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『ハムナプトラ3 呪われた皇帝の秘宝』より -舞台は中国-

プロダクションノートをご紹介するこのコーナー、
今回は『ハムナプトラ3 呪われた皇帝の秘宝』の舞台、中国から。
本作を中国で撮影することになった経緯は…?!

「永遠の生命」を中国で探索する 

 前2作の世界興収が10億ドルを超えた『ハムナプトラ』シリーズの第3作を、中国を舞台に作るというアイデアは、プロデューサーのショーン・ダニエルとジェームズ・ジャックスが、かなり早い段階から温めていたものだった。

が、このアイデアを実現する脚本を創作し、映画化をゆだねる監督をみつけるには、長い時間が必要だった。そんな中、ダニエルが監督として白羽の矢をたてたのは、『ワイルド・スピード』でハリウッドのアクションの歴史に新しい1ページを切り開いたロブ・コーエンだった。

 アジア文化に造詣が深く、インドネシアにも家を持っているコーエンは、以前から中国で映画を作ってみたいと考えていた。そして、『ハムナプトラ3/呪われた皇帝の秘宝』という中国に関する映画を中国で撮影するというアイデアは、これまで自作の続編の監督を断ってきたコーエンの心をも動かすほど、魅力的なものだった。コーエンは言う。

 「中国文化と歴史を大事にする映画にしたかった。映画の最初の10分間は古代中国の話だが、そこでは古い中国語を使っている。それが、この映画の性格を物語っているんだ」

 エジプトから中国に舞台が移り変わったとはいえ、『ハムナプトラ3』の、強大なパワーを持つミイラが現代に復活するという物語のお膳立ては、前2作と共通している。
その背景には、世界中のすべての文化の中に、「永遠の生命の探索」という命題が見出せるからだと、コーエンは指摘する。「探索の方法は千差万別だ。古代エジプトのように復活を信じて死体をミイラにする方法もあれば、イエス・キリストが永遠の命への導きだというふうに宗教を通じて探索する場合もある。中国ではどうだったかというと、始皇帝の場合は、永遠の生命を手に入れるために薬を飲んだり、魔術や魔法の宝を探す旅に出たりした。彼に限らず、昔の皇帝は自分の墓を築き、メモリアルにすることで、人々の中に永遠に生きるようにした。そういうことを頭に入れておいてもらうと、兵馬俑が生き返るシーンなども興味深く見てもらえるのではないかと思う」とのこと。

【ハムナプトラ3 呪われた皇帝の秘宝公式サイト】
8/16(土)、日劇1ほか全国ロードショー
(C) 2008 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.

2008年07月30日 20:38

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