« スーパーボウルXLV: 米TV史上最高視聴率をまたもや更新! | メイン | 開催目前!アカデミー賞における一票の格差? »

史上に残るコラボの連続!The 53rd Grammys 授賞式

バレンタインデーを翌日に控えた13日、ここロサンゼルスのダウンタウン・エリアに位置するステープルズ・センターにて行なわれた第53回グラミー賞。音楽の一大祭典でしか見られない新旧の豪華ゲスト・パフォーマンスとコラボレーション、そして下馬評を裏切るサプライズの連続によって、今世紀のGrammysにおいて最高視聴率を記録する快挙となりました。


  LA街頭を飾ったグラミー賞の巨大看板。
レコーディング・アカデミーことNARAS (National Academy of Recording Arts & Sciences)が主催するグラミー賞は、言わずと知れた音楽界最高峰の年間セレモニー。最優秀アルバム賞やレコード賞などの主要部門を含めて100を越える部門が設けられており、様々なジャンル/カテゴリーにおいて著しい貢献をしたミュージシャンと楽曲にグラモフォン=蓄音機を模したトロフィーが贈られます。

とりわけ2011年度のGrammysは、我らが日本人アーティストによる怒涛の受賞ラッシュという記念すべき年になりました。エンタメ情報に敏感な皆さんであればすでにご存知かと思いますが、まずB’zの松本孝弘さんとラリー・カールトン氏の競作アルバムが「ポップ・インストゥルメンタル・アルバム賞」を獲得。そして人気ピアニストの内田光子さんは「インストゥルメンタル・ソリスト演奏賞」に、ジャズ・ピアニストの上原ひろみさん参加のスタンリー・クラーク・バンドは「コンテンポラリー・ジャズ・アルバム賞」、そしてサウスベイ在住の琴奏者である松山夕貴子さんが加わったポール・ウィンター・コンソートによる作品は「ニューエイジ・アルバム賞」にそれぞれ輝いています。

ノミネートの段階でエミネムの最多10部門をブルーノ・マーズが7部門で追っていた本年度のグラミー賞は、カントリー・トリオのレディ・アンテベラムによる5冠!で幕を降ろす結果に。また同じ「レディ」繋がりとして、卵型シェルター入り&御輿状態で担がれてレッドカーペットに登場、ふたたび視聴者の度肝を抜いてくれたレディ・ガガは、計3部門にてトロフィーを持ち帰っています。そして最高栄誉とされる年間アルバム賞に選ばれたのは、大所帯アーケイド・ファイアの「The Suburbs」。また、事前に多くのメディアにてジャスティン・ビーバーの受賞が確実視されていた新人賞は、オバマ夫妻もお気に入りと話題のジャズ・ミュージシャン、エスペランサ・スポルディングがさらう恰好となりました。

第53回グラミー賞: 主要部門受賞リスト

年間アルバム賞: アーケイド・ファイア「The Suburbs」
年間レコード賞: レディ・アンテベラム「Need You Now」
年間楽曲賞: レディ・アンテベラム「Need You Now」
新人賞: エスペランサ・スポルディング
ロック・アルバム: ミューズ「The Resistance」
ラップ・アルバム: エミネム「Recovery」
ポップ・ボーカル・アルバム: レディ・ガガ「The Fame Monster」
カントリー・アルバム: レディ・アンテベラム「Need You Now」

そして音楽ファン待望の豪華ステージ・パフォーマンスでは、まずオープニングからディーバ5名の競演によってキックオフ。「クイーン・オブ・ソウル」として不動の地位を築いたアレサ・フランクリンへのトリビュートに、クリスティーナ・アギレラ、ジェニファー・ハドソン、フローレンス・ウェルチ、マルティナ・マクブライド、ヨランダ・アダムスらが揃い、女王のヒットナンバーを歌い上げています。更にはかのボブ・ディラン!に新人バンドのマムフォード&サンズとアヴェット・ブラザーズ、昨年度の大ヒット曲「F*ck You」を引っさげたシー・ロー・グリーンとグウィネス・パルトロウなど、Grammysでしか実現できないスペシャル共演がゾクゾク。その他、特殊メイクによって肩を突起させて登場のレディ・ガガは、ヌードカラーの衣装をまとったダンサー達とともに新曲「Born This Way」をお披露目、ケイティ・ペリーは自らの結婚式のビデオを背景にブランコで宙吊りに、そして御年67歳で初のグラミー・パフォーマンスを飾ったミック・ジャガーは、昨年他界したソロモン・バーク氏に捧げる「Everybody Needs Somebody to Love」を堂々披露しています。

第53回グラミー賞: ゲスト・パフォーマー<出演順>
アレサ・フランクリン・トリビュート: クリスティーナ・アギレラ、ジェニファー・ハドソン、フローレンス・ウェルチ、マルティナ・マクブライド、ヨランダ・アダムス/レディ・ガガ/ミランダ・ランバート/ミューズ/ブルーノ・マーズ/ジャスティン・ビーバー、アッシャー、ジェイデン・スミス/ボブ・ディラン、マムフォード&サンズ、アヴェット・ブラザーズ/レディ・アンテベラム/シー・ロー・グリーン、グウィネス・パルトロウ/ケイティ・ペリー/ノラ・ジョーンズ、キース・アーバン、ジョン・メイヤー/エミネム、リアーナ、ドクター・ドレー、ジャネル・モネイ、アダム・レヴィーン/ソロモン・バーク・トリビュート: ミック・ジャガー/バーブラ・ストライサンド/リアーナ、ドレイク/アーケイド・ファイア

年間セレモニーでは最長となる3時間半にも及んだ全国放送は、およそ2650万人の視聴者を獲得。同様にCBS局が放送権を持っていた昨年度よりも100万人近く数字を伸ばし、過去10年間でのベスト視聴率を記録しています。先週のスーパーボウルによるアメリカ史上最高の視聴率樹立に然り、記録更新が続いた去年をさらに上回るナンバーが続出している2011年度。約2週間後に迫ったアカデミー賞も、この嬉しい波に乗ることができるのでしょうか?


TEXT BY アベマリコ

2011年02月17日 11:42

この記事へのトラックバックURL:
http://blog.eigafan.com/cgi-bin/mt-tb.cgi/2499

 
東宝東和株式会社