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「MJ追悼会」再び: 新たなマイケル・ジャクソンWeek

先週お伝えしたオープン10周年のステープルズ・センター含むL.A. Liveに、またも「キング・オブ・ポップ」がカムバック。今週27日に、故マイケル・ジャクソンが敢行するはずであったコンサートのリハーサル映像を収録したドキュメンタリー作品”This is It”の世界プレミアが行なわれました。


             街中で目にする“This is It”ポスター
世界が衝撃を覚えたマイケル・ジャクソンの急逝から約4ヶ月。多くの皆さんがご存知の通り、その後はステープルズ・センターでの追悼式を経て、遅延はあったものの9月にフォレスト・ローン墓地に埋葬されていました。
その後も世界各地で行なわれたあらゆるメモリアルイベントや、過去に所有していたネバーランドより売却された数々のアトラクションが国内を巡業するなど、今日でも彼の名前がメディアに登場することは多数。改めて、彼が我々に遺した偉業がどれだけのものだったかを痛感します。

そんな中、今週は新アルバムの発売&ドキュメンタリー作品の公開が重なった「マイケル・ジャクソン週間」に。まずアメリカ国内では26日、今年から来年にかけて行なわれるはずであった同名コンサートのリハーサル映像を集めた劇場版作品”This is It”のサウンドトラックが発売されました。初回限定2枚組のアルバムは、”Human Nature”、”Thriller”、”Beat It”、”Billie Jean”などの大ヒット作品などを収録。18年前にプエルト・リコ出身のシンガーが録音していたことが判明したアルバム/ドキュメンタリー/ツアータイトルと同名の新曲”This is It”も含まれています。
惜しまれながらこの世を去ってから、米国だけでも600万枚近くのCDセールスを記録しているマイケル・ジャクソン。当アルバムもまた新たにビルボードチャートのトップへ君臨するのか、注目が集まっています。

そしてアルバム発売の翌日となる火曜日には、ドキュメンタリー作品”This is It”の世界プレミアがL.A. Liveはノキア・シアターにて行なわれています。現地時間18時開演のスクリーニングを前に、周辺にはMJのシグニチャーであったフェドラ帽やスパンコールの片手袋を身に着けたファン達が大集結。17時を前にしてその模様を世界発信したストリーミング映像がインターネット上に流れるなど、一大イベントとなりました。

会場には、ロンドンを皮切りにしたコンサートに出演するはずであったダンサー達を始め、人気リアリティ・ショー「American Idol (FOX / 原題)」第7シーズンの覇者デヴィッド・クック、第8シーズンにおいて準優勝したアダム・ランバートらも駆けつけています。
ちなみに21時より本作が上映されたL.A. Live内のリーガル・シネマズは、世界最大級の全3772席を誇る新設シネマコンプレックス。今回のスクリーニングがこけら落としとなり、またひとつ新しい場所にマイケルの名前が刻まれることになりました。

今日もこれからも、伝説として語り続けていくであろう「キング・オブ・ポップ」ことマイケル・ジャクソン。極端なまでのPerfectionist=完璧主義者として知られていただけに、実際のステージに立つことが叶わなかったコンサートの「リハーサル風景」がスクリーンに流れるということを本人が知ったのなら、どのように受け止めていたのかと思いを馳せる人々も少なくないようです。

それでもきっと、今回集まった大勢のファン達を見届けていたのなら満面の笑みを見せてくれていたはず。改めて「世界のエンターテイナー」マイケル・ジャクソンのご冥福をお祈りします。
 

TEXT BY アベマリコ

2009年10月29日 15:03

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