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バンクーバー冬季五輪: ライバルは「ニューメディア」と「アメリカン・アイドル」


  バンクーバー冬季オリンピック2010の聖火
  Photo by iwona_kellie
2月12日に開幕、来週28日まで開催中の第21回冬季オリンピック。現在金メダル数トップを独走しているアメリカでは、多くの視聴者が雪上/氷上の戦いを見守っています。
そしてテレビ業界に目線を移してみると、ここでも熾烈を極めるバトルが展開中。今期のオリンピック独占放送権を獲得しているNBC局にとっては、インターネットなどのニューメディアならびに人気オーディション番組AIこと「アメリカン・アイドル (FOX)」の放送日と重なる火曜&水曜が「脅威」となっている模様です。

隣国カナダで開催中のバンクーバー冬季オリンピックは、アポロ・アントン・オーノ (男子スピードスケート)やショーン・ホワイト (男子スノーボード)、男子アイスホッケー・チームらアメリカ勢の大健闘も手伝って、連日のヘッドラインを飾っている真っ只中。今月12日に行なわれた開会式においては、平均3260万人がチャンネルを合わせる結果となりました。
これは2002年に自国ソルトレイクシティにて記録された歴代トップとなる4560万人に次ぐ数字。2012年のロンドンまでオリンピック放映権を持つNBCにとっては、まず幸先の良いスタートとなりました。


  次期ロンドン大会までオリンピック独占放送権を持つNBC

現在、NBC局ではゴールデンタイム枠の3時間前後に凝縮してメイン競技を放送中。その他の種目は同系列のケーブル局や他局のハイライトでも放映されていますが、結果が夜まで待てないスポーツファン達は、インターネットやストリーミング放送などで速報をチェック。時にはFacebookやTwitterなどのSNSを介して、同局よりも早く情報配信されることもしばしばです。
各局が種目ごとに放送権を持つ日本から見れば、このアメリカの「独占放送権」は不思議な形態かもしれません。人気の高い種目を一挙に放映してまとまった視聴層を獲得、合わせて広告収入を得るのがネットワークの狙いとされていますが、オンタイムで見られない…との不満も多く、ニューメディア化が進む今日ではオリンピック放映方法の見直しと改善を望む声が上がっています。

そんな中、先週16日に放映された「アメリカン・アイドル (邦題/FOX)」第9シーズンは、1970万人が視聴したNBCオリンピック放送をかわす2360万人で視聴率トップに。男女12名ずつの本戦進出Top24が出揃いながら、昨年の同時期に比べると8.3%ほど数字を落としてはいますが、人気リアリティ・ショーが「世界的イベント」を凌ぐ結果となりました。
しかしその翌日となる水曜日の放送分では、アルペンスキー女子滑降のリンゼイ・ヴォンが金メダルを獲得して、オリンピック放送は3010万人でトップに返り咲き。その日のAIは、1840万人の視聴率で終わっています。
今週の火曜日は世界的にも花形種目とされるフィギュアスケートの女子シングルフリーとバッティングしており、まだまだNBC vs. FOXの視聴率対決から目が離せなくなりそうです。

先々週にお伝えしたスーパーボウルと同様に、高い注目度&視聴率を叩き出しているバンクーバー冬季五輪。残すところ数日間となってしまいましたが、開会式と同じくカナディアン・フットボールリーグのBCライオンズ本拠地のドーム競技場にて行なわれる閉会式にも期待が寄せられています。

大型イベントの視聴率がうなぎ登りの昨今、開催まで2週間を切ったアカデミー賞でも高い数字をマークすることが出来るのでしょうか?

TEXT BY アベマリコ

2010年02月25日 16:24

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