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新作&話題作が盛りだくさん!AFI Fest / American Film Market 2009

毎年秋ごろに共同開催されるAFI Fest とAmerican Film Marketが、今年も大盛況のうちに閉幕。現在はそれぞれの会場でフィーチャーされた近日公開を控える新作ラインナップ、来年のトレンドを占う話題作がハリウッドを席巻しています。毛色の違う「フェスティバル」と「マーケット」ではありながら、やはり主役となるのは「映画」。中でも特に注目を集めていた作品群をご紹介していきます。


AFI Festのスクリーニングが多く行なわれるArclight Hollywood
Photo by pinkfish13 on Flicker
AFMよりひと足お先に10月30日から11月7日まで開催されていたAFI Festは、本年度で23回目。アメリカが誇る映画制作訓練校「AFI: American Film Institute」が主催する本映画祭は、世界各国から集められた珠玉の作品を一挙に上映することで知られています。2009年のラインナップは、延べ32カ国から届いた54本の長編フィクション、13本の長編ドキュメンタリー、27本の短編からなる計94作品。 スタジオ大作映画からインディーズ映画まで、大人も子供も楽しめる作品群が勢揃いしました。

今年のオープニング上映に選ばれたのは、ウェス・アンダーソン監督の”Fantastic Mr. Fox (原題)”。こちらのアニメーション作品の声優陣はジョージ・クルーニー、メリル・ストリープ、ビル・マーレイやオーウェン・ウィルソンと超が付く豪華さであり、上映当日は監督とともにマーレイも会場に駆けつけています。

また、今年のAFI Festが世界プレミアの場となった”Everybody’s Fine”では、カーク・ジョーンズ監督の応援にキャストのロバート・デ・ニーロ、ケイト・ベッキンセール、ドリュー・バリモアらが来場。そして堂々のセンター・ピース作品であり、故ヒース・レジャーの遺作となった”The Imaginarium of Doctor. Parnassus”の会場にはテリー・ギリアム監督が、ガラ上映に選ばれた”Precious”のスクリーニングには出演者一同はもちろんのこと、プロデューサーを務めたオプラ・ウィンフリーも会場を訪れています。

そして、最終日を飾ったクロージング作品”A Single Man”においては、ファッション界の重鎮トム・フォードが初メガフォンを執ったとあって、コリン・ファースらキャスト陣に加え、元トップモデルのシンディ・クロフォードらもフラッシュを浴びていました。


AFMのメイン会場Loewsホテルのパティオエリア
Photo by Maschinenraum on Flicker
その一方、AFI Festを追うように開幕したAFM: American Film Marketは、海辺の街サンタモニカにて11月4日から11日までの開催。
IFTA: Independent Film & Television Allianceが1981年より主催しているAFMは、ほんの8日間で約800万ドル以上!が動くとされるアメリカ国内で最大規模の映画マーケットです。
例年、世界70カ国以上から8000社を超える映画関連企業が参加しており、製作会社、配給元、エージェント、監督や作家からプロデューサーまで、映画業界に携わるありとあらゆるジャンルの人々が一堂に会しています。

世界的に著名なベルリン/カンヌ/ヴェネチアなどの映画祭ではマーケットとフェスティバルが同時開催となりますが、こちらのAFMはあくまでビジネス・オンリー。メイン会場となるLoewsホテル周辺にて新作スクリーニングが随時行なわれながら、完成・未完成/有名・無名を問わず、それぞれ製作側と配給サイドが商談を重ねる場となっています。

本年度のAFMにおいての注目作品としてご紹介するのが、”Paranormal Activity”が空前のヒットを記録しているオーレン・ペリ監督の次回作”Area 51”。まさに「パラノーマル現象」とも言える費用対効果を生み出した彼の長編第2作目はSF作品となっており、前作に続けとばかりに米国バイヤーが殺到したと伝えられています。また、女性新人監督アニエシュカ・ヴォイトヴィッチ=ヴォスルーの長編デビュー作、リーアム・ニーソン、クリスティーナ・リッチ、ジャスティン・ロングらが競演した超自然スリラー”Afterlife”も話題沸騰中。短編処女作”Pate”がサンダンス映画祭などで脚光を浴びた彼女のフィーチャー作品とあって、こちらも注目株のひとつです。

そして3D映画人気が高まっている今日、いよいよ初の非米国3D作品のひとつとして登場している”StreetDance: 3D (UK作品)”も、ちょっとしたニュースに。文字通りストリートダンスを題材にした本作はその迫力に定評があり、さまざまなTVダンス番組が人気を博しているアメリカではヒットを呼ぶ可能性大だと報じられました。

年末公開の映画は、どれも賞レース狙いの作品ばかり。AFI FestやAFMが終わると、良作が次々と封切られる映画のベストシーズンと言えます。今後は映画館通いに忙しい毎日となりそうですが、気になる作品や注目株を続々とご紹介していきますので、どうぞご期待ください。
 

TEXT BY アベマリコ

2009年11月12日 22:44

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