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怒涛の3日間!ロイヤル・カップルがハリウッドを魅了

先週金曜日、ロサンゼルスの「空の玄関」ロサンゼルス国際空港/LAXに降り立った、ケンブリッジ公ウィリアム王子とケンブリッジ公爵夫人キャサリン。世紀の成婚後、おふたりにとって初となる海外公式訪問は、Aリストスターが集まるハリウッドが最終地に選ばれています。


  滞在3日目の最終日、ジョブフェアを訪れたウィル&ケイト。
  Photo by U.S.Army Corps of Engineers
  Los Angeles District on Flickr
「Will & Kate」の愛称で、今や米国でも憧れの的となっている英国ウィリアム王子とキャサリン妃。現地時間4月29日、ウェストミンスター寺院で行なわれた盛大な挙式は、ここアメリカでは明け方であったにも関わらず、ネットワーク/ケーブル各局が競い合って大型特番を組むほどのロイヤル・フィーバーを巻き起こしています。
特に、お互いに学友として出会った「カレッジ・スイートハート (大学時代からの恋人)」である点、またイギリス独特の階級差を越えたロマンスであること、度重なる破局報道を経てのゴールインなどなど、彼らのドラマチックな軌跡はゴシップ好きのハリウッドを完全に魅了。 今回の滞在中も、これまでの歩みと併せておふたりの一挙手一投足が報道されることとなりました。

先週8日にLAに降り立ったご夫妻はその足で、ビバリー・ヒルトンホテルを会場にVariety誌とイギリスの投資グループが協賛するVariety Venture Capital and New Media Summitへ出席。そしてハンコックパーク近郊へ向かい、ロサンゼルス警察/LAPDによってガッチリと警備されたイギリス領事の邸宅にて、招待客のみのパーティが催されました。
そして翌土曜、ご一行はLAから1時間半ほどの場所に位置する高級避暑地サンタバーバラに到着すると、ウィリアム王子も騎乗したTiffany & Co. 主催のポロ競技チャリティ・マッチへ出席。多くのVIPゲストを含むおよそ2000人が観戦、女性セレブリティ・シェフとして知られるジアダ・デ・ラウレンティス (映画/エンターテインメント界で知られるイタリア一族出身) によるコース料理が振舞われたイベントは、最も高額なチケットに4000ドルもの値が付き、ウィリアム王子と弟のハリー王子による基金に向けて、推計440万ドルもの寄付金が集まったと報じられています。


  カナダ首都オタワの国会議事堂広場に到着したご夫妻。
  Photo by Brian Gratwicke on Flickr
大忙しのおふたりは同日中にLAへとトンボ返りすると、英国映画テレビ芸術アカデミー/BAFTA主宰のディナー・パーティに列席。ダウンタウンの老舗劇場Belasco Theaterには、当日の指揮を執った「So You Think You Can Dance (FOX)」や「American Idol (FOX)」への出演・製作者として知られるナイジェル・リスゴーを中心に、トム・ハンクス&リタ・ウィルソン夫妻、ジェームズ・ブローリン&バーブラ・ストライサンド夫妻、ニコール・キッドマン、ジェニファー・ロペス、ジェイソン・ベイトマン、ジャック・ブラック、ゾーイ・デシャネル、ブレイク・ライヴリーら俳優陣から、クエンティン・タランティーノ、ロブ・マーシャル、マイケル・マン、ジェイソン・ライトマン、ビル・コンドン、マイケル・パトリック・キングといった映画監督、そしてハーヴェイ・ワインスタインやジャド・アパトウらを始めとする製作者および映画スタジオ/TV各局のCEOに至るまで、錚々たる顔ぶれが一堂に会しています。

そして最終日となった10日には、キャサリン妃たってのご要望として、LA市内の貧困地区にてキッズ達にアート教室を提供するNPO団体The Inner-City Artsを訪問。おふたりは子供達に囲まれながら絵画クラスや粘度作りに参加したり、ダンスパフォーマンスを鑑賞されました。
その後、カルヴァーシティに位置するソニーピクチャーズ・スタジオにて行われた退役軍人と配偶者向けのジョブフェアに出席後、いよいよLAXへと戻られたご夫妻は、多くの報道陣に見守られながら帰途へ。およそ72時間に及ぶ今回の滞在は、まるで完璧に割り当てられた振り付けのようにきっちりと遂行された印象でしたが、キャサリン妃にとっては初の米国滞在であったそう。
カナダから始まったこの度の北米歴訪、無数のカメラに囲まれるタイトなスケジュールではありながらも、Newlyweds (=新婚カップル)のチャーミングな笑顔が垣間見れる3日間となりました。

すでにウェールズ地方の新居に戻られたご夫妻、この年度内には大きな行事は予定されていないとのこと。ウィリアム王子は英空軍での救助ヘリコプターのパイロットの任務に、キャサリン妃はかねてからの希望であったチャリティ活動に専念されるそうです。
おふたりが帰国された今日でも、王子のSweet tooth (甘党) 説や米長寿アニメ「The Simpsons (FOX)」のファン説、そして「ケイト愛用品」として、ダイアンフォンファステンバーグやロクサンダ・イリンチックのドレスなどに話題が沸騰しています。ここハリウッドにおける「ロイヤル熱」、もうしばらくは続きそうです。


TEXT BY アベマリコ

2011年07月14日 11:04

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