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西海岸最大級の音楽フェスティバル: Coachella 2012

現在、カリフォルニア州に位置するインディオ砂漠にて開催中の野外ミュージック・フェスティバル「Coachella Fest」。1999年のスタート以来「コーチェラ」の愛称で親しまれている恒例の祭典が、 より一層パワーアップして帰って来ました。

1999年にスタートを切ったCoachella Valley Music and Arts Festivalは、1993年カリフォルニア州インディオ砂漠にて、米ロックバンドのパールジャムが2万5000人もの観客を前に行った大型野外ライブが前身。月日を重ねるごとに動員数を増やし続けている当フェスティバルは、これまでにベック、ビョーク、オアシス、レッド・ホット・チリ・ペッパーズ、ザ・キュアー、レディオヘッド、プリンス、マドンナ、ザ・キラーズ、ゴリラズ、ミューズ、デヴィッド・ゲッタ、カニエ・ウェスト、ジェイ・Zなど、 異なるジャンルにおいて国内外で活躍する アーティストを招いてきました。今日では週末の開催3日間で20万人を軽く上回る来場者を集めており、一般客に紛れて音楽好きなスターも数多く来場。当イベントで「デート現場」 をパパラッチされるセレブリティも少なくありません。
また、会場には数々の野外ステージ/テントにならび、さまざまなアート作品も展示。さらに、近年ではエコ活動にも力を注いでおり、会場まで4人以上で「Carpooling=あいのり」をして来た観客の中から抽選で生涯VIPパスを進呈したり、空いたペットボトルをまとめて持参した観客には無料で飲料水を提供したりと、地球にやさしい野外音楽フェストとして積極的なアプローチを行っています。

コーチェラ主催局であるGoldenvoiceは昨年度のフェスティバル終了後、 2012年より2週連続/合計6日間に規模を拡大すると発表。当フェスティバル始まって以来、初の試みとして注目を集めています。これまでのように4月の第3ないし第4週末という開催スロットをやや前倒しにして、本年度は4月13・14・15日、20・21・22日の6日間に日程が組まれており、現在はちょうどその折り返し地点。先週末に行われた第1週目には、歴代パフォーマーでもあるノエル・ギャラガー、レディオヘッド、フローレンス・アンド・ザ・マシーン、そしてサプライズ・ゲストとして、日本先行公開中『バトルシップ』で女優デビューを果たしたリアーナらが続々とステージを踏み、まるでサーカス会場のような色とりどりのネオンが施された会場を湧かせています。


25歳という若さでこの世を去った2Pacこと
トゥーパック・アマル・シャクール。
Photo by zennie62 on Flickr
そして何と言っても、第1週のトピックの中心となったのは「2Pac」ことトゥーパックの復活パフォーマンス。1996年、ラスベガスの繁華街にて凶弾に倒れた ラッパーが、最先端のホログラム技術によって蘇ることとなりました。文字通り「筋肉隆々」、まるで洗濯板のような腹筋をたたえた今は亡き2Pacは、盟友ドクター・ドレー、スヌープ・ドッグら とのコラボレーションを実現。完全デジタルとは思えない完成度に、会場は一時騒然となったと伝えられています。
こちらのライブが行われた日曜日から、ここハリウッドでは最新ホログラムの話題で持ち切り。この度のテクノロジーを提供したデジタル・ドメイン社の電話は連日鳴りまくりの状態だとかで、未知なる可能性に期待が高まっています。いずれは、ジョン・レノン&ジョージ・ハリスンとポール・マッカートニー&リンゴ・スターによる「ビートルズ再結成」、ドアーズとニルヴァーナもしくはジャニス・ジョプリンとエイミー・ワインハウスによる「競演」なども、夢物語ではなくなるのかもしれません。

全日程のチケットは発売当日に即完売と、その人気はとどまるところを知らないCoachella Fest。今週20日からはいよいよ第2週目のフィナーレ・ウィークに突入、更なる話題を提供してくれそうです。




TEXT BY アベマリコ

2012年04月19日 11:30

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