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商才アリ?セレブリティ達のサイドビジネス

年の瀬を迎え、ここハリウッドもすっかりホリデイ・シーズン一色。アメリカのクリスマスは家族や友人らとのプレゼント交換が「恒例イベント」であることも手伝ってか、世界的な不況が囁かれるご時世にもかかわらず、街中は連日多くの買い物客で賑わっています。そんな人波に紛れ込んでみると、しばしば目にするのがセレブリティ達がプロデュースしたあれこれ。お馴染みの顔ぶれからちょっと意外なあの人のものまで、セレブ・ブランドの数々をご紹介します。





ショッピングモールの定番、巨大クリスマスツリー

ハリウッドスターの名前が付いた商品は多岐に渡りますが、最もメジャーなジャンルのひとつとして挙げられるのが香水。先日もチラリとご紹介しましたが、ポップ・シンガーのブリトニー・スピアーズは、自身の「Believe」「Curious」に続いて第3弾となる新フレグランス「Fantasy」を発表しました。気になる売れ行きは、彼女のニューアルバム同様に好調な様子。

また、歌姫繋がりでは昨年発売されたマライア・キャリーの「M」、クリスティーナ・アギレラの新作「Inspire」などが有名どころです。男性ミュージシャンによるフレグランスは、ヒットチャート常連のアッシャーによるものが人気だとか。昨年「Usher」で香水事業に参入して話題となり、この秋に発売されたばかりの「UR」は前作同様に男女それぞれに向けたラインが揃っています。




女性クロージングラインでは、グウェン・ステファニーが活躍中。「L.A.M.B」と並び、日本人であれば着るのにやや勇気がいりそうな「Harajuku Lovers」がすっかり定着しています。また、恐らく最もバラエティに富んだラインナップを誇るのは、歌手兼女優のジェシカ・シンプソン。彼女の「Jessica Simpson Collection」では香水はもちろん、洋服や靴、バッグや小物類に至るまで、全身コーディネートが可能です。


また、旦那様と一緒にフレグランスを発表しているヴィクトリア・ベッカムも、これまでにバッグやデニムなどを次々と展開。この秋に発表した洋服ブランドはNYのファッションウィークにて話題に上りましたが、ここに来て「デザイナー替え玉疑惑」が浮上。果たして、本当に彼女の「ブランド」なのか?今後のコメントに注目が集まりそうです。






ディディがこの冬に発売した香水 その名も「I am King」(!)
近年、俳優としても活躍している歌手ジャスティン・ティンバーレイクは、友人と一緒に「William Rast」というカジュアルブランドを設立。彼のようにクロージングラインを持つ男性アーティストは、カニエ・ウェスト、スヌープ・ドッグ、ディディ、50セントと枚挙にいとまがありませんが、ひときわ偉才を放っているのがブラック・アイド・ピーズのウィル・アイ・アム。グループ加入前はLAのファッション学校FIDMに通っており、自身が立ち上げた「i.am」はかなり本格的。ちなみに、メンバーのステージ衣装は主に彼がデザインしているそうです。また、同じHip-Hop畑より、本名「Benjamin Bixby」で日本上陸を果たしたのは、アウトキャストのアンドレ3000。音楽業界随一のお洒落さんとして知られる彼のラインは、30年代風のトラッド系が中心となっています。百貨店バーニーズ・ニューヨークなどに入っているそうなので、お出かけの際はぜひチェックしてみて下さい。




ミュージシャン勢が並びましたが、俳優陣も負けていません。ナチュラリストとして知られるマシュー・マコノヒーは、製作会社なども兼ねた「j. k. livin」を仲間内で設立。この名前は、彼の出演作品「バッド・チューニング (1993/邦題)」の中での台詞”Just Keep Living”から取ったとか。こちらでは男女、ベイビー用のリラックス着や小物などが販売されています。そんな彼と同様、セクシー系の女性代表になりつつあるエヴァ・メンデスは、今年のホリデイ・シーズン向けに「Vida」でデビュー。ベッド周りのリネンコレクションを展開し、百貨店メイシーズのみで取り扱われています。

また、提携会社を「鞍替え」したとのゴタゴタもありつつ、友人のヘアスタイリストと共同で「David Babaii for WildAid」を発表したのは、ロマコメ女王のケイト・ハドソン。火山灰を使用したエコフレンドリーなヘアケア用ラインは、売り上げの10%が絶滅動物の保護活動に募金されるそうです。そして最後にちょっとユニークなところで、名優ダニー・デヴィートは「Premium Limoncello」というお酒をプロデュース。イタリア名産のリモチェッロとは、レモンが香る甘いリキュール。昨年の発表会場においては、明らかに酔っている彼の饒舌ぶりが印象的でした。




ざっとご紹介して来ましたが、これでもほんの一部。アメリカ特有とも言える巨大市場は、ありとあらゆる「商法」に長けたハリウッドならではかもしれません。円高効果もあり、これから年末にかけては海外旅行のピーク。日本未発売ばかりの上記商品を見かけた際には、是非手に取ってみてはいかがでしょうか?ちょっとした話の種になること請け合いです。


TEXT BY アベマリコ

2008年12月18日 16:45

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