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スイス発『マルタのやさしい刺繍』

アルプスの国スイスから届いた、遅咲きの乙女たちの物語。本国スイスでは、小さな劇場での公開からスタートしたにも関わらず、その年の公開作品の中で動員数No.1に輝き、社会現象を起こすほどのヒットを記録しました。

■STORY
夫に先立たれ9ヶ月が経過しても、元気も出ず毎日をただ何となく過ごしている80歳のマルタ。
そんなマルタの事を心配した友人たちが、彼女の長年の夢、“自分のお店を持つこと”を実現させれば良いと提案するのですが、マルタがオープンしようとしていたのは、何と「ランジェリー・ショップ」!

マルタ達が暮らす伝統的な小さな村では、マルタの計画に人々は驚き、中には軽蔑する人も出てきてしまいます。夢を諦めないマルタと、そんな彼女をサポートする友人たち。次第にマルタの夢の輪が村に拡がってゆき…。

公式サイト

■『マルタのやさしい刺繍』は現代の「ふるさと映画」

監督ベティナ・オベルリは、この映画の着想を、自身の祖母から受けたといいます。「祖母の住んでいた小さな村には、高齢者がたくさん住んでいて、しかもその多くは夫に先立たれた妻たちでした。」

彼女は、その村の様子をこう語っています。「その女性たちは夫の死後も模範的な生き方をしていて、<憧れ>や<欲求>という言葉には馴染みがありません。そんな中、一人暮らしをしているある女性が真っ赤なフォルクスワーゲンを買ったのです。自分のためだけに、何かをぱっと手に入れてしまった彼女のことを、密かに妬んでいる人もいました。」

この物語を発展させて、ある小さなコミュニティの物語を作ろう…との構想から生まれた本作。現代にまだ残る「ふるさと」的な情景を描きながらも、変化を恐れるのではなく、それをチャンスとも捉える様が、あたたかく描かれています。

そして、この作品が映画館で上映されることになって、4人の女優たちは思いがけず、堂々とスクリーンに登場することになりました。そして、シュテファニー・グラーザーは彼女の長いキャリアの中で、80歳を越えた今、初めて映画の主役を演じています!

■映画から観るスイス

●窓辺の花々~バルコニーフラワー~
美しく飾られた窓辺の花々もスイスの代表的な風景です。初夏から秋にかけて赤やピンクの鮮やかな色を見せるゼラニウムの花は代表的なもの。

世界遺産に選ばれたベルンのような中世の建物や、グリメンツやアッツペンツェル、エメンタール地方のような伝統的な木造の農家や、民家に飾られた花は、ひときわ美しく街を彩ります。

●刺繍王国、スイス
時計とならんでスイスで有名なのが実は刺繍。スイスは精密な工芸に秀でた国と言えます。刺繍の切手、テーブルクロス、ハンカチなどにかわいいモチーフやレースを施したものが主流です。作品の中でも、かわいらしい刺繍の施された小物がたくさん登場します。

■DATA
10/18(土)、シネスイッチ銀座ほか
            全国順次ロードショー
2006年/スイス/89分
配給:アルシネテラン

(C) 2006 Buena Vista International  
      (Switzerland)

監督:ベティナ・オベルリ
出演:シュテファニー・グラーザー/ハイジ=マリア・グレスナー/アンネマリー・デュリンガー ほか

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2008年10月09日 14:04

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