7年間の交際期間を経て、いよいよ婚約を発表した「ハリウッド屈指のパワーカップル」アンジェリーナ・ジョリー＆ブラッド・ピット。このトップ・ニュースが飛び込んでから2週間足らず、メディア各局ではゴージャスな婚約指輪の詳細に加え、未定とされる結婚式の日取りや場所、はたまたウェディングドレスのデザイナーに至るまで、日に日に報道合戦がヒートアップしております。
そんな中、やっぱりトピックの中心となっているのは、あの巨大なダイヤモンド・リング。ブラピが贈ったリングの全貌に加え、それに勝るとも劣らない”The Hollywood”な結婚指輪あれこれをご紹介していきます。

2005年公開の「Mr. & Mrs. スミス（邦題）」での共演をきっかけに交際へと発展、世間をあっと言わせた世紀のビッグ・カップル。元妻ジェニファー・アニストンとの離婚が成立していなかっただけに、その三角関係はタブロイド誌による格好の餌食となりました。しかし、そうしたゴシップにも動じることなく、ともに開発途上国における人道活動を積極的に行い、養子と実子をそれぞれ3児ずつ抱えながら世飛中を飛び回る姿は、ハリウッドを代表するジェットセッターとして羨望の眼差しを集めることに。
これまで幾度となく結婚について訊かれても、名言を避けていたふたりですが、ピットはこの度のエンゲージメントまでに実に1年間という歳月をかけ、ハリウッド屈指の美女アンジェリーナにふさわしいリングを準備してきたと報じられています。

ビバリーヒルズを拠点に活動するジュエリー・デザイナー、ロバート・プロコップとピットが共同デザインを施したリングは、プラチナをベースにしておよそ7カラットのエメラルドカット・ダイヤモンドが鎮座。さらにサイドに並んだストーンを合わせると合計16カラット、そのお値段は推定50万ドルとも100万ドルとも言われています。すでにアメリカ国内外のジュエリー・メーカーの中には、レプリカ商品の発売に鼻息を荒くしているところもあるとか。ちなみに、こちらのエメラルドカット（面の少ない長方形）、大きな石のサイズならではの美しい研磨方法が特徴で、多くのセレブリティに愛されているスタイルです。年下の旦那様ニック・キャノンがマライア・キャリーに贈った17カラットのピンク・ダイヤモンドのリング（推定250万ドル）や、英国バンドMuseのマシュー・ベラミーとゴールインしたケイト・ハドソンの9カラットの婚約指輪（推定20万ドル）、そしてNBA選手クリス・ハンフリーズとの結婚生活をたった72日間で終えたキム・カーダシアンの16.5カラットのダイヤモンド・リング（推定200万ドル）は、いずれもエメラルドカット。なお、現在カニエ・ウェストとの交際ゴシップの渦中にあるキムは、この婚約指輪は返却せず、自身で購入しなおしたとの噂です。

その他、ハリウッドを代表するド派手なエンゲージメント・リングの代表格としては、音楽界のパワーカップルに君臨するジェイ・Z & ビヨンセ夫妻の一品。キムのリングと同じロレーヌ・シュワルツがデザインした18カラットのフローレス・ダイヤモンドのお値段は、何と500万ドルを超えると見られています。その一方、スポーツ界で活躍する旦那様をゲットしたセレブリティのリングも揃って高額。NHL選手マイク・コムリーと結婚したヒラリー・ダフ（100万ドル相当、14カラットのラディアントカット・ダイヤモンドリング）、同じくNHL選手であるマイク・フィッシャーに見初められたキャリー・アンダーウッド（80万ドル相当、12カラットのダイヤモンドリング）、そしてNBA選手ラマー・オドムがカーダシアン一家の三女クロエに贈った12.5カラット、およそ85万ドルのラディアントカット・ダイヤモンドと、どちらも引けをとらないゴージャスさです。
そして最後に、この度のブランジェリーナの婚約においてたびたび引き合いに出されている正真正銘のロイヤル・カップル、ウィリアム王子がキャサリン妃に贈った婚約指輪は、18カラットのサファイアを中心にダイヤモンドがあしらわれた豪華絢爛なもの。加えて、故ダイアナ元妃の愛用品であったことも踏まえ、その価値はまさに「プライスレス」だと言われています。

贅をつくした「ミュージアム展示級」リングの数々は、セレブリティならではのスケール。けれども、サイズはどうであれダイヤモンドの輝きは永遠であることに変わりはなく、まだ物の価値さえ分からないであろうブランジェリーナのキッズ達も、ママの手元に光る「愛の証」を前にして手放しで喜んでいる模様です。このハリウッドきってのビッグカップルによる婚約フィーバー、まだしばらくは続きそう。これからもますます、彼らの一挙手一投足に視線が集まることになるでしょう。




TEXT BY アベマリコ