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2012年07月26日
ティーンエイジャー熱狂!The 14th Teen Choice Awards
小中学生の夏休み真っ只中、LAはユニバーサル・シティ内のギブソン・アンフィシアターにて行われたTeen Choice Awards 2012 (TCA)。毎年恒例の「ティーンによるティーンの為」の祭典は、過去最多となる1億3400万ものインターネット投票数を集めています。

若くしてリハビリ入所も経験した「苦労人」、 今やティーンエイジャーの良きお手本となっている デミ・ロヴァート。 Photo by Focka on Flickr
今月22日、過去10年以上に渡る「ホームグラウンド」ギブソン・アンフィシアターを会場に行われた第14回ティーン・チョイスアワード。映画、音楽、TV、スポーツといった各界にて活躍を納めた人々に、トロフィーならぬ当アワード名物のサーフボードが贈られる「夏の風物詩」として人気を集めています。去年に引き続き、FOX局にて全国放映されたセレモニーでは、同局におけるヒット・シリーズ2作品よりホストを選抜。今秋放映の「Xファクター (邦題)」第2シーズンから新審査員に加わることとなったデミ・ロヴァート、そしてミュージカルドラマ「glee/グリー」のアーティ役で知られるケヴィン・マクヘイルが共同で司会進行役を務めました。
本年度、抱えきれないほどのサーフボードを持ち帰ったのが、女性カントリー歌手のテイラー・スウィフト。絶好調の音楽活動だけにとどまらず、日本国内では10月6日の公開が待たれる「ロラックスおじさんの秘密の種」にて声優デビューも果たしており、映画/音楽の両ジャンルで合計5枚ものサーフボードを獲得しています。同様に音楽界から映画業界に活躍の場を広げたリアーナ (「バトルシップ」)も、映画部門の新人賞をゲット。また、過去4年間の当アワードにて総計41枚のサーフボードを集めている「トワイライト」シリーズは、 アルティメット・チョイス賞なる新設カテゴリーに輝きました。その一方、サマー映画スター賞の男女、そしてブチ切れ賞 (=Hissy Fit)をさらったのが、現在大ヒット公開中の「スノーホワイト」。アカデミー受賞女優シャーリーズ・セロン扮するラヴェンナ女王の鬼気迫るパフォーマンスと、それをよりいっそう盛り上げる迫力の最新映像、そしてハンツマンを演じたクリス・ヘムズワースの麗しき美男ぶりは、是非とも劇場にてご覧ください。
各アワード発表はもちろん、豪華アーティストによるパフォーマンスもクオリティの高かった本年度のTCA。10余年振りにシングル”Settle Down”を発表、当アワードが初の同局TV放映となったグウェン・ステファーニ率いるノー・ダウトや、人気ラッパーのフロー・ライダーはヒット曲”Whistle”とともに登場するや、シーアとのコラボが好評な”Wild Ones”を披露しています。また、ひときわ大きな声援…というより、もはや悲鳴に近い「絶叫」に包まれて登場したのが、ティーン女子憧れの的であるジャスティン・ビーバー。ほんの数年前のあどけなさはもう過去のお話、今やすっかり大人びた雰囲気をたたえながら、ダンサー達をバックにヒット曲”Boyfriend”と”As Long As You Love Me”を熱唱しました。そして堂々のトリを飾ったのが、ビーバーが見出したとされるカナダ出身の新人カーリー・レイ・ジェプセン。彼女の“Call Me Maybe”は米ヒットチャートのBillboardにおいても本年度の「Songs of the Summer」に選ばれる程のヒットを記録、キャッチーな曲調には著名人/一般による「口パクビデオ」の投稿がトレンドになる程の爆発的人気を確立しています。
第14回ティーン・チョイスアワード/主要部門受賞リスト
<映画部門>
ドラマ作品賞:「一枚のめぐり逢い」
コメディ作品賞:「21ジャンプ・ストリート」
アクション作品賞:「ミッシングID」
SF / ファンタジー作品賞:「ハンガー・ゲーム」
サマー映画男性スター賞: クリス・ヘムズワース/「スノーホワイト」
サマー映画女性スター賞: シャーリーズ・セロン/「スノーホワイト」
声優賞: テイラー・スウィフト/「ロラックスおじさんの秘密の種」
新人賞: リアーナ/「バトルシップ」
ブチ切れ賞: シャーリーズ・セロン/「スノーホワイト」
アルティメット・チョイス賞:「トワイライト・サーガ」
<TV部門>
ドラマ作品賞:「プリティ・リトル・ライアーズ (ABC)」
コメディ作品賞:「glee/グリー (FOX)」
アクション作品賞:「CSI: マイアミ (CBS)」
SF / ファンタジー作品賞:「ヴァンパイア・ダイアリーズ (CW)」
リアリティ・コンペティション賞:「Xファクター (FOX)」
リアリティ番組賞: “Dance Moms (Lifetime / 原題)”
<音楽部門>
男性アーティスト賞: ジャスティン・ビーバー
女性アーティスト賞: テイラー・スウィフト
R&B / ヒップホップアーティスト賞: ニッキー・ミナージュ
新人賞: カーリー・レイ・ジェプセン
新人グループ賞: ワン・ダイレクション
サマーソング賞: “Call Me Maybe” / カーリー・レイ・ジェプセン
<スポーツ部門>
男性アスリート賞: デヴィッド・ベッカム (サッカー)
女性アスリート賞: セリーナ・ウィリアムズ (テニス)
キッズやティーンエイジャーだけが楽しむにはもったいない、内容盛りだくさんで幕を下ろした2012年度のTeen Choice Awards。この度の受賞結果を受けて、これから夏休みが明けるまでの約1ヶ月、ますますエンターテインメント界の「ティーンエイジャー枠」が活気づくことでしょう。
TEXT BY アベマリコ
投稿者 eigafan : 10:25
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2012年07月19日
ノミニー発表直前: どうなる?今年のプライムタイム・エミー賞
現地時間19日、ここロサンゼルスにて発表される第64回プライムタイム・エミー賞の候補者/作品リスト。アメリカが誇るTVの祭典を約2ヶ月先に控え、早くも各メディアでは 気になるノミニーの顔ぶれが占われています。今日では、すっかり日本にも定着しているアメドラ&リアリティ・シリーズ。皆さんのお気に入りは、見事ノミネートを果たすことになるのでしょうか?

ノースハリウッドに構える米テレビ芸術科学アカデミー 本部入り口には、エミー像そのままの噴水が。
いよいよ今週木曜日に迫った、プライムタイム・エミー賞のノミネート候補者/作品発表。昨年6月1日から今年5月31日までのプライムタイム(=午後6時から翌午前2時)、つまり日本で言うところのゴールデンタイムに米国内で放映されたTVシリーズの中から、最も優れていた作品と出演者が選び出されることになります。当アワードならびに各エミー賞(お昼の番組を表彰するデイタイム・エミー賞、スポーツ番組に特化したスポーツ・エミー賞など)を主催する米テレビ芸術科学アカデミー (ATAS: Academy of Television Arts & Sciences)によるノミニー・セレクションは、これより8月末までに会員による視聴と投票が行われる予定。その集計結果は、技術部門に当たるクリエイティブアート・エミー賞が9月15日、そしてEmmysの愛称で知られる「目玉」のプライムタイム・エミー賞は9月23日に開催されることになっています。会場は昨年度に引き続き、ロサンゼルスのダウンタウンに位置するノキア・シアター。セレモニーの模様はABC局での独占放映が決定しており、司会者には意外にも今回がEmmysホスト初登板となる人気TVパーソナリティ、同局に冠番組を持つジミー・キンメルが抜擢されました。
それでは早速、各媒体における下馬評を統合した2012年度のEmmys予想、その中でも注目度の高いTVドラマシリーズをまとめていきましょう。まずは、人気シリーズがしのぎを削るコメディ部門から。昨年度の覇者「モダン・ファミリー (FOX / 邦題)」に並び、同期の”Parks and Recreation (NBC / 原題)”や”Louie (FX)”、その他にも比較的新しい「ビッグバン★セオリー/ギークなボクらの恋愛法則 (CBS)」、そして古株の常連として巻き返しを計りたい「ラリーのミッドライフ★クライシス (HBO)」辺りが、多くのイチオシ作品となっています。なお、 第7シーズン目をもって放送終了が発表された「30 ROCK/サーティー・ロック (NBC)」は、過去のコメディ部門を総ナメにしてきたにもかかわらず、ノミネート予想では意見が真っ二つの状態。また、一大ムーヴメントを巻き起こした「glee/グリー (FOX)」や、イラッとするボス役がハマり役だったスティーヴ・カレルが降板してしまった「The Office (NBC)」などはかつての勢いを失い、候補漏れが確実視されている模様です。
その傍ら、演技部門では主演男優賞に「ビッグバン★セオリー/ギークなボクらの恋愛法則」からジム・パーソンズの連続受賞を有力とみる声が多く、その他「30 ROCK/サーティー・ロック」よりアレック・ボールドウィン、「ラリーのミッドライフ★クライシス」からラリー・デヴィッド、そして”Louie”のルイス・C.K.ら。対する主演女優部門には「30 ROCK/サーティー・ロック」からティナ・フェイ、”Parks and Recreation”のエイミー・ポーラー、”Mike & Molly (CBS)”より昨年度の初受賞が話題となったメリッサ・マッカーシー、そして新作ながらひょっとしたら作品賞も期待できそうな人気作「New Girl /ダサかわ女子と三銃士 (FOX)」よりゾーイ・デシャネルといった名前が挙がっており、最も混戦が期待されるカテゴリーのひとつとして関心が集まっています。
そして見応え十分なシリーズの多いドラマ部門には、昨年度のミニシリーズ/TV映画部門に輝いた「ダウントン・アビー ~貴族とメイドと相続人~ (PBS)」がカテゴリーを換えての参戦。また、ケーブル局HBOの2強ドラマ「ボードウォーク・エンパイア 欲望の街」と”Game of Thrones”や、昨年秋にスタートを切ったばかりながら早くもゴールデングローブ賞のドラマ部門を獲得している「HOMELAND (SHOWTIME)」の人気が高い中、昨年度のオンエア期間が規定を満たさずノミネート漏れした「ブレイキング・バッド (AMC)」が雪辱を晴らす…と踏む声も多く挙がっているようです。そして大穴には、女性が主人公の法律ドラマ「グッド・ワイフ (CBS)」、来年度の第8シーズンがフィナーレとなる「デクスター 警察官は殺人鬼 (SHOWTIME)」、そしてやはり昨年度の勝者「マッドメン(AMC)」および過去の賞レースでも常連であったゾンビ・シリーズ「ウォーキング・デッド (AMC)」辺りを推す人々も。こちらもバトルが楽しみなカテゴリーです。
主演男優賞のノミニーには「ボードウォーク・エンパイア 欲望の街」のスティーヴ・ブシェミ、「ブレイキング・バッド」よりブライアン・クランストン、「マッドメン」からはジョン・ハム、「デクスター 警察官は殺人鬼」のマイケル・C・ホール、そして今年5月で終了したばかりの「Dr. HOUSE (FOX) 」よりヒュー・ローリーと、泣く子も黙る名俳優揃い。どうやら多くは、クランストンの返り咲きを望む声が多い模様です。そして主演女優賞では「グッド・ワイフ」のジュリアナ・マルグリーズによる連覇を阻止するべく、トップ予想の呼び声が高い「HOMELAND」のクレア・デインズに次いで、「ダメージ (FX)」よりグレン・クローズ、そして「マッドメン」からエリザベス・モスを予想するメディアもありました。
何だかんだでTVっ子の多いアメリカにおいて、最も楽しみな賞レースのひとつに数えられているプライムタイム・エミー賞。本国での人気が高ければ、すぐさま世界各国へとTVシリーズが「輸出」されていく今日この頃、日本国内におけるEmmysの注目度も急上昇しているのではないでしょうか?セレモニーまであと2ヶ月ちょっと、お気に入り作品の健闘を祈りましょう。
TEXT BY アベマリコ
投稿者 eigafan : 11:38
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2012年07月12日
「アメリカン・アイドル」生みの親による新シリーズ ”Opening Act”
今月9日、鳴り物入りでスタートを切った新リアリティ・ショー ”Opening Act”。各エピソードに登場する豪華アーティストの顔ぶれが早くも話題沸騰中の当番組ですが、それもそのはず、アメリカの地に国民的オーディション番組をもたらした敏腕プロデューサーが「制作総指揮」に名乗りを上げています。

このたび「Opening Act」を始動させた ナイジェル・リスゴー。 Photo by greginhollywood on Flickr
今週月曜日より、ケーブル・チャンネル E! にてプレミア放送を迎えた ”Opening Act (原題)”は、ブレイクを夢見るアマチュア・アーティストにプロフェッショナル・シンガーとステージを分かち合うチャンスを与えるリアリティ・シリーズ。今やアメリカを代表するポップ・スターとなったケイティ・ペリー、洋の東西を問わずにティーンのハートをわし掴みにしているジャスティン・ビーバーと、これまで数多のアーティストがYouTubeなどの動画共有サイトを介してデビューを果たしている昨今、そのトレンドに着目して誕生したのが当番組です。
そのタイトルにある「オープニング・アクト」とは、日本語でいうステージの「前座」。インターネット上に投稿されたアマチュアによるパフォーマンス・ビデオを番組チームが視聴、毎週入れ替わりで登場するプロ・シンガーのコンサートにおける前座アーティストを探すという内容となっています。この新感覚シリーズを実現させた人物こそ、イギリス出身の名プロデューサー、ナイジェル・リスゴー。本国にてTVシリーズの制作に携わったのち、ヒット・メーカーとして著名なサイモン・フラーとともに手掛けたシンガー発掘リアリティ番組 ”Pop Idol (ITV)”では辛口審査員を兼任、アメリカに渡って同シリーズのフランチャイズ版 ”American Idol (FOX / 邦題「アメリカン・アイドル」)”を大当たりさせました。その後、自らのダンサー/振付師としてのキャリアを活かして、またもやフラーとタッグを組みながらダンサー・オーディション番組 ”So You Think You Can Dance (FOX / 邦題「アメリカン・ダンスアイドル」)をプロデュース。またも自らジャッジを務めている当シリーズは、今期でいよいよ第9シーズンに突入、勝者2名(男女ひとりずつ)という新ルールのもと、白熱したバトルが繰り広げられている真っ只中です。
”Opening Act”の栄えあるプレミア放送のゲストは、リスゴーやフラーと同じく英国が生んだ大御所シンガーのロッド・スチュワート。カントリー歌手マルティナ・マクブライド、R&Bシンガーのジェイソン・デルーロ、フォール・アウト・ボーイのベーシストであるピート・ウェンツに加え、業界屈指の音楽プロデューサー達から成る番組チームが映像クリップを吟味、スチュワートの前座に最もふさわしいアマチュアが発掘されました。そのラッキーなアーティストは、テキサス在住のアリエルさん(21)。主にカフェでの飛び込みパフォーマンスを行っているという彼女のもとに、これまたイギリス出身の番組ホストであるオリヴィア・リーが登場すると、突如このサプライズ企画が明かされ、瞬く間にハリウッドへと「連行」されました。当シリーズにおいて、アマチュア・アーティストに与えられる猶予はたったの5日間。これまでビヨンセらビッグ・スターのトレーニングをしたボイス・コーチによる笑いあり涙ありの指導のもと、いよいよスチュワートの長期公演が行われているラスベガスへと向かうことになります。なお、今後シリーズに登場するビッグ・アーティストは、レディ・ガガ、ニッキー・ミナージュ、ジム・クラス・ヒーローズ、ジェイソン・ムラーズ、LMFAO、ブラッド・ペイズリーにジェイソン・アルディーンと、超が付く豪華さ。感動を誘うフォーマットに並び、ジャンルを超えたスター・パワーも、当シリーズの大いなる見どころです。
これまでにあった「シンガー発掘番組」とは異なり、敗退者がおらず、各エピソードに出演するアーティスト全員が「勝者」である”Opening Act”。また、週替わりでプロフェッショナル&アマチュアがフィーチャーされる1話完結スタイルも、フレッシュな印象を受けました。音楽系はもちろん、ダンス、サバイバル、恋愛、ファッション、料理、そしてスターのプライベート生活と、出尽くした感のあるアメリカン・リアリティショーですが、こうしたバージョンアップの余地はまだまだありそうです。
TEXT BY アベマリコ
投稿者 eigafan : 14:22
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2012年07月05日
動物愛護団体PETAが選ぶ「最もセクシーなベジタリアン・セレブ」
その過剰なまでの動物愛がゆえ、過去にもさまざまな過激キャンペーンで物議を醸してきた動物愛護団体PETA (People for the Ethical Treatment of Animals)。アメリカ独立記念日を目前に控えた先週末、毎年恒例となっている「最もセクシーなベジタリアン・セレブリティ」をアナウンスしています。

バービーのような人形を使ったPETAの反毛皮ポスター。 Photo by littlewizard91 on Flickr
“I’d Rather Go Naked Than Wear Fur” (=「毛皮を着るくらいなら、裸でいたほうがマシ」)をスローガンに、世界各地にて毛皮反対運動のヌード・デモを敢行、著名人とのコラボレーション・ポスターなどを発行している動物愛護団体PETA(ピタ)。リアルファー販売目的の狩猟以外にも、家畜の屠殺や実験行為など、動物に対してのあらゆる「不当行為」を撲滅するべく活動を行っており、ポール・マッカートニーやアレック・ボールドウィンといった著名人も多く賛同しています。PETAはまた、毛皮や動物皮革を愛用するセレブリティを徹底的に非難するバッシング行為でも知られ、ファーコートを着ていた米ファッション誌ヴォーグの編集長アナ・ウィンターなどが「パイ投げ」の餌食にしたことも。そしてつい最近では、自らのブランドにてファーをあしらった新作バッグを発表したオルセン姉妹ことアシュリー&メアリー=ケイト・オルセンを「トロール(おとぎ話に登場する小人)」と罵り、ヘビ革のブーツを履いていたキム・カーダシアンには小麦粉を入れた袋を投げ付けるなど、過激なパフォーマンスはとどまるところを知らず。ちなみに、もはや彼らの得意技ともなっている「Flour Bomb」(=小麦粉爆弾)は、これまでにパリス・ヒルトンやリンジー・ローハンらお騒がせセレブも標的となっています。
そんなアグレッシブなPETAのまとも?な活動のひとつに当たるのが、このたび発表された「最もセクシーなベジタリアン・セレブリティ」番付リスト。ベジタリアンとして日常生活を送りながら、その年度に顕著な活動を行い、菜食主義思想/ベジタリアニズムの普及やイメージアップに貢献した著名人が選出されています。そして2012年度、並みいる候補者より最多投票数を集めたのは、女性部門にジェシカ・チャステイン(「ヘルプ ?心がつなぐストーリー ? (2011)」)、男性部門にはウディ・ハレルソン(”Hunger Games (原題/2012)”)。昨年度のトップを飾ったクリステン・ウィグとラッセル・ブランド、それ以前の受賞者であるオリヴィア・ワイルド、トビー・マグワイア、ナタリー・ポートマン、プリンスやエレン・デジェネレスらに続き、”Sexiest Vegetarian Celebrity”のタイトルを獲得しました。
そのほか、2012年度の候補者にリストアップされた顔ぶれを見てみると、女性版にはアン・ハサウェイやマギー・Q、リア・ミシェルにルーニー・マーラといったスリムな美女達が勢揃い。一方の男性版では、フォアキン・フェニックスやブライアン・アダムス、ジャレッド・レトにジェイソン・ムラーズのようなイメージぴったりな面々もいれば、いかにも肉食イメージが強い?ビル・クリントン元大統領や、元プロボクサーのマイク・タイソン、MTVの身体を張ったリアリティ番組”Jackass”の出演者であるスティーヴォー、そして凄惨な飛行機事故から一命を取り留めたBlink182のトラヴィス・バーカーなど、ちょっと意外なセレブもベジタリアンであることが判ります。
あまりに極端すぎる動物愛護活動により「パフォーマンス集団」と揶揄されることも多いPETA。 しかし、一見ではムチャに映る彼らのアクティビティには、絶滅品種の保護や動物虐待の撲滅など、非菜食主義者にとっても興味深い内容が多数みられました。この度の男女別リストを含め、PETAの活動詳細は以下のウェブサイトより。異文化や思想の異なる人々にもお手柔らかに、ベジタリアン&ノン・ベジタリアンの「共存」が理想的ですね。
【PETAオフィシャルウェブサイト】
TEXT BY アベマリコ
投稿者 eigafan : 12:05
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