新年明けましておめでとうございます！いよいよ幕を開けた2012年、皆さんはどちらでカウントダウンをされましたでしょうか？アメリカ国内では、ニューヨーク、ロサンゼルス、ラスベガスといった大都市に、各界のセレブリティ達が大集合。華やかなニュー・イヤーを迎えています。

アメリカでの新年に向けたカウントダウンと言えば、ABC局にて放映される年末恒例の特別番組”Dick Clark’s New Year’s Rockin’ Eve (原題)”。1972年の大晦日より開始、米TV・ラジオ司会者として知られるディック・クラークがホストを務める当番組は、カウントダウンの世界的メッカ＝NYCに位置するタイムズ・スクウェアより中継されている国民的イベントです。2005年度からは、”American Idol (FOX)”の司会者ライアン・シークレストが共同ホストとして参加。アメリカ音楽界屈指のパフォーマーを迎え、1904年から続くタイムズ・スクウェア・ボールのカウントダウン・ドロップ・セレモニーが行なわれます。

記念すべき第40回目を迎えた本年度のゲストには、番組アシスタントに選ばれたレディー・ガガを筆頭に、ジム・キャリーの元彼女であるかつてのプレイメイト、ジェニー・マッカーシーが進行を務めたNY会場には、ジャスティン・ビーバーやピットブルら、BEPことブラック・アイド・ピーズの紅一点ファーギーが司会進行役となったLAでは、同じくBEPよりウィル・アイ・アム、ニッキー・ミナージュ、フローレンス・アンド・ザ・マシーン、LMFAOらが駆けつけました。2012年度の”Dick Clark’s New Year’s Rockin’ Eve”は、何と11年振りの記録更新となるベスト視聴率を獲得。5時間半に渡る特番の平均視聴数は980万人、12月31日午後11時半から翌午前12時半にかけては、平均2260万もの人々がチャンネルを合わせています。

その一方、NYやLAに並ぶパーティ・スポット、”Sin City（＝罪なる街／歓楽都市）”の異名をとるラスベガスにも、イベント好きなセレブリティ達が続々とイン。ストリップと呼ばれるラスベガス大通り沿いに建ち並ぶホテル内の大箱クラブでは、さまざまなゲストによるライブ・イベントが行なわれました。まずは、昨年度きってのお騒がせファミリー、カーダシアン一家がラスベガスをハイジャック。ヴェネチアンのクラブTAOには、ド派手なウェディングからたった72日後に御破算を迎えた次女キムが60万ドルとも言われるギャラで登場、ウィンのクラブTrystでは末っ子ロブ、パリスのChateauクラブ＆ガーデンでは長女コートニーがカウントダウン・パーティを催しています。

しかし、今日「リアリティ・スター」と呼ばれるリアリティ番組出身の彼らとは一線を画し、一流スター達による「極上パフォーマンス」が堪能できることこそベガスの醍醐味。ベラージオ内のThe Bankでは今やトップ・シンガーソングライターに数えられるブルーノ・マーズがライブを行い、シーザーズ・パレスのPUREには数々のスキャンダルにも動じることなくキャリアを積むクリス・ブラウンが来場。そして、ルクソールのLAXにてカウントダウンを行なったラッパーのB. o. B.、トロピカーナのRPMではR&Bシンガーの大御所メアリー・J. ブライジに加え、パームスのMoonにおいては、ソウル・シンガーのジョン・レジェンドがファン待望のカウントダウン・パフォーマンスを行ないました。

振り返れば、さまざまなニュースでお茶の間を賑わせてくれた昨年度の米エンタメ界。2012年度には、どのような話題が飛び出すのでしょうか？映画／TVの最新トピックから、気になるあのセレブリティのゴシップまで、幅広くお伝えしていきますのでお楽しみに。

TEXT BY アベマリコ