね」
今や誰もが認めるハリウッド屈指のスーパースターとなったマット・デイモン。
彼のアクションが存分に楽しめる『グリーン・ゾーン』を
ぜひ大迫力のスクリーンでお楽しみください!
5/14(金)、TOHOシネマズ スカラ座ほか全国ロードショー
(c) 2009 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.
■マット・デイモンの過去の作品をチェック!
新たな希望をつかむとき、旅立ちが始まる
アカデミー賞脚本賞受賞、感動のハートウォーミング・ストーリー
サウス・ボストンに住む20歳の青年ウィル・ハンティングは、生まれつき天才的な頭脳に恵まれながらも、幼いころに負ったトラウマが原因で心を閉ざし、荒れた日々を送っていた。ある日ウィルは、最愛の妻を亡くした悲しみから抜け出せずにいる精神分析医マクガイアと出会い、カウンセリングを受けることになる。当初は衝突し合っていた2人だが、次第に心の傷を語り合い親近感を抱き始める…。
販売元:松竹ホームビデオ
DVD価格: 4,327円(税込) 発売中
ボーン・アイデンティティー
ニュー・アクション・ヒーロー誕生!
マット・デイモン主演の新感覚スパイ・アクション!!
海上を漂っていた瀕死の男がイタリア漁船に救われる。語学は堪能、武術と頭脳も優れていたその男は記憶を失っており、自分の名前や経歴すら思い出せない。唯一の手がかりであるマイクロカプセルを頼りにスイスへ向かった彼だったが、そこには“ジェイソン・ボーン”名義の身分証明書とさまざまな国籍のパスポート、大量の現金、拳銃が残されていた。同じ時、アメリカではCIAが彼を抹殺する指令を出していたー!?
販売元:ジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメント
DVD価格:1,800円(税込) 発売中
2010年05月06日
ポール・グリーングラス/Paul Greengrass
〈ジェイソン・ボーン〉シリーズの黄金コンビが新たに放つ
前人未踏の体感型アクション・エンターテインメント!
『グリーン・ゾーン』が5/14(金)より公開となります。
本作のメガホンを握ったのは、つねに体感型の映像スタイルを志向する
ポール・グリーングラス監督。現在は世界的に有名となった監督の意外な経歴や、
『グリーン・ゾーン』への想いをご紹介します。
1955年、イギリスのサリー州チーム生まれ。ケンブリッジ大学を卒業後、グラナダ・テレビジョン・スクールへ。1987年に刊行された英国諜報機関の内幕に迫ったノンフィクション「スパイキャッチャー」がベストセラーになるなど、ジャーナリストとして活躍しました。その一方で民間放送局ITVのドキュメンタリー・シリーズ「World In Action」のディレクターを務め、イギリス・アカデミー賞のTV賞を獲得し、日本未公開の『Resurrected』(89)で劇映画の監督デビューを果たします。
その後は実在の強盗の生き様を描いた犯罪アクション『極悪非道』(94・未)、TVムービー「ガルフ・ウォー スカッドミサイル爆破指令」(96)、ヘレナ・ボナム・カーターとケネス・ブラナー主演のラブ・ストーリー『ヴァージン・フライト』(98)などを発表。1972年に北アイルランドで起こった“血の日曜日”事件の再現をドキュメンタリー・タッチで試みた『ブラッディ・サンデー』(02・未)でベルリン国際映画祭金熊賞を受賞し、世界的に認知されるフィルムメーカーとなりました。
そしてダグ・リーマン監督の『ボーン・アイデンティティー』(02)の後を受けた『ボーン・スプレマシー』(04)でハリウッドに進出。スピーディなドキュメント調の演出でシリーズに新たなインパクトを吹き込み、マット・デイモンと再び組んだ『ボーン・アルティメイタム』(07)は、全米オープニング3日間で約7000万ドルの興収を叩き出す爆発的な大ヒットとなりました。
また『ボーン・スプレマシー』と『ボーン・アルティメイタム』の間には、9.11同時多発テロでハイジャックされた旅客機内での出来事を映像化した『ユナイテッド93』(06)を発表。公開前には物議を醸した企画でしたが、リアリズムに徹した誠実かつ力強い仕上がりが各方面で絶賛され、アカデミー賞(R)の監督賞候補に名を連ねたほか多くの映画賞に輝きました。
■サスペンスは極限状態で最大限の効果を発揮する
『グリーン・ゾーン』の世界を映像化しようとしたとき、監督兼プロデューサーのグリーングラスは、紛争地域をリアルに描写した緊張感あふれるアクション・サスペンスで観客の心をつかみたいと考えました。監督はこの映画を「イラク戦争を描いたものではない」と強調し、「あくまでイラクを舞台にしたサスペンスであり、テーマはまったく別物だ。経験上、サスペンスはモラルが厳しく問われる極限状態で最大限の効果を発揮する」と説明します。
実は、グリーングラス監督はイギリスの民放局ITVで国際紛争の取材からそのキャリアをスタートさせました。10年間、彼は戦火で荒廃した国々をまわり、緊迫した内情をレポート。その後、主にフィクション製作に関わるようになってからも、気がつけば時事問題への興味が作品に反映されていました。ドキュメンタリー製作者としての徹底した真相の究明と、ドラマ製作者としてのストーリー展開のセンスを融合させ、強力なインパクトを持つ作品を作り続けてきたのです。
「サスペンスは観客の実感を伴わなくてはいけない。人は映画でしか体験できないものを求めて映画館へ足を運ぶ。あるときにはそれは想像上の幻想的な世界かもしれないし、またあるときはテレビのニュースで見るようなリアルな現実世界かもしれない。映画は、ニュースにはできない形で観る者を現場へ連れて行ってくれるからね」
映画としてのエンターテインメント性と現実感を絶妙なバランスで表現し、
観客を映画の世界へと引き込んでいくポール・グリーングラス監督。
まるでその場にいるような臨場感が味わえる『グリーン・ゾーン』。ぜひご期待ください!
5/14(金)、TOHOシネマズ スカラ座ほか全国ロードショー
(c) 2009 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.
■ポール・グリーングラスの過去の作品をチェック!
世界騒然!前作「ボーン・アイデンティティー」を遥かに凌ぐ
究極のサスペンス・アクション!!
記憶を喪失したCIAのトップ・エージェント、ジェイソン・ボーン。連絡を断ったことからCIAに命を狙われる身となった彼は、殺人兵器として訓練された本能で追っ手をかわし自分の正体を突き止めていった。あれから2年-。ボーンは過去を捨て恋人マリーとインドに潜んでいた。しかし何者かに追われ、マリーは命を落としてしまう。からくも脱出したボーンは、全ての真実を探るために一人旅立つのだった…。
販売元:ジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメント
DVD価格: 1,800円(税込) 発売中
ユナイテッド93
極限の上空―。 これほどまでの勇気を持てるだろうか。
最愛の人に、さよならを言えるだろうか。
2001年9月11日、ボストンの管制センターは、アメリカン航空11便がハイジャックされたという情報をキャッチ。さらに、ユナイテッド航空175便も音信不通となる。突然発生した事件の対応に追われる管制センターの職員たちだったが、彼らは世界貿易センタービルの北棟と南棟にその2機が突入していく信じがたい光景を目の当たりにしてしまう。その頃ユナイテッド93の機内でも、4人のテロリストたちが行動を開始していた…。
販売元:ジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメント
DVD価格:1,500円(税込) 発売中