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『P.S.アイラヴユー』より ~原作にはない役どころ~

プロダクションノートをご紹介するこのコーナー、
今回はせつない秋を彩るラブ・ストーリー『P.S.アイラヴユー』から。

原作と違うところ、通じるところ

最愛の人を亡くして悲しみにくれるホリー(ヒラリー・スワンク)の人生に現れるもう一人の男、ウィリアムは、ハンサムなアイルランド人。ジェリー(ジェラルド・バトラー)の手紙に導かれて、ホリーは二人が最初に出会ったアイルランドを親友のシャロン(ジーナ・ガーション)、デニース(リサ・クドロー)と一緒に訪れる。その時にウィリアムと出会うのだ。

ウィリアムを演じるジェフリー・ディーン・モーガンは、ラグラヴェネーズ監督の妻と十代の娘によって紹介された。「妻と娘が『グレイズ・アナトミー』の大ファンで、キャスティング最中に妻に座らされ、ドラマのエピソードを3回分観るように、と言い渡された。そこでは、ジェフリー・ディーン・モーガンがデニー役を演じていて、彼の事は他からも色々聞いていた。素晴らしかったし、役にもぴったりだったので、ウィリアム役を頼んだんだ」とのこと。

「ジェフリーは本当にスターだったわ」と語るのは、プロデューサーのスミス。「部屋を明るくする100万ドルのあの笑顔。ただ、アイルランドのアクセントを学ぶ必要があったから、方言のコーチをつけたけど、彼は素晴らしくやってのけた」。

「アクセントを学ぶのは、控えめにいって試練だったね」と、ジェフリー。「でも、いい試練だったよ。脚本、キャスト、監督のコンビネーションと、未体験分野へのチャレンジということで、もう役を引き受ける意志は固まっていた。アイルランドの滞在と、この役を演じたことは素晴らしい体験だった。ウィリアムはホリーが癒されていく過程の一部。二人は出会ってすぐにお互いに魅力を感じるんだ。特別なつながりがあることを後に知るんだけど」。

 ウィリアムのキャラクターはセシリア・アハーンの小説には登場しない。ラグラヴェネーズが原作を脚色する際に創作した改良のひとつだ。でも、気を使うべき唯一の人物、つまり著者自身からの承諾は得ている。「脚本を読んだ時、笑ってそして泣きました。リチャードは小説の魂を完璧に捉えていると思いました。おそらく、母体は少しだけ違うかもしれませんが、肝心の心はまったく同じだったからです」と、アハーン。
 
いよいよ公開が迫る本作。原作との違いも楽しみに、ぜひチェックしてみてください!

【P.S.アイラヴユー公式サイト】

10/18(土)、有楽座ほか全国ロードショー
(C) 2007 CUPID DISTRIBUTION LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

2008年10月10日 12:18

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