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ケイト・ブランシェット/Cate Blanchett

2/16(土)公開の『エリザベス:ゴールデン・エイジ』で、アカデミー賞主演女優賞にノミネートされ、受賞への期待が高まるケイト・ブランシェット。前作『エリザベス』(98)で絶賛されながらも今回の復帰には慎重だった彼女が、再びエリザベスを演じることを決めた理由とは一体なんだったのでしょうか。トップ女優の座に君臨しながら、今なお様々な役にチャレンジし続ける、ケイト・ブランシェットをクローズアップ!

1969年、オーストラリア生まれ。オーストラリア国立演劇学校を卒業後、アンサンブル演劇で知られるカンパニーBをはじめ、舞台で活躍し、『Paradise Road』(97)でハリウッド映画デビューを果たしました。
そして98年、『エリザベス』で一躍注目を浴び、アカデミー賞主演女優賞ノミネート、ゴールデン・グローブ賞や英国アカデミー賞では主演女優賞を受賞し、世界中で大きな賛辞を得ます。その後、『ギフト』(00)や『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズ等に出演し、キャサリーン・ヘップバーンを演じた『アビエイター』(04)ではアカデミー賞助演女優賞を受賞。06年にも『あるスキャンダルの覚え書き』でアカデミー賞助演女優賞ノミネートされました。
私生活では2児の母親であり、女性として、女優として、ますます輝きを増すばかりです。
 
女王の帰還

「ケイトなしでは、この映画は作れなかった」とカプール監督が語るかたわら、ブランシェットは女王エリザベスへの復帰に慎重な姿勢でした。

「『ヘッダ・ガブラー』という舞台を再演したことがきっかけだったの。再演すると、その役をより深く掘り下げられるということに初めて気づいたの。エリザベスがどのように語られるかは、彼女のどの面に光を当てるかによるわ。この映画は、多くの意味で〈受容〉についての長い旅ね。この映画で私が努力したことは、ある種の空虚を抱えた女を創り上げること―友達もなく、夫もなく、子供もない―だから、そのむなしさを埋め合わせてくれる何かを探し求めるの。」
「彼女が歳を重ねるにつれ、結婚して他の国々との同盟を結べる能力が衰えていき、彼女の肉体的な魅力、子供を作る能力に疑問符がつく。それは政治的な困難だけでなく、彼女自身の苦悩でもある。そこで、彼女とローリーの関係で、あまりにも長い間、抑圧し続けてきたことが一気に表面に浮き上がってくるの。」
再びエリザベスを演じることを決めた一番の動機は、このエリザベスとローリーの関係への興味からだったとブランシェットはいいます。

もう1つの理由は、カプール監督と再び仕事ができるということでした。「私たちには通じ合うものがあって、お互いの考えていることがわかるの。彼はいつも熱心に人の言うことを聞いてくれる。役者がその場面にもたらす効果を心から愛してくれて、役者の一瞬を見逃さないの」


本作で、すべてを手に入れるための代償、エリザベスが払った、全能者になるための代償、男の世界で女ひとりぼっちであることの代償の重さを伝えたいというブランシェット。類稀なる才能をもちあわせながら役への鍛錬を欠かさない彼女は、それをあらゆる女性の心に響かせることでしょう。

【エリザベス:ゴールデン・エイジ公式サイト】
2/16(土)、日比谷スカラ座ほか、全国ロードショー!
(c) 2007 Universal Studios. All Rights Reserved.


ケイト・ブランシェットの過去の作品をチェック!

エリザベス

世界の映画賞を堂々16部門受賞!
16世紀のイングランド。ヘンリー8世の愛人の娘エリザベス(ケイト・ブランシェット)は、私生児という立場から一度は王位継承権を奪われてしまう。しかし世継ぎがいない女王メアリーが他界したことにより一転、25歳の若さで女王として即位することになる・・・。暗殺、陰謀、裏切り、そしてたったひとつの恋。スキャンダラスに彩られたクイーンの素顔を描く!
 発売・販売元: ソニー・ピクチャーズエンタテイメント
 DVD価格:8,880円(税込) 発売中

  
  

アビエイター プレミアム・エディション

父親の莫大な遺産を注ぎ込み過去に例を見ないやり方で、映画『地獄の天使』完成させ、一躍スターの仲間入りを果たしたハワード・ヒューズ(レオナルド・ディカプリオ)。人気女優キャサリン・ヘップバーン(ケイト・ブランシェット)との恋や仕事の成功に、人生の絶頂期を謳歌するかに見えたハワードだったが、夢にのめりこみすぎた時、何かが狂い始める。
2005年度アカデミー賞最多5部門受賞。大富豪の一生を製作費150億円を投じて、壮大なスケール、豪華キャストで描いた2005年最大の話題作!
 発売・販売元:松竹
 DVD価格:4,016円(税込) 発売中

2008年02月15日 16:52

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