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遂にフィナーレ!米2大リアリティ・ショーの勝者は?

今年のメモリアル・デー (戦没者追悼記念日)を前に、ホリディ・ウィークエンドとなった5月の最終週。アメリカンTV界では、人気のリアリティ・ショーが続々とフィナーレを迎えています。その中でも度々ヘッドラインを賑わせていたのが、今期の週間視聴率にて常時ツートップに君臨していた2大モンスター番組。多くの視聴者が固唾を呑んで見守った「芸能人社交ダンス」と「一般参加型オーディション」の行方、一挙にまとめてご紹介していきます。


  DWTSシーズン10の覇者ニコール・シャージンガー
  Photo by Skynet on Flickr
まずは、先月25日にフィナーレを迎えた社交ダンスバトル番組「DWTS」こと”Dancing with the Stars (ABC / 原題)”の話題から。いよいよ二桁となる第10シーズンに突入した老舗番組DWTSは、初回のプレミア放送から過去最高値となる2400万人を超す視聴者数でスタートを切りました。
セクシー・ボムシェルボディで知られるパメラ・アンダーソンや、他局のリアリティ番組”Jon & Kate Plus 8 (TLC)”出演中に夫の浮気問題で泥沼離婚劇を繰り広げた「子沢山の一般主婦」ケイト・ゴセリンらの参加が記憶に新しい今シーズンのDWTS。その一方では「90210」シリーズのブレンダ役でお馴染みのシャノン・ドハーティが、御年80歳の元NASA宇宙飛行士エドウィン・バズ・オルドリンよりも先に「脱落」してしまうなど、ファン驚きの展開を見せています。

こうして第1週目より視聴者のハートをガッチリと掴んでいた「DWTSシーズン10」において決勝へと駒を進めたのは、エリン・アンドリューズ (ケーブル局ESPNスポーツアナウンサー)、エヴァン・ライサチェック (プロフィギュアスケーター/バンクーバー五輪金メダリスト)、ニコール・シャージンガー (プシーキャット・ドールズ)といったそれぞれ出身畑が異なる3名。2時間に渡るフィナーレでは、アメリカきっての美人キャスターとして人気の高いアンドリューズが3位に決定、そしてこれまで圧倒的なテクニックを披露し続けてきたライサチェックとシャージンガーによる一騎打ちと相成りました。
そんな「濃い苗字」対決にて軍配が上がったのは、人気ポップス・グループでリードボーカル&センターを張り続けているシャージンガー。ちなみに彼女を10代チャンピオンへと導いたプロダンサーのデレック・ハフは、第7シーズンに続く2つ目の「ミラーボール型トロフィー」を持ち帰っています。


第9シーズンAIのポスター
そして翌26日に同じくフィナーレを迎えたのが、今年で第9シーズン目を数えるアイドル発掘/公開オーディション・シリーズ「AI」こと”American Idol (FOX)”。特に今期は、第1シーズンより「辛口ジャッジ」として出場者を斬りまくってきたサイモン・コーウェルの番組降板が決まっており、彼の最後の花道にも注目が集まっておりました。
決勝では先シーズンでひと足早く番組を去った元審査員ポーラ・アブドゥルやジャネット・ジャクソンがゲスト出演/パフォーマンスを飾りましたが、気になる視聴率は昨年比16%ダウン。歴代ワースト記録となる2400万人強という結果で終わっています。これには若年層の「AI離れ」や今期出場者達の「個性不足」などが理由に挙げられていますが、それでもDWTSが樹立した自己ベストを凌ぐ数字であることは明白。週によってはDWTSに交わされることもありながら、まだまだ「アメリカが最も視聴したリアリティ・シリーズ」の冠に恥じない不動の強さを見せ付ける恰好となっています。

(現在日本でもケーブル局にて放映中のAI第9シーズン。ご覧になっている方々は、以下ネタバレですのでご注意を。)前回のシリーズで準優勝を決めたアダム・ランバートほどのパンチ力を持った出場者は見られなかったものの、やっぱり回を重ねる毎にファン心理が働いてしまうのがAIの最たる魅力。予選より1、2の人気を誇っていた「元ギャングの愛息」アンドリュー・ガルシア、高音を武器に持つ「不思議ちゃん」ショバーン・マグナス、途中の視聴者投票によって脱落しかけるもジャッジに救われた「気の良いジャイアン風」マイケル・リンチらが続々と姿を消していく中でベスト3まで残ったのは、ある意味予想が裏切られることのない面々でした。

「イケメン代表」ケイシー・ジェームズが第3位に甘んじると、フィナーレはともに現在24歳のリー・デワイズとクリスタル・バワーソックスによる直接対決へ。火曜のパフォーマンス後の審査員達によるコメントならびに開始当初からの圧倒的な前評判では「シングル・マザー」バワーソックスが優勢と思われましたが、歌声&ドレッドヘアともにソウルフルさが魅力の彼女を下したのは「元ペンキ屋の店員さん」デワイズでした。度々指摘されていたシャイさを克服しての「ニュー・アメリカン・アイドル」が誕生、今後は両名ともにCDデビューなど様々な場所でお目にかかることになりそうです。

一度チャンネルを合わせたら最後、すっかり病みつきになってしまう人気リアリティ・ショー。これから夏季シーズンに向けては定番ヒットシリーズの数々も復活する予定となっており、ますますお茶の間を虜にしちゃいそうです。今後とも注目番組は逐一フィーチャーしていきますので、そちらもぜひお楽しみに。


TEXT BY アベマリコ

2010年06月03日 14:10

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