
『ロスト・イン・トランスレーション』でアカデミー賞脚本賞を受賞したソフィア・コッポラの最新作は、マリー・アントワネット生誕250周年の記念すべき年に、フランス政府の全面協力の下、ヴェルサイユ宮殿で大規模な撮影を行って、全世界の注目を集めた話題作。
ヒロインは、わずか14歳で単身オーストリアからフランス王室へ嫁ぎ、18歳で即位した王妃マリー・アントワネット‥‥歴史の大舞台にあがるには、あまりにも幼かった少女。ソフィアはそんな彼女に興味を持ち、誰もが知っているマリーではなく、これまで誰も知らない、誰も知ろうとはしなかったマリーの“心”の軌跡を描き出した。
どんなに着飾っても、飾れなかった心。この上なく優雅に見える暮らしの中で、王妃として、妻として、母として、そしてひとりの女性として、彼女は何を感じ、
何を思ったのか━?
 
18歳でフランス王妃という最高の栄誉と贅を手にしたマリー。しかし、実際は24時間取り巻きに囲まれて生活する、不自由な毎日だった。プライバシーは一切なく、国内だけでなく、全世界の注目を浴び、世継ぎ問題、スウェーデン伯爵フェルゼンとの秘めた恋など、言動すべてがゴシップのネタにされていた。
 
第2の主役とも言えるリュクスな衣装は、『炎のランナー』、『バリー・リンドン』でアカデミー賞を2度受賞したミレーナ・カノネロが担当。この映画のために作った数百着の衣装が、宮廷の貴族たちを艶やかに彩る。また、現代最高のトレンド・セッター、マノロ・ブラニクが手がけた靴も宝石のような輝きを見せている。
  本編に散りばめられたスウィーツの数々は、1862年創業のフランスの老舗洋菓子店「ラデュレ」のもの。随所に配されたローズやピスタチオ色のマカロンが魔法のような世界を創り出している。
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