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ベニチオ・デル・トロ/Benicio Del Toro

迫りくる恐怖と謎解きの醍醐味に満ちた極上のサスペンスが展開していく
『ウルフマン』がいよいよ4/23(金)より公開となります!

今回ご紹介するのは、本作への思い入れが人一倍強く、
主演のみならず自ら製作も務めたベニチオ・デル・トロ。
本作の企画を持ちかけられた時のデル・トロの反応とは?
先日の来日記者会見の様子も合わせてご紹介します!

 スティーヴン・ソダーバーグ監督の『トラフィック』(00)でアカデミー賞の助演男優賞を受賞。アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督の『21グラム』(03)で再び同賞にノミネートされたのち、ソダーバーグ監督の『チェ 28歳の革命』(08)と『チェ 39歳 別れの手紙』(08)でカンヌ映画祭の主演男優賞を受賞するなど、カリスマ性を備えた演技派としてスターの道を邁進しています。

 1967年2月19日、プエルトリコ生まれ。一族全員が法律家という家庭に育ち、自身も法律家をめざしてサンディエゴの大学に進みますが、演劇にめざめ、ステラ・アドラーに師事して演技を学びます。TVシリーズの「特捜刑事マイアミ・バイス」などに出演したのち、『ピーウィー・ハーマンの空飛ぶサーカス』(88・未)で映画デビュー。
『007/消されたライセンス』(89)、『インディアン・ランナー』(91)、『コロンブス』(92)、『フィアレス』(93)、『ゴールデン・ボールズ』(93)、『ザ・プロデューサー』(94)などを経て、ブライアン・シンガー監督の『ユージュアル・サスペクツ』(95)で強盗のフェンスターを快演し、ブレイク。同作と『バスキア』(96)でインディペンデント・スピリット賞の助演男優賞を受賞し、ハリウッドに確固たる地位を築きました。

その他の出演作は、『フューネラル』(96)、『ザ・ファン』(96)、『エクセス・バゲッジ/シュガーな気持ち』(97)、『ラスベガスをやっつけろ』(98)、『誘拐犯』(00)、『スナッチ』(00)、『プレッジ』(01)、『ハンテッド』(03)、『シン・シティ』(05)、『悲しみが乾くまで』(07)など。
新作に、ソフィア・コッポラ監督の『Somewhere』(10)があります。


オリジナル作を再発見できた『ウルフマン』

 『狼男』を現代によみがえらせるというこの『ウルフマン』の企画に、デル・トロは大乗り気でした。
「フランケンシュタイン、ドラキュラ、ミイラ男……子供のころはそんな映画を観てばかりいた」とデル・トロは振り返ります。「演技というものを最初に見た記憶は、ロン・チェイニー・Jrが演じた狼男なんだ。僕たちはこの名作と、ヘンリー・ハル主演の『倫敦の人狼』に敬意を払いたいと思った。昔ながらの手作りの手法がどんなにワクワクするか、よく分かっているからね」

3月には本作のPRのため1年ぶりに来日し、来日記者会見に出席したデル・トロ。来日の感想を聞かれ「とても良い気分です。日本に来る度、日本はとても良い所だと感じます。日本の映画ファンは映画をとても大切にしてくれています。」と、来日を楽しんでいる様子が伺えました。

また、リメイクする際にどのような映画にしたいと思いましたか?という記者からの質問に、「カラーで作りたいと思いました(笑)よりアグレッシブに、より暴力的にしたいと思ったし、現代的にしたかったです。また、若い世代に見てもらえるようにしたかったです。
トップクラスのスタッフ達に作ってほしいと思い、脚本家のアンドリューに依頼しました。彼はオリジナルと違った形で父と子の関係、恋愛の要素、エンディングを書き上げました。しかし、オリジナルに忠実なディテールも残してくれた。オリジナルにオマージュを捧げたかったのです。最終的にはオリジナル作を再発見できる映画となりました。」と、本作への想いを語っていました。


会見では自信たっぷりに本作の魅力を語ってくれたベニチオ・デル・トロ。
セクシー俳優としても有名な彼ですが、満月の力によっておぞましい姿に
変身してしまうのです…。その姿を、ぜひスクリーンでお確かめください!


【ウルフマン 公式サイト】

4/23(金)、TOHOシネマズ 日劇ほか全国ロードショー
本作はR15+指定です

(c) 2010 Universal Studios. All Rights Reserved.
 

ベニチオ・デル・トロの過去の作品をチェック!

トラフィック

2001年度アカデミー賞4冠!
世界の映画賞で数々の金字塔を打ち立てた超注目作。
麻薬に汚染され切った大国・アメリカの首都・ワシントンD.C.で、麻薬ぼく滅に乗り出す国家の責任者ロバートと麻薬におぼれるその娘、キャロライン。カリフォルニア州南部の麻薬の密輸仲介人であるルイスと、夫を救うために犯罪に手を染める妻ヘレーナ。そして、麻薬供給ルートのもとであるメキシコで、麻薬捜査官として働くハビエルとマローノ。麻薬密輸に関わる人物たちを追いながら、麻薬戦争の全貌が明らかになっていく…。
販売元:東宝ビデオ
DVD価格: 6,300円(税込) 発売中

 

チェ 39歳 別れの手紙

信念は、死なない。
チェ・ゲバラのドラマティックな生と死を描く『チェ』最終章!
キューバ革命を奇跡的成功へ導いたチェ・ゲバラは、1965年3月、忽然とその姿を消した。突然の失踪に様々な憶測が飛び交う中、盟友カストロはチェ・ゲバラの“別れの手紙”を公表する。ゲバラはキューバでの地位や市民権を全て放棄し、再び革命の旅を始めたのだ。南米大陸の自由を勝ち取るため独裁政権下のボリビアに潜伏するゲバラ。しかしボリビア共産党の協力も得られず、革命軍は次第に孤立していく…。ゲバラの「革命の旅」が、今終わりを迎えようとしていた。
販売元:NIKKATSU CORPORATION
DVD価格:3,990円(税込) 発売中

 
 
 

2010年04月20日 21:12

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