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2010年05月27日

アメリカン・リアリティTV美の競演: 2010年も「Cougars」が熱い!

超人気シットコム「フレンズ (邦題/NBC)」のコートニー・コックス主演ドラマ”Cougar Town (原題/ABC)”に見られるように、昨年辺りから度々聞かれるようになった「Cougar」(=クーガー)という単語。主に「年下男性を射止める女性」を意味する場合が多く、昨今では美しいお姉様達の代名詞としても使われています。それを踏まえて今日のショービズ界を覗いてみると、キレイどころの女性達があちこちで大活躍中。そこで今回は、人気リアリティ・ショーを彩る「Cougars」を大特集しちゃいます。

本来の「クーガー」が意味するのは、日本語の「ピューマ」に当たるネコ科の肉食獣。しかし今日の日常会話においては動物園にでもいない限り、若い殿方を魅了するオトナの女性達を指す単語として使われています。ハリウッドを代表するクーガーと言えば、16歳年下のアシュトン・カッチャーと結婚したデミ・ムーア(47)、9歳下になるガブリエル・オーブリーとの間に第1子をもうけた43歳のハル・ベリー(現在は破局)、そしてガイ・リッチーとの10歳年の差婚を経て、17歳下のMLB選手アレックス・ロドリゲスや、28歳も年下のモデルであるジーザス・ルスらと浮名を流したマドンナ(51)が思い浮かぶところ。
彼女達に共通するのは、若さでは太刀打ち出来ないような磨き抜かれた美貌と輝かしいキャリアと言えます。そして今日のアメリカンTV界では、そんな彼女達に負けずとも劣らないカッコイイ女性達がズラリと勢ぞろい。男性陣だけに留まらず、女性だってついつい見とれてしまうCougarsが人気リアリティ番組を席巻しています。


  AIジャッジのカーラ・ディオガルディ
  Photo by friskytuna on Flickr
まずは、アメリカ歴代ナンバーワンのオーディション番組”AI”こと”American Idol (FOX)”から、第8シーズンよりジャッジを務めるカーラ・ディオガルディ(39)。シンガーソングライター並びにプロデューサーなどとして幅広く活躍する彼女は、気さくで涙もろい人柄も人気の秘訣です。
これまで番組内にてビキニ姿を披露、今週いよいよ優勝者が決まる第9シーズンにおいては、彼女が予選の段階で惚れ込み、シャツまで脱がせてハリウッド予選に勝ち進んだケイシー・ジェイムスがファイナル3まで残ったことが記憶に新しいところ。才色兼備の彼女の「目利きっぷり」が証明されたエピソードです。


香水ポスターより、パム姐さんこと
パメラ・アンダーソン
続いてAIに並んで週間視聴率トップに君臨し続ける社交ダンス番組”Dancing with the Stars”より、今期の話題をさらったパメラ・アンダーソン(42)。あからさまに彼女にメロメロだった司会者トム・バージェロン曰く、彼女には初回放送より出演依頼が出されており、第10シーズンにしてようやく叶ったとのことでした。Playboy誌のプレイメイトとして、そしてギネスで最高視聴率記録を持つ米ドラマ「ベイウォッチ (NBC)」出演によって一世を風靡した彼女は、父子2世代3世代で憧れてしまう女性のひとりかもしれません。
彼女が第5週まで勝ち進んだ今期の”DWTS”が過去最高視聴率を叩き出したのも、パメラ見たさにチャンネルを合わせた男性陣の貢献が大きいハズ。ランジェリーと見まがうダンスコスチュームと爆弾コメント、ともにプライムタイム番組ギリギリのセクシーさでした。


  同性から見てもカッコイイ!
  ジリアン・マイケルズ
  Photo by rockymountainhigh on Flick
同様に最新の第9シーズンが今週フィナーレを迎えたばかりの公開ダイエット番組”The Biggest Loser (NBC)”からは、初回放送より専属トレーナーとして出演しているジリアン・マイケルズ(36)。アメリカはもとより日本国内でも彼女監修のエクササイズDVDが発売されており、見たことある!という方々も多いと思います。
自らバイセクシュアルだと公言している彼女は、男性のみならず女性達にも絶大な人気を誇る「フィットネス界の女王」。来たる6月1日からは、同局にて彼女の冠番組”Losing It With Jillian”がスタートを切る予定となっています。

そして最後にケーブル局の人気リアリティー・ショー、それぞれグルメ&ファッションのジャンルにおいて他の追随を許さない2大ヒット番組の顔をご紹介しましょう。まずは6月16日から放送予定の第7シーズン: ワシントンDC戦が待たれる”Top Chef (Bravo)”より、元モデル現TVパーソナリティとして活躍するパドマ・ラクシミ (39)。当番組の第2シーズンよりホストを務める彼女は、芸能活動に加えてインド料理を中心としたお料理本も執筆する才女です。番組内に登場するシェフ達でさえ、彼女のボムシェル・ボディには釘付けの様子。昨年シングルマザーとして妊娠を発表した際には、なかなか明かされない父親の名前が話題に上りました。ちなみにそちらのラッキー・ガイは、後にコンピューター会社Dellの創設者マイケル・デルの弟アダムであると判明しております。

一方、ファッション好きにはマスト・シリーズとなっている”Project Runway (Lifetime)”からは、メインホストのハイディ・クルム…といきたいところですが、今回はジャッジのひとりであるニーナ・ガルシア (45)をピック。彼女はElle誌にてファッション・ディレクターを務めたのち、現在はMarie Claire誌で同職に就くビジネスウーマンです。番組内では辛辣なコメントを繰り出すことで知られていますが、時折り見せる笑顔がカワイイとの意見も多数。抜群のスタイルで着こなすファッションは、先月にご紹介したファッション専門ウェブサイト「WHOWHATWEAR.COM」でも度々フィーチャーされています。

アーティスト系、グラマラス系、アクティブ系、グルメ系にファッショニスタ系と、それぞれの個性溢れるオトナのCougars。特に我々女性陣にとっては、ライフスタイルそのものがお手本となりそうなお姉様ばかりです。今後もテレビでお目にかからない日が無さそうな彼女達、より一層の活躍が期待されます。


TEXT BY アベマリコ


投稿者 eigafan : 12:12 | トラックバック

2010年05月20日

話題の短編映画「Turning Japanese」出演!女優: ジェネヴィーヴ・マリコ・ウィルソンさん

年間を通して製作されるインディーズ映画は星の数ほどあれど、実際に日の目を見ることが出来る作品はほんの一握り。しかし時に、観客を熱狂させる「スマッシュ・ヒット」が現れることもインディー・ファンの醍醐味のひとつと言えます。
そして今回ご紹介するのは、そんな可能性を存分に秘めた1本、現在LA狭しと世界各国のフェスティバルにて異例の快進撃を続ける「Turning Japanese」。劇中にてメインキャラクターを務めたジェネヴィーヴ・マリコ・ウィルソンさんに、じっくりと作品の見どころや撮影中の秘話を伺いました。


  今回インタビューにご登場いただいた
  ジェネヴィーヴ・マリコ・ウィルソンさん
現在さまざまな映画祭にてトロフィーをさらっている「Turning Japanese」は、コメディ満載のショート・フィルム。タイトルからもお分かりのように日本がスパイスとなっている本作は、当地ハリウッドにてプロップ (=小道具さん) として20余年のキャリアを持ち、同時に脚本の執筆や監督業もこなすポール・ビッケル氏が再びメガフォンとペンを執った最新作です。
主演はご存知、海外ドラマ人気の火付け役「90210: ビバリーヒルズ高校・青春白書 (邦題 / FOX)」シリーズにて、デヴィッド・シルバーに扮したブライアン・オースティン・グリーン。そして同じくアメリカン・ドラマの顔として知られる「グレイズ・アナトミー (ABC)」に出演、この秋スタートの新作ドラマ”Shit My Dad Says (原題 / CBS)”ではウィリアム・シャトナーらと共演を果たすなど、赤丸急上昇中のジビー・アレンがパートナー役を演じています。

そして劇中、豪華ツートップに対面する「ルームメイト」のメレディスを好演されたのが、今回Q&Aにご協力頂いたジェネヴィーヴ・マリコ・ウィルソンさん。ロンドン生まれの京都育ちである彼女は、振付師であった英国人のお父様について幼少期よりクラシックバレエを学び、その後ロンドンの音楽専門校に入学されています。
そして1998年秋には、念願だった劇団四季に入団を果たし、ヒットミュージカル「ライオンキング」などに出演。また、USJことユニバーサル・スタジオ・ジャパンでは「ターミネーター2・3D」のアトラクション・キャスト「綾小路麗華」として4000公演以上に出演するなど、アクトレス/ダンサー/シンガーと幅広いジャンルにて活躍されています。

「Turning Japanese」あらすじ:
とある同棲中のカップルはリゾート地への旅行を計画しているが、目標金額まではやや赤字気味。そこで空き部屋にルームメイトを迎え入れ、どうにか旅費を捻出しようとする。同居が決まったメレディスは日本文化をこよなく愛する女性であり、寡黙な生活ぶりにほっと一安心するふたり。しかしその彼女は、夜な夜な「ビデオで観たとおりのキャラクター」に変身するというおかしな夢遊病癖を持っていた…。

インタビュー with ジェネヴィーヴ・マリコ・ウィルソンさん


撮影中、ポール・ビッケル監督と
Q: まずは「Turning Japanese」出演のいきさつを教えて下さい。
A: 「毎日バレエのクラスに通っているのですが、そこで知り合った日本人のお友達を介して監督のポールと出会いました。初めはただ短編映画を作ろうという簡単なお話から始まったのですが、なるべく私が持っている限りの才能を一作品に取り入れたいという事で、今回のようなアイディアが出たようです。初めは私も台本を読んで驚きましたが、信用して欲しいと言われたので付いて行きました!(笑) 」

Q: 作中さまざまな日本文化が登場しますが、何か自らアドバイスされたことは?
A: 「特に気を使ったのが、着物を着るキャラクターですね。メイク・髪型・着付けは全て、日本人のプロの方にお願いしました。でないと、あそこまでの芸者の細やかさは絶対に出せなかったと思います。着物はある方を通して日本から送って頂きまして、日本舞踊は二ヶ月ほど週に何度か個人レッスンを取りました。全く初めての経験でバレエとは正反対なので、頑張ってかなり練習しました。手の使い方から姿勢まで、本当に難しいですね。やはり日本文化は奥が深い…!でも日本人から観ても、恥ずかしくないようにしたかったので。こういうのって、すぐに分かるじゃないですか?なので、かなり気を使いました。」

Q: 今回のユニークな役柄を演じる中で、苦労されたことや逆にうまく入り込めた点は?
A: 「衣装を着ることによって、その役にもっとのめり込めるって言いますよね。まさにそれでした。(笑) 極端に違うキャラクターばかりでしたので、自分の持っている物を発揮する良いチャンスでもあったと思いますし、とても楽しかったです。苦労した点は、やはり先ほどもお話した着物姿のシーンで、日本文化をいかに本物らしく表現するかでした。あとは役の切り替えですね。同じ日に全然違う役にならないといけなかったので、撮影の合間はなるべく一人でいるように心掛けました。」


  こちらは共演のブライアン・オースティン・
  グリーンさんと一緒に
Q: ビッケル監督ならびに俳優陣との共演はいかがでしたか?
A: 「まずチームワークがとても良かったです。監督はとても人当たりの良い方なのでお仕事しやすかったですし、さらに撮影の小道具も自分で作り上げてしまうんですよ!多才な方ですね。ちなみに、あのバイブレーター (※劇中に登場) もポールが作りました。(爆笑) ブライアンさんは、優しい方でしたよ。日本でも「ビバリーヒルズ青春白書」で大変話題になっておられましたよね。私も大好きだったので、日本でTVを見ていた自分がブライアンさんと一緒に共演させて頂けて、貴重でワクワクな体験でした。
ブライアンさんは全然威張ってなくて、普通に喋って頂いたし、撮影の時にはインプロバイゼーション (※即興) で、台本とはちょっと違った演技をしてさらに面白くナチュラルに演じられていたので、さすがだなと思いました。そういったところを見れたことも、貴重な体験でしたし勉強になりました。でもお互いのキャラクターを維持する為に、沢山喋ったりはしないようにしましたよ。
相手役のジビーさんは大人しい雰囲気の方ですね。結構親密になるシーンが多かったので、仲良くさせて頂きました。可愛い方でしたから良かったです!(笑) とにかく問題なく、家族のように楽しい撮影時間を過ごせたのも、皆さんの団結力が素晴らしかったからだと思います。」

Q: 多くのフェスティバルで大好評となっていますが、今のお気持ちは?
A: 「現時点では、ビバリーヒルズ・ショート・フィルム・フェスティバルにてベスト観客賞とベスト審査員賞を、ロサンゼルス・ユナイテッド・フィルム・フェスティバルでベスト観客賞を、モナコ・チャリティー・フィルム・フェスティバルでは最優秀短編映画賞を頂きました。来年位までは色々な映画祭を通して、フランスやアイルランドなど様々な国に行きますので、まだまだ楽しみと挑戦が残ってます。
本当に嬉しいですし、監督を始めとして皆さん一人一人の力がひとつとなった素晴らしい努力の結果です。『長編映画にしたら?』なんて声も上がっているので、見守って行けたらと思います。それにしても、初めてスターバックスで監督と出会った日に遡って、今振り返ってみると本当に出会いって面白いなーと思いますね。まさかここまでなるなんて、考えてませんでしたから…。(笑) でも全て理由があってこうなったのだと信じてます。」


ジェネヴィーヴさんのコメディエンヌっぷりは必見です!
Q: 最後に、今後のご予定やご自身の展望などを教えて下さい。
「今後は、ポールと次の映画プロジェクトをやる予定です。あと、実は私はずっと歌をしておりまして、現在はあるプロデューサーの方と歌のアルバムを製作中です。私がアルバムの10曲中2曲を作曲させて頂きまして、そのうちの1つは日本語の歌です。これは今私達が期待しているプロジェクトで、非常に楽しみです。もちろん日本に持って行くことになると思います。
そして今後もアメリカを中心に、映画はもちろんTVにもどんどんチャレンジしてみたいですね。また、これは実現するか分かりませんが、私は子供の頃から岩下志麻さんが大好きでしたので、いつかチャンスがあれば日本で共演してみたいですね。いや~、でも火曜サスペンスとかも大好きです…。(笑)」

透き通るような白い肌と目鼻立ちのハッキリした顔立ちから、京都弁が飛び出すというギャップがとってもステキなジェネヴィーヴ・マリコ・ウィルソンさん。今後ますますの活躍必至の注目アーティストです。下記の公式ウェブサイトからは、キャストやクルー達の顔ぶれはもちろん、近日中には本編がダウンロード可能になるとのことですので、ぜひともサイトのブックマークをお忘れなく。時折りチェックしながら、筆者も大爆笑の連続だった「Turning Japanese」をご堪能ください!

【“Turning Japanese”公式HP】


TEXT BY アベマリコ

投稿者 eigafan : 11:28 | トラックバック

2010年05月13日

Mother’s Day企画: ハリウッドの「Hottestママ」大集合!

日本と同様、ここアメリカでも5月の第2日曜日は「Mother’s Day=母の日」。誰もがMama’s Boys & Girls (ママっ子) になるこの日に向けて、ハリウッド各誌や人気ウェブサイトでは続々と特集が組まれています。そんな数あるSP企画の中で、今回は「Hollywood’s Hottest Moms」をフィーチャー。皆さんのお気に入り「セレブママ」は、ランクインを果たしていますか?


  Mother’s Dayといえばカーネーション
  Photo by Kaz Andrew on Flickr
世界有数の経済誌Forbesが選ぶ「最もリッチなママ」(マーガレット・クッシング ・“メグ”・ ホイットマン/インターネットオークション会社eBay元社長兼CEO)、セレブ・ニュースの発信源TMZ.comがピックした「Top 10セレブリティ・ママ」(ミシェル・オバマ、ハイディ・クルムらがランクイン)、ハリウッドのゴシップ・サイトHollyScoopが一般ネット投票を行なった「最もクレイジーなママ」(ディナ・ローハン/お騒がせセレブの代名詞=リンジー・ローハンの母親)などなど、今月9日を前にした1週間は、あちこちにセレブリティ・ママ達の名前が飛び交う「Mom’s Week」となりました。

そんな中、ハリウッドで活躍するママ達を各ジャンルごとに選出したのは、ジューシーな見出しで人々の購買意欲をそそりまくる週刊ゴシップ誌OK!。さまざまな「タイトル」のもとに、10名の女性セレブ達がその名を連ねています。

まず「Sexiest=最もセクシーなママ」に選ばれたのは、2008年にナーラちゃんを出産したハル・ベリー (43)。かつてボンド・ガールやキャット・ウーマンとして多くの殿方を魅了した彼女は、Tシャツ姿であろうとそのセクシーさは健在です。残念ながらつい先月末に、愛娘の父親であるガブリエル・オーブリーとの別離を選びましたが、半分ずつの親権を持ちながら子育てを続けていく模様です。
そして「Most Playful=遊び心満点ママ」に選ばれたジェニファー・ガーナー (38)は、ベン・アフレックとの間にヴァイオレットちゃんとセラフィナちゃんをもうけた2児のママ。娘達と遊ぶ姿がキッズ並みに楽しそうな様子の彼女、納得の同カテゴリー受賞です。また「Most Laid-Back=最もリラックスしたママ」に選ばれたケイト・ハドソン (31)は、女優ゴールディー・ホーンを母親に持つ2世代のセレブ・ママ。元夫クリス・ロビンソン (The Black Crowes: VO)に似たロッカー・スピリットで将来が楽しみなライダー君には、ヘアスタイルや洋服を本人に選ばせるなど「自由奔放」に育てているそうです。

そしてファッションと言えば「Most Stylish=最もスタイリッシュなママ」に選出されたヴィクトリア・ベッカム (36)。自らのブランドを取り入れたカンペキな出で立ちで、長男ブルックリン君、次男ロメオ君、三男クルーズ君のお迎え時さえ、高いヒールとサングラスは欠かしません。過去のインタビューでは、息子達のクラスメイトの女子にドレスにを誉められると目を細めていた彼女。一般女性のみならず、ガールズ達にとってもファッショニスタのようです。


ママになってもカッコイイ!
グウェン・ステファニー in 2009
Photo by jamradiojam on Flickr
一方「The Entrepreneur=実業家ママ」に選ばれたブルック・バーク (38)は、社交ダンス番組”Dancing with the Stars (ABC/原題)”の第7シーズン覇者であり、今シーズンよりホストにも就任しているワーキング・ママ。女の子3人と男の子ひとりの4児の母!とは思えないスタイルで、ブログや著書を執筆する傍ら、ベイビーグッズを扱う会社も運営しています。そして彼女らと同じく、自身のファッションブランド「L.A.M.B.」を展開するグウェン・ステファニー (40)は「All-Around Coolest=全般的に最もクールなママ」を獲得。キュート過ぎるキングストン君とズマ君を抱えながら、現在でもNo Doubt時代を彷彿とさせるクールな彼女は、母親の概念を変えたひとりと言えるでしょう。

また、トム・クルーズとの愛娘スリちゃんを溺愛するケイティ・ホームズ (31)も「Best at Styling Her Kid=お洋服選びの達人ママ」にランクイン。ディオールやバーバリーといった高級ブランドとGap Kidsやユニクロなどのカジュアルラインを合わせるセンスは、多くのママの憧れとなっているそうです。
また新旧「90210」シリーズに出演を果たしたトリ・スペリング (36)は「Best Party Planner=パーティ上手なママ」に登場。長男リアム君や長女ステラちゃんの為に、夫婦揃ってスパイダーマンのコスプレをしてみたり、はたまた人工スノーマシーンを持ち込んだりと、パーティにも全力で取り組む彼女は、亡き名プロデューサーの父アーロン氏から受け継いだ「遊び心」をキッズ達にも体験させたいと語っておりました。

そしていよいよ最後に大御所2名がランクイン。まず34歳にして養子/実子を含めた6児の母であるアンジェリーナ・ジョリーには「Mom with a Cause: 慈善ママ」の称号が与えられています。ブラッド・ピットとともに世界を股に掛けた育児を続けながら、UNの親善大使としてこれまで20カ国以上の都市を慰問。また長男マドックス君の名前を付けたMaddox Jolie-Pitt基金からはハイチやボスニアなどに多額の寄付を贈るなど、世界中の子供達に向けた慈善活動を行なっているスーパー・ママとして知られています。

そして御年52歳を迎えた現在も精力的な活動をみせるマドンナは「The Globe-Trotter=地球を駆け回るママ」のタイトルを獲得。20余年のキャリアを誇り、実子と養子それぞれふたりずつを育てる彼女が堂々のトリを飾りました。LAとNY、イタリアやマラウイなど世界各地に居を構え、ワールドワイドなライブ活動にも余念が無い彼女。今後もますます活躍の場を広げていくこと間違いなしの「The Mom」と言えます。

ズラリと並んだホットなセレブリティ・ママ達ですが、やっぱり頭に浮かぶのは我が家の母!と思うのは筆者だけではないハズ。24/7 (24時間週7日)ペースで休みなく働く母親達には、とにかく頭が下がります。この場を借りて、世界中のママ達に心からの拍手を。またGW明けでウッカリしてた…という方々は、今すぐ「ありがとう」を贈ってみてはいかがでしょうか?


TEXT BY アベマリコ

投稿者 eigafan : 19:49 | トラックバック

2010年05月06日

よりどりみどり!アジア映画: Los Angeles Asian Pacific Film Festival

先々週にお伝えしたJapan Film Festivalに引き続き、またもやアジア映画がLAを席巻!4月29日から5月8日までの10日間、ハリウッドとダウンタウン・エリアにてLos Angeles Asian Pacific Film Festivalが開催されています。話題のアジア関連作品が一堂に会する当映画祭では、あの日本映画も話題を呼びました。


  紙飛行機がカワイイ!LAAPFF2010ポスター。
今年で26度目を数えるLos Angeles Asian Pacific Film Festival (LAAPFF)は、LAを拠点に活動するNPO団体Visual Communications (VC)主催のアジア映画祭。1983年の開始以来3000本以上の短/長編映画とビデオ作品を上映しており、カリフォルニア州内および米国内における同系フェスティバルでは最大級として知られています。
2010年度は、36本の長編と134本の短編作品がプログラムにラインナップ。ハリウッドに本拠を置くDGA (Directors Guild of America)とLaemmle’s Sunset 5 Theatre、ダウンタウンのAratani / Japan America Theatre、Tateuchi Democracy Forum @ NCPD、Downtown Independentを会場に、アメリカを含む世界20ヶ国以上より集められた映画が続々と上映されています。

LAダウンタウンのリトルトーキョーにルーツを持つLAAPFFの設立当初はあくまで小規模であったものの、今日ではスクリーニングのみならずパネル・ディスカッションやシンポジウム、WGA (Writers Guild of America)やMPEG (Motion Picture Editors Guild)などの会員によるセミナー、短編/長編/ドキュメンタリーの作品賞や観客賞を設けたコンペティションなど幅広く開催中。良作のアジア映画がより多くの観客に「発掘」される場として、年々その規模を拡大し続けています。

まず本年度のオープニングを飾ったのは、今年2月に行なわれたベルリン国際映画祭にて最優秀アジア映画賞を獲得した”Au Revoir Taipei (原題/台湾・アメリカ・ドイツ合作)”。ヴィム・ヴェンダース監督がエグゼクティブ・プロデューサーに名を連ねる本作は、映画制作の名門校USC (南カリフォルニア大学)出身のアーヴィン・チェンが監督を務めています。小気味良いテンポで綴られるロマンティック・コメディは、日本映画にも通じるポップな内容。今回のフェスティバルがLAプレミア会場となっており、当日は同監督やキャストも駆け付けました。

また北米プレミアとしてLAAPFFに登場の”The Actresses (韓国作品)”は、最終日の上映が予定されている注目作。日本でもファンの多いチェ・ジウを筆頭に、ユン・ヨジュン、イ・ミスク、キム・ミニ、コ・ヒュンジョン、キム・オクピンら6名の女優達が競演し、ファッション誌「Vogue Korea」での撮影風景が脚本なしのドキュメンタリー形式で撮影されている模様です。イ・ジェヨン監督が韓国を代表する女優陣にリレーインタビューを行い、彼女達の公私それぞれのペルソナに迫った内容になるとか。韓流ファンの方々には、必見の1本となりそうです。


会場のひとつとなったDGA本部。
そして気になる日本からは、浅野忠信/松たか子/妻夫木聡/広末涼子といった錚々たるキャストが集結した「ヴィヨンの妻~桜桃とタンポポ~ (洋題: “Villon’s Wife”)が上陸。太宰治による同名小説を原作に根岸吉太郎監督がメガホンを取った本作は、昨年度のモントリオール世界映画祭にて最優秀監督賞に輝いており、4月30日と5月5日のスクリーニングには多くのシネフィルが足を運んでいます。

更に、先のJapan Film Festivalにて上映された「ザ・ヒロサキ・プレーヤーズ (“The Hirosaki Players”/ ジェフ・ソーサ監督)」、日本にて撮影が敢行された「自転車 (“Bicycle”/ ディーン・ヤマダ監督)」の両作は、コンペティションの短編映画部門に堂々のノミネート。数ある良質な作品群より、日本関連作品が2作品も候補入りする快挙となりました。

また本年度のLAAPFFでは、2010年で生誕70周年を迎えるブルース・リーを偲んで「Bruce Lee, Cultural Icon: 70th Birthday Celebration」と題した トリビュート・イベントを実施。1972年製作の「ドラゴン怒りの鉄拳 (“The Chinese Connection” /aka “Fist of Fury”)」と翌1973年の「燃えよドラゴン (“Enter the Dragon”)」といった名作中の名作が上映されました。
特に5月1日に行なわれた「燃えよドラゴン」のスクリーニング後には、愛娘であるシャノンさんを始めとする親族や、彼に縁の深かった関係者によるパネル・ディスカッションを開催。その翌日には、妻のリンダさんやシャノンさんらを招いたマニア垂涎のパネル「Bruce Lee: The Family Man」も行われています。

ドラマにドキュメンタリー、文学作品からマーシャル・アーツと、映画良いとこ取りのLAAPFF。作品の製作本数が絞られているとされる今日のハリウッドに、アジアの新風が吹き込まれること必至の10日間となりそうです。今回ご紹介し切れなかったプログラム等は、ぜひ以下のウェブサイトよりチェックしてみて下さい。

【LAAPFF公式HP】



TEXT BY アベマリコ

投稿者 eigafan : 14:02 | トラックバック