« 測定方法を変更・アメリカのTV視聴率が変わる!? | メイン | 秋の夜長に… 「Chanoma Film Festival 2006」速報 »

ロサンゼルスのアイコン、グリフィス天文台が再びオープン!

ハリウッドの3大アイコンといえば、丘にそびえるハリウッドサイン、スターの手形で有名なチャイニーズシアター、あともう一つはなんでしょう? 答えは「グリフィス天文台」。ロサンゼルスの街から見て、ハリウッドサインのやや右側にドーンとそびえる白亜の建物である。


丘の上にそびえるグリフィスパーク
映画ファンには、「チャーリーズエンジェルフルスロットル(03)」で、エンジェルとデミ・ムーアが対決した場所、と言った方が分かりやすいかも。この他にも、古くはジェームス・ディーンの「理由なき反抗(55)」から、「007ゴールデンアイ(95)」、TVシリーズ「スタートレック」等、数限りない映画に登場しているグリフィスパーク。映画ファンなら是非とも訪れたい場所である。

ところがこの必見スポット、2002年から今まで改修工事のために閉鎖され、世界中の映画ファンが涙を飲んでいた。

そして2006年11月、グリフィス天文台は閉鎖から約5年を経て再びオープンの運びとなった。オープンに先駆けて行われたプレス発表には、映画ファンコムにもしっかり招待状が届いた。で、早速行って来ましたよ発表会。


庭にはジェームス・ディーンの銅像も
グリフィス天文台はグリフィスパークという広大な自然公園の中にある。ちなみにこの自然公園は米国最大のものなのだそうな。ロサンゼルスの街中から山に向かってドライブすること15分、装いも新たなグリフィス天文台に辿り着く。かつての少々くすんだ外観は、ご覧のようにすっかり真っ白、ハリウッドの神殿に生まれ変わっていた。建物の前に広がる芝生も目に眩しいほどの鮮やかな緑。美しい建物の多いロサンゼルスでも文句なしにナンバーワンだろう。

建物の中は世界でもトップクラスの天文博物館。何しろ今回の改装にかかった費用が93億円というから、その充実度はハンパではない。最新の技術を駆使した展示物で宇宙の成り立ちを勉強できる。そして、これまた最新のデジタルプロジェクターを利用したプラネタリウム。天文博物館としては、世界で3本の指に入る設備だそうだ。



アメリカで最も美しい夜景の一つ
プラネタリウムで宇宙の神秘を味わった後、天文台の裏の見晴台に回ると、眼下に広がるのはハリウッドとロサンゼルスダウンタウン、そしてサンタモニカの海。ロサンゼルスのすべてが一望できてしまうのだ。更に素晴らしいのが夜景。オレンジ色の街灯が放射線状にどこまでも広がっていく様子は、とても言葉には表せない。こんな場所で愛を囁いたらどんな女の子でもグラッと来てしまうに違いない(保証の限りではありませんが)。

ロサンゼルスに来る人は、是非とも訪れてほしい。そこでちょっとご注意を。グリフィス天文台はロサンゼルスに住む人々にとっても行きたいスポットNo.1になっていて、しばらくはものすごい人手が予想されるため、入場はすべて予約制。訪れたい日の最低48時間前に予約が必要だ。予約はインターネットからでも可能。入場料は大人8ドル、子供4ドルと結構安い。折角休暇をとってLAに来たのに入れない、なんて事のないよう、是非前もって予約をとっておこう。


TEXT BY 岩下慶一

2006年10月20日 14:10

この記事へのトラックバックURL:
http://blog.eigafan.com/cgi-bin/mt-tb.cgi/314

 
東宝東和株式会社