« アメリカ発『トリスタンとイゾルデ』 | メイン | ノルウェー発『ピンチクリフ・グランプリ』 »

韓国発『ユア・マイ・サンシャイン』

韓国映画界において、ラブストーリーはとても人気のあるジャンルの一つ。数多くの作品が作られる中で、韓国では異例の3万人規模の試写会での口コミや、ネットユーザーによる投票で、じわじわと高評価を得た映画が、この『ユア・マイ・サンシャイン』。実話に基づく話題作です。

■STORY
舞台は韓国の農村。老いた母親と一緒に暮らすソクチュン(ファン・ジョンミン)は36歳。結婚相手がいないことが目下の悩み。そんな彼が可憐なウナ(チョン・ドヨン)に一目惚れして、猛烈なアプローチをします。
過去の不幸な経験から男性に不信感を抱くウナでしたが、水商売経験もあって、訳ありの自分をまっすぐに愛してくれるソクチュンに心を動かされ、やがて結婚を承諾します。
しかし、ウナの別れた夫が現れ、次いでウナがHIVに感染していることが判明し、幸せな結婚生活に波乱が起き始めることに…。

公式サイト

■チョン・ドヨンが演じるヒロイン像

HIVに感染してしまうヒロインを演じたのは、チョン・ドヨン。ペ・ヨンジュン主演の『スキャンダル』(03)では、大胆なベッドシーンに挑み、体当たりの演技を見せた、期待の女優です。

そんな彼女でも、今回の役柄に対しては、当初戸惑いがあったそうです。そのチョン・ドヨンを最終的に決断させたのは、パク・チンピョ監督が差し出した2枚の写真だったと言います。それは、ソクチュンのモデルとなった男性の写真で、1枚目には健康そうな好青年が、2枚目には妻に去られた後に一気に老け込んで白髪頭になった彼の姿が写っていました。

「同一人物だと言われても、とても信じられなかった」とチョン・ドヨンは言います。「ほんの数ヶ月の間に、男の人があそこまで変わるなんて…。そして、写真を見た瞬間に、彼をここまで変えさせた愛とはどんなものかを知りたくなったの。」と出演を決意するに至った心境の変化を語っています。

撮影を通して、「運命の恋とは、最後まで守り通したときに生まれるもの」であることを実感したという彼女。「あそこまで愛されるウナのことを、うらやましく感じた」との言葉も。そんな彼女の気持ちが、たっぷり吹き込まれたヒロインのウナ像に注目です!

■パク・チンピョ監督の、作品への想い

●新聞記事からのスタート
本作の企画は、パク・チンピョ監督が、ある新聞記事に目を留めたところからスタートしました。それは、HIVキャリアの女性に関するスキャンダラスな記事でしたが、ドキュメンタリー番組のプロデューサーを長く務めていて、ノンフィクションの視点を持つ監督は、「なんとなく気にかかって、記事を切り抜いておいた」そうです。その後、新聞にはその女性の裁判に関する記事が掲載されました。ここから、監督は法廷に足を運び、実際の人物と話し合う機会を重ねていくことで、この映画製作のための取材を進めていったそうです。

■DATA
11月3日(祝・金)、
日比谷シャンテ・シネ、渋谷Q-AXシネマほか
全国ロードショー

2005年/韓国/2時間2分
配給:東芝エンタテインメント
(C) 2005 CJ Entertainment. Inc. & BOM Film Productions Co. Ltd. All Rights Reserved.

監督・脚本:パク・チンピョ
音楽:パク・ジュンソク
出演:チョン・ドヨン/ファン・ジョンミン/ナ・ムニ/ソ・ジュヒ/ユン・ジェムンほか

2006年10月09日 19:04

この記事へのトラックバックURL:
http://blog.eigafan.com/cgi-bin/mt-tb.cgi/300

 
東宝東和株式会社